個人手配もおすすめ!ケアンズ・キュランダ高原列車の旅

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個人手配もおすすめ!ケアンズ・キュランダ高原列車の旅

個人手配もおすすめ!ケアンズ・キュランダ高原列車の旅

更新日:2014/12/03 10:16

花瀬 めぐみのプロフィール写真 花瀬 めぐみ 女優、京都亀岡観光大使

オーストラリアの都市ケアンズからキュランダ村へとのびる「キュランダ高原列車」。
100年以上の歴史を持ち、観光列車として強い人気を誇る乗り物です。

キュランダ村はケアンズの中心から約20km 。
世界遺産でもある熱帯雨林を車窓から楽しむこともできるとあって、キュランダ高原列車を楽しむツアーが数多く扱われています。
そんなツアーが一般的なキュランダ高原列車の旅を、敢えて個人手配で楽しみましょう。

ケアンズの駅で切符を入手。

ケアンズの駅で切符を入手。

写真:花瀬 めぐみ

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キュランダ高原列車は、ケアンズとキュランダを一日2往復しています。

ケアンズを出発するのは朝8:30と9:30。これだけです。
便数が少ないこと、人気の観光スポットという事から、ツアーはいつも満員だと言いますが、それなら個人手配で行くにもかなり早くに切符を入手しなければいけないのでは…?
実はそうではありません。

キュランダ高原列車は、観光列車の意味合いが強い様に思われますが、実は生活の足として使っている人もいる一般的な鉄道でもあります。
ツアーと一般乗客の車両は分かれており、一般車両が混む事は稀だとか。
ゆったりと車内でくつろぐことが出来るのは、個人手配の大きなメリットです。

さて、ケアンズ駅で切符を入手しましょう。

ケアンズ駅のカウンターは朝8時に開きます。
ケアンズ市街地から見ると、“ケアンズ・セントラル”という大型ショッピングセンターの真裏にあるケアンズ駅。昼間ならばこのセントラルを突っ切って駅に行けるのですが、残念ながら列車の出る時間はまだ開店前。ぐるりと迂回して駅に向かいましょう。
ケアンズ駅の2番ホーム側に、キュランダ高原列車のチケットカウンターがあります。

チケットは全席指定。
ここでは後部車両の席を指定されることをお勧めします。
なぜ後部車両が良いのかはまた後程。

車内はとっても快適

車内はとっても快適

写真:花瀬 めぐみ

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車内は席もゆったりと広く、内装はとてもクラシカルです。
先頭のGE製ディーゼル機関車が牽引する14両の客車は、19世紀に作られた木造客車をリニューアルしたもの。時代を感じます。
キュランダ列車の開拓の様子を写した写真なども展示されているのでじっくり眺めてみるのも良いでしょう。

車内にはウォーターサーバーやトイレなども完備され、とても快適に過ごせます。

写真は一般車両ですが、キュランダ高原列車には更に快適で豪華な車両があります。
それが“KSRゴールドクラス”です。
ゴールドクラスは、いわゆるグリーン車。実は外観もグリーンの特別車両。
全ての座席が一人掛のソファで、心地よさは抜群です。

この車両に乗るためには一人につき48ドルの追加料金が必要。ゴールドクラス乗客である証のグリーンのシールを胸に貼って乗車します。
道中ワインやビール、ジュースはお代わり自由!
軽食もあり、更に特製ピンバッジや記念の絵葉書セットなどもプレゼントしてもらえ、何とも贅沢な気分が味わえますよ。

さて、いよいよキュランダに向けて出発です。

大自然の中をゆっくりと

大自然の中をゆっくりと

写真:花瀬 めぐみ

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出発して20分、列車は最初の停車駅、フレッシュウォーターに到着します。

通常、ツアーに申し込んでの乗車はこの駅が出発駅になることが多いので、ここでは大勢の乗客が乗り込んできます。
ツアー専用車両は、たいていの場合満席に近い乗車率のため、窓側の席が争奪戦になるそうですが、一般車両はさほど混む事もなくのんびりと旅を続けられますね。

さて、このフレッシュウォーター駅。
客車をアレンジした作りとなっており、とってもお洒落な駅です。
85年前の客車を使用したレストランは、旅行者は勿論地元民からも人気が高く、ケアンズ市街地からわざわざ朝食だけを食べに足を運ぶ地元民も多いのだとか。
ツアーの多くがこの駅を出発点にしているのも納得です。

ケアンズから出発した際は、残念ながら食事を楽しめる様な停車時間はないので、始発である8時半ケアンズ発の電車に乗って、フレッシュウォーターで朝食をとった後、次の9時50分発キュランダ行きに乗ってみるというのも素敵かもしれませんね。

また、ケアンズ市街地からフレッシュウォーターまでは市バスも出ています。
ここを出発点にするのも良いでしょう。
ただし、ケアンズ駅と違ってこの駅はツアー客でごった返しています。
チケット入手など、カウンターに並ぶ際は余裕をもっての行動を!

フレッシュウォーターを出発すると、列車は次第に熱帯雨林の中へと進み始めます。
山をゆっくりゆっくりと登っていく高原列車。
車窓を楽しみながらのんびりと時を過ごしましょう。

主に山中は木やトンネルばかりですが、いきなりパッと開けて絶景に出会える瞬間があります。
そんな時、車内アナウンスで「ここはビューポイントです」というお知らせをしてくれるのですが、このアナウンスは先頭車両がポイントに差し掛かった辺りで流されるので、前寄りの車両に乗っていると折角の絶景を見逃してしまう恐れがあります。
というわけで、おすすめなのが後部車両。
アナウンスが聞こえてからでもゆっくりカメラの用意が出来て、シャッターチャンスもばっちりです。
しかし、後部車両の本当のメリットはこの後訪れます。

巨大な滝、バロンフォール

巨大な滝、バロンフォール

写真:花瀬 めぐみ

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1時間40分の長い列車の旅の最大のハイライトがこのバロンフォールです。

世界遺産にも指定されているバロン渓谷国立公園の中心的存在であるこのバロンフォール。かつては海底だっという複雑な岩肌を、何本も枝分かれして滑る落ちる非常にダイナミックな滝です。圧・巻!の二文字は到底写真に収めることは出来ません。

バロンフォールステーションはまさにこの巨大な滝を鑑賞できる最高のスポット。
ここでは10分ほどの停車時間があるため、列車を降りて滝を見学することが出来ます。
バロンフォールステーションは長いプラットフォームがあるだけの駅ですが、その最もケアンズ寄り、この旅でいうところの後部車両側は、観賞用の高見台になっており、ここが滝を眺めるベストポジションなのです。
その為多くの乗客たちがこの高見台を目指して集まり、狭い高見台はあっという間に人だらけ…これでは記念写真もままなりませんよね。
そこで最初におすすめした後部車両です。

14両編成のキュランダ高原列車はおよそ全長300メートルもあり、前方車両から高見台まで歩くには少々時間を要します。
そのタイムラグでゆったり滝を楽しむためにも後部車両はオススメ。
特に最後尾なら目の前が高見台の登り口ですよ。

出発時間が近くなると警笛が鳴ります。
遅れない様に列車に戻り、終点キュランダへと向かいましょう。

キュランダ駅に到着

キュランダ駅に到着

写真:花瀬 めぐみ

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2時間近い列車の旅もいよいよ終わり、終点キュランダに到着です。
この駅は観葉植物に溢れたとっても可愛らしい駅。この建物も世界遺産に指定されています。

キュランダ村は、1960年頃からヒッピー達の集落として栄え始めました。その後観光業が盛んになり始めると、アボリジニグッズや伝統工芸などを扱うショップやカフェ等が増え、今ではケアンズ屈指の観光スポットとなっています。

こじんまりとした村ですが見どころは満載。
街歩きをしていると随所アイアン製のオブジェが見られます。ベンチや標識・ガードレールに至るまで、細かい装飾がなされており、可愛くてつい持ち帰りたくなってしまうほど。
そしてマーケットは必見です。
村には2つの大きなマーケットがあり、場内の多くのお店で珍しい民芸品やオリジナル商品が並んでいます。特に水、木、金、日は全ての店が開いているのでおすすめですよ。

他にもコアラをだっこできる“コアラガーデン”や、見ると幸せになれるという伝説の青い蝶々に会える“バタフライサンクチュアリ”など、楽しい施設が充実しています。
運が良ければ駅前でアボリジニダンスが観られるかも知れません。

キュランダ村での一時を楽しんでください。

キュランダ散策を終えてケアンズへ

村の散策を楽しんだ後はケアンズへと戻りましょう。

行きと同じくキュランダ高原列車で戻る場合は、朝の時点で往復のチケットを入手しておきます。戻りはキュランダ発14:00と15:30の2便があります。泣いても笑ってもこの2便だけなので絶対に乗り遅れないように気を付けておきましょう。ちなみにキュランダ駅出発時のホームアナウンスはありません。

他に、ケアンズからのキュランダ観光の復路でポピュラーなのは、スカイレールの利用です。スカイレールは、キュランダ村とケアンズ郊外のカラボニカを結ぶ空の道です。

「キュランダ」とは、先住民アボリジニの言葉で『静かな森のある村』という意味。
昼間は観光客でにぎわうこの村も、夜はその名の通りひっそりと静まり返ったまったく別の表情を見せてきます。

日帰りツアーが主なキュランダ観光ですが、そこは自由度の高い個人手配。
日程に余裕があればゆっくりキュランダで一泊…というのも良いかもしれませんね。

キュランダ高原列車は、クリスマスとメンテナンス日を除いて、年中無休で営業しています。
海外旅行でツアーじゃないなんて怖い!という方もいるかもしれませんが、一歩踏み込んでの楽しみにチャレンジしてみては?!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/09 訪問

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