真田幸村モチーフの豪華列車!しなの鉄道「ろくもん」で優雅な信濃路の旅を

真田幸村モチーフの豪華列車!しなの鉄道「ろくもん」で優雅な信濃路の旅を

更新日:2014/12/25 16:56

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
2014年7月、しなの鉄道が観光列車として世に送り出した「ろくもん」。列車には、地元の武将 真田幸村の赤備えをイメージした色と家紋をデザインしています。
「ろくもん」最大の特徴は、長野県の食材をふんだんに使った本格フルコースを楽しめるレストラン車両(2号車・3号車)。さらに停車駅では、様々な温かいおもてなしも受けられます。優雅な列車の旅ができる「ろくもん」。気になる車両や食事の内容は…!?

上田の戦国武将 真田幸村をイメージした「ろくもん」

上田の戦国武将 真田幸村をイメージした「ろくもん」

写真:安藤 美紀

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長野駅〜軽井沢駅間を約2時間20分で運行する、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」。
この列車名、戦国武将がお好きなら、お気付きの方がいるかもしれません。「ろくもん」の列車名は、戦国時代に活躍した上田の武将、真田幸村の家紋 六文銭(ろくもんせん)から付けられているんです。

ボディーカラーは、真田幸村の赤備え(赤色の武具)をイメージした重厚感を感じる赤色。さらに真田家の家紋三種(六文銭・結び雁金・州浜)は、ゴールドと黒でデザインされています。ピカピカに磨き上げられた「ろくもん」。日本一の兵として恐れられた真田幸村の華やかさと力強さが、よく表現されています!

「ろくもん」をデザインしたのは、JR九州の「ななつ星」をデザインした水戸岡鋭治氏。高級感がありながらクールで洗練された印象の「ろくもん」は、「ななつ星」を少し彷彿とさせます。「ななつ星」に乗ってみたいけど、やっぱり高嶺の花だよね…。そうお考えの方にも「ろくもん」はオススメ。

「ろくもん」の運行日は、土日祝日、夏(春)休みなど。※4月〜11月は金曜日も運行。1日3便運行します。

■ろくもん1号 軽井沢発(10:41)〜長野行き(12:59)
■ろくもん2号 長野発(13:25)〜軽井沢行き(15:41)
■ろくもん3号 軽井沢発(15:57)〜長野行き(17:38)
※長野〜軽井沢間を1往復半します。

【ろくもん1号車】木のプールや絵本も。ファミリーやグループ向き

【ろくもん1号車】木のプールや絵本も。ファミリーやグループ向き

写真:安藤 美紀

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「ろくもん」の中に一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界!
車内ではアップテンポのジャズが流れ、優雅な雰囲気。木材をふんだん使った車内からは爽やかな香りがします。五感すべてでゆったり寛げるよう設計されているんですね。

列車は全部で3両編成。1号車は乗車券+指定席プラン、2号車と3号車は食事ができるレストラン車両になっています。※ろくもん3号のみ、すべて乗車券+指定席プラン。

「ろくもん」の椅子やテーブル、床などにはすべて長野県産の木材を使用。1号車は主にカラマツ材を使用、2号車はスギ材、3号車はヒノキ材というように、それぞれ車両ごとに使われている木材が違うんですよ。見た目だけでなく、列車ごとに違う木の香りが楽しめるようになっているのも、嬉しい演出ですね。

1号車は、ファミリーやグループ向けに作られた車両。中央には木のプール&絵本がおいてあり、子供が遊べるよう工夫されています。さらに、お土産もここで販売。お土産は、日本三大紬の一つ上田紬の反物から作られたという、ろくもんオリジナルのポーチが人気です。オリジナルタグが入った和柄ポーチなので、外国の方にプレゼントしても喜ばれるでしょう。

【ろくもん2号車】車窓からの景色をゆっくり堪能

【ろくもん2号車】車窓からの景色をゆっくり堪能

提供元:ろくもん

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ろくもん2号車は、窓側を向いたカウンターやソファが置かれていて、車窓からの景色をゆったり眺められる配置になっています。
ここは食事ができる車両なので、の〜んびり景色を見ながら食事を楽しんでくださいね。

さて、テーブルの上にコロンとした突起物があるのがお分かりでしょうか?
これは、列車が揺れた時つかまることができるよう設計されたもの。これなら電車の揺れも安心ですね。至るところに細かな配慮があるのも「ろくもん」の特徴です。

【ろくもん3号車】気品に溢れた個室タイプ

【ろくもん3号車】気品に溢れた個室タイプ

写真:安藤 美紀

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ろくもん3号車は、障子で仕切られたボックスタイプ。
障子を閉めれば完全にプライベート空間になり、車窓からの景色も一人占めできるという、一番贅沢な作りになっています。内装にはヒノキがふんだんに使われていて、リラックス効果も大!

ここで使われている格子は、ななつ星と同じ格子職人によるもの。見れば見るほど渋い作りになっていて、まるで芸術作品のよう。“信州のななつ星”といった豪華な雰囲気なので、じっくり味わってください。
3号車の端には、車いす対応のトイレも用意されています。これなら、高齢者や赤ちゃん連れの方も安心ですね♪

食の匠が作る「ろくもん」の優雅な食事

食の匠が作る「ろくもん」の優雅な食事

写真:安藤 美紀

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「ろくもん」の魅力は、なんといっても食事!
ろくもん1号では洋食のフルコース、ろくもん2号では本格的な日本料理を味わうことができるんです。洋食と和食、選べるのが良いですよね。

ろくもん1号でいただける洋食は、こちらの2店舗によるフルコース。
・軽井沢にあるジャム専門店 沢屋の直営レストラン “こどう”
・日本の手作りチーズの草分けと言われる老舗チーズ店“アトリエ・ド・フロマージュ”

ろくもん2号でいただけるのは、小布施にある日本食の名店“鈴花”による本格和食。
2号車にはキッチンカウンターがあり、食事が終わると鈴花の板前さんがお抹茶をたててくれるという、粋なおもてなしがあるのでお楽しみに♪

トンネルの中ではあえて車内の電気を消して楽しんだり、景色の良い浅間山付近では、ゆったり眺められるようスピードダウンするサービスも。車窓からのんびり景色を眺めながら、豪華な食事をいただく。これが「ろくもん」の醍醐味です。

食事付きプランは、1人12,800円。選べるドリンク付き(お酒もあります)。ちょっとお値段は張りますが、ぜったいに食べて損はありません!

温泉茶・六文饅頭など。停車駅で待っている、様々なおもてなし

「ろくもん」のこだわりは、まだまだあります。
途中で停車する戸倉駅では、戸倉上山田温泉の源泉でいれたという“温泉茶”と“温泉コーヒー”が無料で振る舞われます。そして、戸倉でしか買うことが出来ない“六文銭まんぢう”は、ふわふわした薄皮に滑らかなこしあんがぎっしり詰まったお饅頭で、とっても美味!

また小諸駅では、「ろくもん」の客室乗務員さんがバスガイドのように駅前の花ひろば“停車場ガーデン”を案内してくれます。季節の花を眺めるだけでなく、隠れミッキーのような隠れ家紋◯◯を探す…そんなツウな楽しみ方も伝授してくれますよ。

一番長い時間(25分間)停車する上田駅では、ボランティアの方による上田甲冑隊剣舞披露や、ホラ貝を使った出発合図が行われます。“いざ出陣〜!”そんな戦国時代の気分を味わうことができますよ。(※こちらは不定期開催となります。)

停車駅では一旦電車から降りて、ぜひ様々なおもてなしを体験してください。「ろくもん」に乗車した良い思い出になること間違いなしです!


☆ろくもん プチお得情報☆
しなの鉄道が運営しているファンクラブ“しなてつファンクラブ”の会員になると、「ろくもん」の乗車料金が割引されます。こちらは、年会費 大人1人1,000円、小学生以下は1人500円。会員になると、好きな景品と交換できるポイントも貯まりますよ〜♪
※会員の登録方法は、下のMEMO(しなの鉄道ファンクラブ)をご参照ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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