写真:六三四
地図を見る桜島にある温泉では古いものとして黒神、有村、古里が記録が残り、江戸時代の文化・文政年間の「諸国温泉効能鑑」にも“薩摩桜島の湯”との記載があります。
西郷さんは明治9年(1876年)7月に有村温泉を訪れています。温泉地でのエピソードに関しては資料では確認はできませんでしたが大西郷全集や南洲全集などに有村温泉訪問が記されています。
鹿児島湾(錦江湾)を望む海岸沿いの風光明媚な温泉地であり別荘地としても利用され温泉保養地の1つでもあった有村温泉は大正3年(1914年)桜島の大噴火で埋没し現在では温泉地の面影は残っておりません。
写真:六三四
地図を見る有村温泉の浴舎などは現存していませんが温泉自体は現在も湧出しています。
干潮時の有村海岸は砂浜から温泉が湧き出し海に流れこんでいる様子を確認する事ができます。
そこで!この温泉に浸かってみようという事でシャベルを準備(笑)
同海岸の岩場でも温泉は湧出しているのですが足場が悪かったり岩をどかしたりと重労働が待っていますので楽な砂浜で挑戦です。
写真:六三四
地図を見る10cmほど掘るとじんわりと温泉が湧き出てきます。
しかし、深さはともかく入るにはそれなりに広げなければなりません(笑)
子供の頃に砂遊びで学んだ知識をフル活用してご自分の目的にあった浴槽を作ってください。足湯も良し、入浴するも良し。
但し衛生面に関してはあくまで自己責任です。
写真:六三四
地図を見る筆者はこの日は足湯を作ることに。
砂遊びをすること5分。
ご覧のような立派な?足湯が完成しました。
鹿児島湾を望む絶景の足湯。
この日は遠くに薩摩富士と呼ばれる開聞岳まで見え大満足。
泉温も42℃と適温でのんびり足湯を楽しめました。
西郷さんが砂浜を掘って足湯を作ったとは考えられませんが、もし近くに西郷さんがいたら「ドラ、オイモ、カセスッデ」(訳:どれ、私も手伝いますよ)と言ってくれたかもしれません。
写真:六三四
地図を見る有村海岸での温泉掘り。
満潮時は無理ですが干潮時を狙って挑戦してみては。
大人はシャベル、子供はスコップを持って有村温泉へGO!
【温泉名】有村温泉
【住 所】鹿児島県鹿児島市有村町有村海岸
【電 話】なし
【泉 質】不明
【適応症】不明
【立寄湯】なし
【時 間】干潮時(時季による)
この記事を書いたナビゲーター
六三四
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(2025/1/17更新)
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