東北新幹線の終着駅、新青森から無料の送迎バスで約1時間30分、八甲田山の神秘的な山道を超えると、奥入瀬渓流ホテルに到着します。バスから降りた途端に聴こえてくるのは、渓流のせせらぎと野鳥のさえずり。ここ奥入瀬渓流は古くから息づく森と渓流に守られてきた、自然豊かな十和田八幡平国立公園の特別名勝地なのです。
その中に佇む星野リゾート「奥入瀬渓流ホテル」のロビーラウンジには、岡本太郎の高さ8.5メートルに及ぶ彫刻“森の神話”が、天井まで吹き抜けた空間いっぱいに広がっています。奥入瀬渓流ホテルを愛した岡本太郎は、優雅で激しく流れる渓流と、巨大な樹木を飛び交い歌い交わす鳥たち、人間や森の妖精が踊る情景を思い描き、この”森の神話”のストーリーを彫刻したそうです。
ホテル到着早々、ロビーラウンジでは、青森名産のりんごを使った”お抹茶りんご”がウェルカムドリンクとして振舞われます。”森の神話”を鑑賞しながらいただく寛ぎの一杯は、甘酸っぱくてほっとする美味しさ。心も身体も温まるおもてなしからホテルステイは始まります。
奥入瀬渓流ホテルには、四季折々の日本料理が楽しめる「レストラン奥入瀬」と、彩り豊かな創作料理をビュッフェ形式で楽しむ「レストラン紅山」があります。
どちらも地産地消の食材を活かした多彩な料理が好評ですが、お薦めは、青森の郷土料理から、海の幸、目の前でシェフが焼き上げるステーキやりんごの天ぷらなど、連泊しても食べ切れないほど種類の創作料理が並ぶ「レストラン紅山」での夕食ビュッフェです!
前菜、メーン、スイーツ、主食、季節の特別料理が、ゆったりとした空間にそれぞれ分かれていますので、食べたい料理まで並んで待つようなこともない、とても選びやすいビュッフェスタイル。しかも、それぞれのコーナーでのお薦め料理を、席に着いた途端スタッフの方が説明してくれます。ビュッフェでは珍しい嬉しいおもてなしですね。
写真は奥入瀬の森をモチーフに、約10種類の野菜をシェフが目の前で華麗に盛りつける「森のサラダ」。春は山菜、夏は野菜のテリーヌ、秋はきのこへと季節とともに変わる心のこもった一皿です。森の恵みで作る新感覚デザートも、春はふきのとう、夏はアスパラ、秋はお米と、季節を感じる大地の恵みをシェフが目の前で美しく仕上げてくれます。
南八甲田の山中にある猿倉温泉(さるくらおんせん)から、湯を引く奥入瀬渓流ホテルの温泉は、大きな窓いっぱいに奥入瀬の四季が広がる「展望岩風呂」、りんごなど季節の自然を取り入れた変わり湯もある「展望大浴場・渓流露天風呂」など、ホテル内で異なる景観を楽しめる癒しの温泉が3種類。
硫黄を含んだ猿倉のお湯がもつパワーを最も感じられるのが、写真の源泉かけ流しの秘湯「八重九重の湯」。ホテルから専用バスで10分ほどで到着する、宿泊者専用の絶景露天風呂なのです。奥入瀬渓流の九重の瀧と、四季折々の自然に囲まれた混浴露天はとても気持ち良く、ゆるゆると心がほぐされていきます!混浴と言っても無料の湯あみ着が用意されていますし、1日に数時間ですが女性専用時間もありますので、ぜひ入湯してみてください。
夜は小さな灯りでライトアップされ幻想的な雰囲気。湯上り後も身体からほのかに硫黄が匂いたつ白い濁り湯は、ホテル内の温泉とはまた違った魅力がありますよ。
奥入瀬渓流ホテルの庭には、渓流沿いを散策できる遊歩道やベンチがあり、渓流側の部屋の窓からは奥入瀬の四季の景観が広がります。
ぜひ早起きをして滞在中にしか味わえない、陽が昇ったばかりの渓流沿いの散策を楽しんでみてはいかがでしょう。幻想的で静かな朝が広がっています。ホテルの専用ガイドが案内する本格的な早朝奥入瀬渓流散策や、200種類以上の苔をルーペで鑑賞するアクティビティプランなども、季節に合わせてたくさん用意されています。
ホテルから奥入瀬渓流の雲井の滝までは、散策スポットを周遊する宿泊者専用の無料シャトルバスも、朝5時から1時間に1本運行されています。奥入瀬渓ホテルステイだから楽しめる、心に残る旅をぜひお楽しみくださいね。
四季折々の移ろいを楽しめる星野リゾート「奥入瀬渓流ホテル」は、2014年11月25日(火)12:00〜冬季休館中ですが、2015年4月17日(金)オープン以降の宿泊予約やお問い合わせは受け付けています!(詳細はMEMOのリンク先でご確認ください)
春には新客室も登場する「奥入瀬渓流ホテル」へ、ぜひ芽吹の季節を楽しみに、温もりと寛ぎの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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(2024/10/10更新)
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