写真:おしみ ゆかり
地図を見る茨城出身の私が自信を持っておすすめするのが、ここ菊蓮寺の千手観音立像です。観音堂の天上ぎりぎりに聳え立つ圧巻の迫力。像高3.5m!茨城県第2位の巨像です。檜材の寄木造り。
このあたりは金砂の合戦があり、 源氏の焼き討ちにあいました。 脇侍の不動明王と毘沙門天は背負って持ち出し無事でしたが 千手観音さまは大きすぎて持ち出せず焼損したため 鎌倉時代に新たに造られたと考えられています。脇侍の不動明王と毘沙門天は平安後期のもの。
住職のトークもお聞き逃しなく!
菊蓮寺:茨城県常陸太田市上宮河内町3600
写真:おしみ ゆかり
地図を見る県指定文化財の仁王像が睨みを利かせる仁王門をくぐると、ぽつんとある収蔵庫。中には県指定文化財の薬師如来さまがいらっしゃいます。平安後期の作。光背には最上部に大日如来、左に6躯、右に5躯の飛天が付いていて、とても美しく優雅な薬師さまです。カヤ材の一木割矧造りと云われてきましたが最近ヒバである事が判明しました。西光寺は、真言宗豊山派の寺院でしたが、明治時代になって無住になってしまい現在にいたります。
大正12年の火災により、現存する仁王門を残し、本堂や薬師堂などの主要な建物は焼失。薬師さまと仁王像は地元の方々によって運び出され無事でした。
西光寺:茨城県常陸太田市下利員町957
写真:おしみ ゆかり
地図を見るまずはその立派な楼門に驚きます。中では、可愛いらしい仁王さまが睨みをを利かせて居ます。
大里町北部にある天台宗の寺院で正式名称は「光明山安養寺来迎院」。 この場所にはもともと真言宗「貴富山阿弥陀院安楽寺」という寺院があったのですが、当時の住職が仏教の規律を破って追放され、廃寺に。現在は無住で大里町の町内会の人たちが守っている為、拝観出来るのは1年でこの集中曝涼の日のみ。
また、立派な阿弥陀堂本堂には 本尊の木造阿弥陀如来坐像が。半丈六の寄木造りで、鎌倉時代初期に関東北部で造られたと考えられるそうです。
来迎院:茨城県常陸太田市大里町3708
写真:おしみ ゆかり
地図を見る中染阿弥陀堂は東金砂山東清寺の末寺で、阿弥陀如来を本尊とする阿弥陀院が置かれて居ましたが、元治元年(1864)に戦いで火災にあい、建物は紛失。本尊だけを地元の人達で守っています。阿弥陀さまは像高164.2cmのほぼ等身大の鉄仏。2014年、仏像としては茨城県内で92年ぶりに重要文化財に指定されました。
中染阿弥陀堂:茨城県常陸太田市中染町23
写真:おしみ ゆかり
地図を見るそれぞれのお寺では様々なおもてなしが用意されています。石窯ピッツアにさしみこんんにゃく、地酒に、蕎麦、などなど。青空の下で食べる石窯ピッツアは格別です!
<おもてなしの一例>
菊連寺→石焼窯ピザ販売
西光寺→麺匠常陸による蕎麦、うどんの販売
来迎院→富永酒造、金砂郷食品による地酒、納豆の販売
他にも青連寺の阿弥陀如来立像や、正宗寺の十一面観音坐像など、貴重な仏像が公開されています。
観光は車がおすすめです!観光周遊レンタカーの割引サービスも行っていますので、3日前までに常陸太田市観光案内センターにお申し込みください。
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この記事を書いたナビゲーター
おしみ ゆかり
仏像やこけしなどの伝統工芸品、郷土玩具など、その土地でずっと守られているものに魅力を感じ、その土地を訪れるのが大好きで良く旅に出ます。旅先で出会った、美味しいものや可愛いものなども、紹介していければと…
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(2025/2/13更新)
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