写真:高橋 しゅう
地図を見る樹氷を見るには蔵王温泉街からロープウェイに乗り、地蔵山頂駅へ行くのが一般的です。温泉街の駅からロープウェイに乗ると、まずは樹氷高原駅に到着します。そしてロープウェイを乗り継ぎ、地蔵山頂駅を目指します。
樹氷高原駅から先の車窓は、眼下に樹氷原が広がり、すばらしい樹氷を見ながらの空中遊覧が楽しめます。そして標高1,660mの地蔵山頂駅に到着します。
写真は地蔵山頂駅付近のロープウェイです。気温が低い為にロープウェイの支柱も凍っています。この時の気温はマイナス10度前後でした。
写真:高橋 しゅう
地図を見るロープウェイの駅舎の上は展望台になっていて、広大なパノラマを楽しむことができます。眼下に広がる樹氷原と、天気の良い日には山形周辺の市街地、さらにその向こうには山形を代表する山、月山まで眺めることもできます。周辺からは反対側の宮城県側も望め、遠くの仙台市街地まで見えることもあります。
樹氷原には無数の木々が雪と氷で覆われて立ち並び、その光景は圧巻です。尚、展望台は屋外にあり外は氷点下です。寒さが苦手な方は建物の屋内から見ている方もいます。(但し、パノラマは外の展望台からが良いです。)
ちなみに蔵王とは、山形県と宮城県にまたがっている蔵王連峰の山々と、その一帯を指した総称です。一般に山形県側を山形蔵王、宮城県側を宮城蔵王(みやぎ蔵王)と呼んでいます。
写真:高橋 しゅう
地図を見る地蔵山頂駅の周辺には樹氷原が広がっていますので、是非とも近くで観察してみて下さい。樹氷はアオモリトドマツの木に付着した氷や雪が成長して形成され、12月頃から徐々に成長して例年2月にその大きさのピークを迎えます。
この頃の樹氷は近くで見ると結構大きく、自然が造りだしたその形はまさにアイスモンスターと言える姿です。(写真は2月上旬に撮影したものです。)
尚、樹氷のできる条件は、蔵王ロープウェイのサイト内に記載されていますので、詳しく知りたい方はそちらを参照下さい。
写真:高橋 しゅう
地図を見る山形蔵王の一帯にはスキー場が広がっています。地蔵山頂駅周辺もゲレンデになっていて、スキーヤーが樹氷原の中を滑っています。スキーやスノーボードをされる方は、樹氷と山々の眺望を見ながらの滑りが楽しめます。
勿論、スキーをしない方も駅周辺やゲレンデに沿って樹氷が楽しめます。但し、ゲレンデではスキーヤーの邪魔にならないように楽しみましょう。
写真:高橋 しゅう
地図を見る写真は、ロープウェイの途中の乗り継ぎ駅、樹氷高原駅付近から撮影したものです。一帯の山一面に樹氷原が広がっており、その規模を感じることができます。ここからは樹氷原を見上げるような眺望となり、地蔵山頂駅周辺とは、また違った角度から楽しむことができます。
山形蔵王の樹氷は、12月に入りピークの2月に向けて成長を続けて次第に大きくなり、樹氷見学のシーズンは概ね12月下旬から3月上旬までとなります。無数に並ぶ樹氷の風景はとても見る価値があると思います。山形には温泉地もたくさんありますので、温泉と雪見と樹氷見物に山形へ出掛けてみてはいかがでしょうか。
尚、年末年始や1月の週末や樹氷のピークシーズンの夜には、樹氷のライトアップ企画を実施しており、日中とは違った幻想的な樹氷を楽しむこともできます。
蔵王ロープウェイ
蔵王山麓駅〜樹氷高原駅〜地蔵山頂駅
往復運賃(通し):大人2,500円 子供1,250円
※片道や区間毎の設定もあります。
運行時間 :8:15〜16:45(蔵王山麓〜樹氷高原)
:8:30〜16:30(樹氷高原〜地蔵山頂)
※冬期の場合
所要時間 :各区間共に約7分
蔵王温泉へのアクセス
JR山形駅より路線バスが出ています。
※約40〜60分毎、所要時間35〜45分 片道980円
冬期は仙台駅より予約制の直行の高速バスが出ています。
※1日2便 所要時間1時間40分 片道1,500円
車の場合は山形自動車道の山形蔵王インターチェンジ利用が便利です。
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(2024/12/2更新)
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