浅草、東京スカイツリーなどがあり、国内外から旅行者が数多く集まる東京都台東区。庶民の町、江戸文化発祥の町としても知られ、下町情緒があふれる場所です。
そんな台東区にあるゲストハウス「toco.(トコ)」は、世界を旅した20代の若いチームが、築90年の古民家を改装して2010年10月に立ち上げた宿。和の良さを大切に残したまま、モダンなテイストを加えた外観とインテリア。かわいい看板や小さな装飾など、一つ一つにセンスの良いこだわりが感じられます。
場所は東京メトロ日比谷線入谷駅からすぐで、歩いて3、4分。JR鴬谷駅からも徒歩10分と、旅行者にとって嬉しいアクセスの良さ。銭湯やコンビニも近いので、滞在するのにとても便利な環境です。
夕方から夜のチェックイン時には、気さくなスタッフが手厚く出迎えてくれます。支払いは現金のみ対応なので注意。
チェックインすると、一泊につき1杯無料でウェルカムドリンクをもらえます。ちょうどその時間帯には、国内外から訪れた旅行客達が1階のリビング&バーで楽しくおしゃべりしていることでしょう。部屋に荷物を置いたら、好きなドリンクを頼んでみんなの会話の中に交じるのもいいですね。
異なるバックグラウンドを持つ人達と気軽に交流できるのも、ゲストハウスならではの楽しみ。初めて会う者同士、会話の中で新しい世界を発見できるかもしれません!
受付のあるリビングとは別棟になっている古民家の宿泊施設は、古き良き雰囲気を残したまま、使いやすくきれいに改装されています。
広々とした大きな2階建ての母屋。1階にはキッチンとシャワー室、畳部屋の個室、混合ドミトリーやパソコンスペースなどがあり、2階にはベランダの付いた女性用ドミトリーがあります。ドミトリーのベッドの下には、荷物を収納できる扉付きのスペースが。南京錠を持っていると鍵をかけることができて安心。
キッチンの冷蔵庫や食器、調味料などは自由に使えるので、自炊にも便利。お米も一合ずつ買うことができます。
toco.で要チェックなのが、広い日本庭園の中庭から見える富士山!何のことかと言うと、ここには重要有形民俗文化財の富士塚「下谷坂本富士」があるのです!
富士塚とは、いわゆる富士山のミニチュア版。江戸時代に富士山へなかなかお参りに行けなかった関東地方の信仰者達が、近場で登山できるようにと造った人工の山です。富士山から運ばれた溶岩が積み上げられて出来ており、富士登山と同じご利益があると言われています。
1828年に建造されたこの富士塚は、実際は宿のすぐお隣「小野照崎神社」の敷地内にあり、中庭から見える部分はちょうどその裏側に当たります。毎年大祓と富士山の開山に合わせて6月30日と7月1日の2日間、一般解放されて登拝できます。
学問・芸能の神様として知られる小野照崎神社は、かの渥美清さんが願をかけて成功したことでも有名。宿に滞在している間に訪れてみてはいかがでしょう。
チェックイン前、旅行客が一時途切れるお昼の時間。1階のリビングに、おだやかな陽の光が心地良く入って来ます。夜とはまた違った顔を見せる、明るく開放感のある落ち着いた空間。そんな贅沢な雰囲気の中で、宿泊客以外も楽しめる趣向を凝らした様々なイベントやワークショップが頻繁に行われています。
作家さんによる小物などの作品展示販売のイベント「トコ展」や、アクセサリー作りのワークショップ。昼間だけでなく、夕方からも盛りだくさん。定期的に行われている「toco.ごはん」では、毎回異なるシェフがおいしい料理を振る舞ってくれます。その他、ミュージシャンを招いて行うライブイベントも。
イベント情報は、toco.のウェブサイトからチェックできるのでお見逃しなく!
都会にいながらにして、和のアットホームな雰囲気を存分に味わえるtoco.の宿。
スタッフが手作りで用意してくれる、おにぎりとお味噌汁の朝食もおすすめです。
徹底して清潔に保たれた施設内と、笑顔を絶やさず親切できめ細やかな対応をしてくれるスタッフ達。そのホスピタリティーに、「世界を魅了する宿を創る」という心意気を感じます。海外からの旅行者とも気軽に接することができたり、家族連れもOKで広い年代に支持されているのも魅力。
こちらの宿と同じ系列の二号店、台東区蔵前にある「Nui.(ヌイ)」は、設備も大きく洋風でtoco.とはまた全く違った雰囲気。泊まり比べてみるのも楽しそうですね。
海外のサイトなどでもとにかく人気で、キャンセル待ちでやっと泊まれたとの声も。toco.、Nui.とも油断しているとすぐに埋まってしまうので、予約はできる限りお早めに!
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(2024/4/20更新)
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