大泉町には富士重工業や三洋電気等の企業の工場があり、1990年以降、日系外国人の方を積極的に受け入れて来たことにより、日系ブラジル人や南米系の方が多く暮らすようになりました。
それにより故郷での生活を懐かしむ外国の方向けに、ブラジル料理のレストランや商店が増え、ブラジルタウンと言われる町になりました。
その大泉町へ電車で行く場合の玄関口は、東武小泉線の西小泉駅になります。電車の中でも、ちらほら日系人の方を見かけます。そして小さな終着駅を出ると、駅前にも写真のようなポルトガル語の看板を掲げた商店が建ち、ここがブラジルタウンであることを感じます。
大泉町 西小泉駅へのアクセス
東武伊勢崎線の館林駅にて東武小泉線に乗り換え、終点西小泉駅下車
※詳細は東武鉄道のホームページを参照下さい。
写真:高橋 しゅう
地図を見る日系ブラジル人の多いこの町では、町の各所にポルトガル語の表示がされています。お店の看板を始め、駅の案内や、ゴミの出し方まで色々な所でポルトガル語を見かけます。
外国人向けの商店では、商品は日本の品物でも値札の表示がポルトガル語になっています。
写真は、西小泉駅前にある青果店です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る町中では外国人向けの個人商店のみならず、大きなスーパーマーケットもあります。
ポルトガル語の看板はもとより、お店の中はブラジルや南米の商品を中心に取扱い、店内の表示も日本語は無くポルトガル語のみとあって、買い物をされている外国の方々とあわせて、まるで自分が外国にいるような感覚になります。
日本では見かけない品々が沢山あり、肉が大きな塊で売られていたりと、見ているだけでもとても楽しめます。
外国のお菓子屋や飲み物も販売していますので、お土産を買うのも良いと思います。
写真:高橋 しゅう
地図を見る大泉町の隣町、千代田町には日本一の流域面積を誇る利根川が流れ、対岸は埼玉県妻沼町となり、川が県境となっています。
この利根川に今では珍しくなった渡し船が残っていて、地元の方々の足となっています。そして渡し船は、群馬県館林市と埼玉県熊谷市を結ぶ県道の一部の役割を果たしていて、無料で利用することができます。
写真:高橋 しゅう
地図を見るこの辺りは利根川の中流域になりますが、川幅は400m程あります。そこを定員20名程度の小さな渡し船が、群馬県と埼玉県を約5分で結んでいます。
大河・利根川の川面や遠くに上州の山々を見ながら、小さな船旅を楽しむことができます。群馬県側から出発して埼玉県側へ渡り、折り返し乗船しても良いですし、埼玉県側を散策してから群馬県側へ戻っても良いと思います。
船は通常、群馬県側で待機していて埼玉県側から乗る際は、合図になる旗を揚げて、迎えに来てもらう仕組みになっています。
尚、利根川の渡し船は、赤岩の渡しの他に、群馬県伊勢崎市と茨城県取手市等にも残っています。
赤岩の渡し
運航時間:午前8時30分〜午後5時(4月〜9月)
午前8時30分〜午後4時30分(10月〜3月)
※年末年始は運行時間短縮
※荒天時は欠航となります。
所要時間:片道約5分
料金 :無料
アクセス:東武伊勢崎線館林駅から赤岩渡船行他、路線バスがあります。
対岸の埼玉県側は、葛和田からJR熊谷駅までの路線バスがあります。
※時刻等の詳細は千代田町のホームページを参照下さい。
群馬県の小さな町にあるブラジルタウンには、紹介したお店以外にもポルトガルの看板を掲げた商店が各所にあり、またブラジル料理のお店も多く、異国気分を味わうことができます。
ブラジルの香りを感じるOIZUMI TOWNと、利根川を渡る小さな船旅へ出掛けてみませんか。
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(2023/12/8更新)
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