写真:凜風 杏花
地図を見る栗林公園は、四百年近い歴史を誇る江戸初期の回遊式大名庭園で、高松藩主の松平家が100年以上代々に渡り別邸として作り上げたもの。文化財庭園として最大の広さと、四季折々の花や手入れの行き届いた松の美しさは、特別名勝と呼ぶにふさわしいものです。ちなみに、回遊式庭園(かいゆうしきていえん)とは園内を回遊して鑑賞する日本庭園の形式のひとつ。
日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」ではなんと「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三つ星に格付けされているそう!
高松駅からはJR、バス、電車などで行く方法がありますが、バスなら写真の東口(大きい方の門)のすぐ前に停車するので便利です。複数の路線が通りますので、詳しい時間は「ことでん」のホームページで確認してください。
写真:凜風 杏花
地図を見る歴代のお殿様は池に舟を浮かべ、移りゆくお庭の景色を楽しんだと伝えられています。初代高松藩主はあの水戸黄門様の兄君である松平頼重(よりしげ)公。
南湖を周遊する千秋丸という小さな和舟に乗船し、船頭さんの解説を聞きながら眺める庭園は、ことさら優雅で特別な気分に☆ また詳細な解説は園内散策にとても役立ちます。
滞在2時間の間に、晴れ→雨→雪→また晴れといろんな景色を見せてくれた栗林公園。雨や雪の場合は、写真のようなカッパも用意されています。菅笠は熱中症予防や鳥の糞の落下除けにもなるので、天候にかかわらず着用します。
乗船券は東門の入場券売り場で当日分を販売していて、あらかじめ購入する必要があります。乗船についての詳細はホームページを参考にしてください。
提供元:香川県観光協会
http://www.my-kagawa.jp/南湖に浮かぶ小さな島のひとつは杜鵑嶼(とけんしょ:杜鵑花とはサツキの漢名)と名づけられ、文字通りサツキの島。
長年の刈り込みで偶然ハート形になったサツキ(一番手前)が「恋ツツジ」の愛称で呼ばれるようになり、特に恋人達に大人気! 舟に乗っていたカップルからは「おお〜」という声があがるほどで、春には写真のように一面ピンク色になりますので、恋愛運アップを願う方はぜひ探してみてくださいね♪
写真:凜風 杏花
地図を見る掬月亭(きくげつてい)は歴代の藩主が使用した茶室で、数奇屋づくりの建物。名前の由来は、唐代の詩の中の「水を掬(きく)すれば月手にあり」…両手で水をすくうと夜空の月が手の中に(映って)あるの意味…の一句から取ったものといわれています。園内の中心的な建物で、特に「掬月の間」から南湖を望む景観はすばらしいものです。
ここでは通常、抹茶や煎茶が楽しめるほか、四季折々にお茶会や演奏会など様々なイベントが行われていて、昼食(要予約)なども頂けます。
詳しくは公園ホームページの「美味堪能」でご確認ください。
写真:凜風 杏花
地図を見る南湖の広さは約7,900平方メートル。園内の池の中でも最も力を注がれたところで、後方に見える紫雲山を背景とし、小さな島々や橋などが配され、池には鯉がゆったりと泳いでいて、まるで絵のような景色!
多くの大名庭園の池には、不老不死を願い「蓬莱島」という島が造られていますが、蓬莱島とは、不老不死の秘薬を持つ仙人が住むという中国の伝説の理想郷。南湖の蓬莱島は岩だけで作られており、石組みを築く珍しい作庭技法から「仙磯(せんぎ)」と呼ばれています。
歴史ある「栗林公園」は四季折々の景色が素晴らしく、特に春の桜や秋の紅葉のライトアップなどは見ごたえも充分です! ミシュランにも認められた天下の名園を、あなたも大名気分でのんびり散策してみませんか(^^)
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(2024/12/5更新)
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