写真:橘 凛
地図を見るトラカイという古都にあり、湖の上に浮かぶトラカイ島城。
中世ヨーロッパでは、隣国ポーランドと共に強大なパワーを誇っていたリトアニア。トラカイ島城は、ドイツ騎士団に対抗する要塞として建てられたものです。現在は、その愛らしい姿と風光明媚な湖で、リトアニアで最も人気の観光地になっています。
高緯度にあるリトアニアは、長く明るい夜の夏は、バカンス地として賑わい、反対に、冬は妖精が現れそうな幻想的な雰囲気に包まれます。写真は、雪に包まれた夕刻のトラカイ島城。鏡面のように美しい湖は一見の価値あり!
首都ヴィリニュスから、直通電車もしくはバスでのアクセスが可能。約30−40分で到着するので、日帰り旅行にぴったりです。
写真:橘 凛
地図を見るリトアニアで最も有名な日本人といえば、第二次世界大戦下、リトアニア領事館で活躍した杉原千畝外交官です。日本でも過去にドラマ放送がされたり、2015年12月には唐沢寿明さん主演での映画が封切られます。
国を追われたユダヤ難民に対し、日独同盟下の厳しい状況において、日本の通過ビザの発行を英断した杉原外交官。そのビザによって、六千人を超えるユダヤ人の命が救われたといわれています。その偉業は後年讃えられ、イスラエルでは「正義の人賞」を受賞、記念切手も発行されています。
カウナス市内の小高い丘の上にある記念館内では、当時の領事館の様子が手に取るようにわかり、また、日本語でのビデオ上映もされています。首都ヴィリニュスから、直通電車またはバスでのアクセス方法があり、所要時間は約1時間半です。開館時間が短く、5月〜10月の夏期は無休ですが、11月〜4月の冬期は土日が閉館なので、注意が必要です。
リトアニアに来たら、日本人として必ず訪れたいところです。
写真:橘 凛
地図を見るリトアニアは、世界遺産を4つ有する国。そのうちのひとつが、首都ヴィリニュスの旧市街です。その美しい街並みは、世界遺産登録されているヨーロッパの街でも最大級規模で、「小さなローマ」と呼ばれることも!
写真は、街を代表する建造物のひとつ、ヴィリニュス大聖堂。鐘楼が独特ですね。
その他にも、博物館にもなっているリトアニア大公宮殿、街を一望できる高台にあるゲディミナス塔、現存する唯一の城壁である「夜明けの門」など、旧市街を歩いているだけでも、その豊かな歴史と建築様式に驚くはず。「夜明けの門」の内部は教会になっており、奇跡を起こすといわれるマリア像が祀られていて、お祈りを捧げる市民の姿が絶えません。
最近、日本でも話題を呼んでいる、どこかノスタルジックで手作り感満載のリトアニア雑貨を扱うお店もあちらこちらに見られます。暖かい季節は、花々が咲き誇る庭園のある大統領官邸もおすすめです。
リトアニアでは、ご当地に長く伝わるグルメを試してみましょう!
代表的なものは、ツェペリナイと呼ばれるジャガイモのお料理(写真参照)。モチモチとしたお餅のような味わいが新感覚です。中には肉団子が入っていて、付け合わせのサワークリームと一緒に食べるのが地元流。
また、特産物である黒いライ麦パンをくりぬいた中に入っているキノコのスープや、リトアニア風餃子のコルドゥーナイなど、日本人の味覚に合う優しい味で人気です。ぬくもりあふれるリトアニアグルメをご賞味あれ!
いかがでしたか?
リトアニアの見逃せない観光スポットをざっとご紹介しましたが、リトアニアの魅力が伝わったのではないでしょうか?
まだまだ観光地としては知られていませんが、素朴であたたかな魅力たっぷりのリトアニア。次の旅行の行き先の候補に入れてみられてはいかがでしょうか?
この記事を書いたナビゲーター
橘 凛
イタリア在住ライターの橘 凛(たちばな りん)です。南欧をメインに、ヨーロッパ最新情報を現地の声たっぷりにお届けします。いつもよりちょっと贅沢したいセレブな旅、短時間でもフットワーク軽く効率的に楽しむ…
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