写真:ミセス 和子
地図を見る「忠烈祠」は、国のために活躍した33万人の英霊が祀られている追悼施設です。1945年の第二次世界対戦終戦後、植民地時代の日本の神道信仰の痕跡をなくすために名称が「護国神社」から「忠烈祠」に改められました。
現在の忠烈祠は、1969年に故宮の大和殿を模して建設されたものです。北安路に面した大門をくぐると、目の前には白い広々とした石畳が広がり、赤い屋根が美しい大殿が目に入ります。ここは静かで神聖な空気が漂っています。大声でのおしゃべりや喫煙は禁止されていますよ。
写真:ミセス 和子
地図を見る「衛兵交代式」は、午前9時から始まります。大門から5人の兵士が大殿に向かって行進します。真っ白い制服・制帽に身を包み背筋を伸ばし、脇目もふらず、ガチャーン、ガチャンと軍靴を鳴らしながら歩く姿は一見の価値がありますよ。
石畳にもくっきりと線が出来るくらい、行進が繰り返されているのが分かります。衛兵交代式を見に沢山の観光客でいっぱいになりますが、護衛の係員が付いて警備にあたっています。
衛兵交代式は午前9時から1時間毎に始まります。最後の交代式は16時40分に始まり17時で終了、衛兵交代にかかる時間は約20分です。
写真:ミセス 和子
地図を見る大殿に到着した儀杖兵隊は任務に当たっていた衛兵2名と合流し、殿内の位牌に向かって敬礼します。そして重そうな銃を交換したり、高く上げたり、バトンのように回す一連の儀式を終えた後に、次の担当者2名を残し、また5名の隊列を組んで大門へ戻っていきます。
全員の息もピタリとあって、素晴らしい交代式に観客から拍手が沸きあがります。
写真:ミセス 和子
地図を見る陸、空、海軍から選抜された兵士の条件は、高卒以上で犯罪歴がなく、身長175p〜195p、体重65kg±1kgと言う厳しいもの。選ばれるのはその難関を通過した者のみで、尚且つ厳しい訓練を成し遂げた兵士のみがなれるのです。
高身長で容姿が良く、優秀、三拍子揃った兵士の行進や交代式はとても魅力的ですよ。忠烈祠に入ったら写真撮影は良いですが、くれぐれも兵士に触れてはいけませんのでご注意ください。
写真:ミセス 和子
地図を見る忠烈祠の入り口の大門に2名、大殿に2名の兵士がこのように守護しています。一新微動に動かず、瞬きも制限されるほどで、おもちゃの兵隊さんの様に見えます。
護衛の係員が汗を拭いたり、間近でシャッターを切る観光客から兵士を見守るシステムになっているそうです。
住所:台北市北安路139號
電話番号:02-2885-4162
アクセス:MRT圓山駅からタクシーで約5分
定休日:3月28日、9月2日 (3月29日、9月3日は午後のみ開放)
営業時間:9:00〜17:00
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
ミセス 和子
北海道札幌市に住んでいます。北海道の素晴らしい自然や、道産食材を使ったグルメ、温泉やイベントの紹介をしています。北海道の素晴らしさを全国に発信できればと考えています。宜しくお願いします。
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