写真:ふるかわ かずみ
地図を見るご祭神は倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)で食物を司る神。五穀豊穣の神として知られています。狐=お稲荷さんのイメージが強いですが、狐が神様なのではなく、あくまで神様の使いです。また、稲荷というのは、もともとは「稲が成る」ということから稲荷と呼ばれています。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るそのお狐さん、早速鳥居入口でお出迎え。一般の神社では通常狛犬が多いですが、ここはやはり稲荷神社です。
そして、ここがポイントですが、ここのお狐さんが加えているのは「稲穂」。通常「稲穂」のほか、「巻物」や「玉」「鍵」などがあります。それぞれ意味はありますが、今回の稲穂はやはり五穀豊穣を表しています。
そしてよく見ると足元には子狐も?!微笑ましい親子に思わず笑みがこぼれます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る入口には立派で華やかな楼門がお出迎え。神池をまたぐ朱色の橋との景観も素敵です。
楼門の両サイドにたたずむ二体の髄神は、佐賀県伝統工芸の有田焼で作られているそうです。また、壁面には柿右衛門の菊、今右衛門の牡丹、そして緑地金襴手の大磁板がはめ込まれていて、佐賀の伝統工芸や技術がふんだんに発揮されています。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る楼門をくぐって突き当たりにあるのが御神楽殿(おかぐらでん)です。一見こちらが本殿のように間違われやすいのですが、本殿は右手の階段をあがった場所に。
豪華絢爛という言葉がピッタリな、華やかで装飾された建物は、さきほどの楼門同様、総漆塗りの極彩色で気分もアップさせてくれます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るさて、神楽殿で参拝が終わると、本殿へ続く「登り参道」の名の通り、階段をのぼっていきましょう。
階段には無数の風鈴が供えつけられ、風のゆらめきと共に一斉に鳴り響く鈴の音がなんともいえず軽やかな気持ちにさせてくれます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る登り切ると本殿があります。昭和24年の火災によって焼失した後、昭和32年に再建されたそう。
本殿前からは、眼下に広がる境内が一望できます。そして本殿の見どころは天井画!彩色豊かな二羽の鳳凰が舞う絵は見入るほどの美しさです。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るそして盛り上がる行事のひとつが、毎年2月3日に行われる節分祭。境内にステージが設置され、午前10時から午後2時までの1時間ごとの計5回、豆まきが行われます。その時間前になるとステージ前には参拝客があふれんばかりに集まり、期待に胸を膨らませてその瞬間を待ちます。
そのお目当ては、災いをはらい、福を呼ぶといわれる「福豆」。運よくゲットできたらその年にはいいことがあるかも?!ただし豆まきが始まると、おしくらまんじゅうのように押し合いになるので、けがをしないよう気をつけましょう。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る節分祭に続き、初午(はつうま)祭も、祐徳稲荷神社の外せない年間行事です。2月最初の午の日に行われる初午祭は、稲荷神社の総本山でもある京都の伏見稲荷神社にかつて2月の最初の午の日にご祭神が降臨されたという由来から。
祐徳稲荷神社では、神楽をはじめ神事のご奉納として伝承芸能が行われます。伝承芸能の内容はその年によって違うようです。ちなみに2012年の初午祭では、赤と青のお面の男女一対を表した獅子が男女和合という内容で舞いを披露してくれました。
※詳細はお問い合せ下さい
住所:佐賀県鹿島市古枝
電話番号:0954-62-2151
アクセス:
【車】長崎自動車道 武雄北方ICまたは嬉野ICより鹿島方面へ30〜40分
【電車】JR長崎本線で肥前鹿島駅よりバス(タクシー)で約10分
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
ふるかわ かずみ
新鮮な発見と新しい体験ができる旅行が好きです。以前は海外旅行も好きでしたが、最近は日本にもたくさん素晴らしい場所があることを再認識。特に神社仏閣、パワスポ、温泉地を巡ることが多く、気づけば年齢と共に自…
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(2025/1/18更新)
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