写真:猫乃 みいこ
地図を見る福島県南部に位置する「白河市」は、白河の関が設けられ、みちのくの玄関といわれた場所。1783年に藩主となった「松平定信」が城下の繁栄を願い、お抱え絵師であった「谷文晁(たにぶんちょう)」に、縁起物のだるまの絵付けをさせたことから「白河だるま」が始まったといわれています。
白河だるまの特徴は、写真のように、眉毛は鶴、ひげは亀、あごひげは松、びんひげは梅、顔の下には竹を描き、その福々しい顔のだるまは「白河鶴亀松竹梅だるま」とも呼ばれています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る白河市は、2軒のだるま製作所があり、年間15万個のだるまが生産される、だるまの街。
そんな白河が1年で1番賑わう日といえば、毎年2月11日の建国記念日に開催される「白河だるま市」。白河市内の天神町・中町・本町に渡る1.5キロの目抜き通りの左右に、写真のように700店舗以上のだるま・飲食・花木の店が連なり、15万人もの人が行き交う、活気のあるお祭りです。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るだるまの大きさは、小さいものは8cm、大きいのものは75cmまで18種類。それぞれの大きさのだるまは定価が決まっていますが、交渉次第で少し安くなることも。だるまを値切ることは縁起が良いとされていますので、一声かけてみてはいかがでしょうか。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るだるまを販売する店舗の中には、購入しただるまに、無料で祈願文字を金文字で書いてもらえるサービスをしている店舗も。
「合格祈願」「家内安全」「商売繁盛」などの祈願文字の中から、願掛けしたい言葉を選んで書いてもらいましょう。筆を大胆に動かしながら書いてくれますが、その文字はかなり達筆!ありがたい金文字を書く、あざやかな筆さばきに驚くことでしょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る書いてもらった金文字の祈願文字は、すぐには乾きません。願をかけながら、炭火でじっくり乾かしてから、持ち帰り用のビニール袋に入れましょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る会場内では、どんど焼きも行われています。だるまは毎年新しいものを購入し、その年の願をかけると良いといわれます。
どんど焼き会場は、賑やかなメイン通りから少し入った場所にあります。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る前年に買って1年飾っただるまは、どんど焼き会場で、お疲れさまの供養をしてもらいましょう。購入するだるまの大きさは、毎年大きくしていくと良いといわれています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るどんど焼き会場には、だるまの店舗や飲食が出来るテントも並んでいますので、買い物をしたり、一休みしてみてはいかがですか。地元のけんちん汁や、玉こんにゃくを味わってみてくださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る白河だるまに祈願するには、左の眼を墨で入れ、願い事が叶ったときには右目を入れると良いとのこと。もし願い事がなく、白河だるまを飾りたい時には、写真のように両目を入れて飾ると良いでしょう。
白河だるまが乗っている人力車は、白河の名所・旧跡をガイド付きで巡ることができる「白河観光人力車」。白河だるま市と共に、自然豊かな歴史の街である白河市を楽しんでくださいね。車夫さんのガイドで、とっておきの白河情報が得られるかもしれませんよ。
白河だるま市の開催場所は、JR白河駅からすぐですから、公共交通機関を利用するのが便利。
自家用車利用の場合は、市内各所に駐車場が設けられていて、会場と離れた駐車場からはシャトルバスの運行もありますので、利用されると良いでしょう。
「鶴亀松竹梅」の絵柄が顔になっている、白河だるま。これ以上めでたいことがないというくらいの縁起物です。1年に1度の「白河だるま市」で、大きな福を手に入れてみませんか?みなさまに、たくさんの「福」が訪れますように!
<基本情報>
住所:福島県白河市天神町・中町・本町
開催時間:9:00から19:30
アクセス:JR東北本線白河駅すぐ
駐車場あり(福島県白河合同庁舎、JA夢みなみしらかわ、JRAウインズ新白河など)
※2018年1月10日現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/15更新)
- 広告 -