冬を楽しもう!!アイスブルーに輝く氷の世界へ 日光市雲竜渓谷

冬を楽しもう!!アイスブルーに輝く氷の世界へ 日光市雲竜渓谷

更新日:2012/12/27 11:16

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
アイスブルーに輝く氷の世界。ここは、南極大陸??いえいえ、日光東照宮の裏手奥に位置する雲竜渓谷です。都心から電車で2時間ちょっとの距離にこんな絶景が潜んでいる日本って奥深い!!この絶景、人並みの体力プラス、ちょっとの気合と頑張りがあれば到達できます。この冬一番の感動を求めて、雪山へ挑戦してみませんか。

大自然が創りだす氷の彫刻

大自然が創りだす氷の彫刻

写真:鮎川 キオラ

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アウトドア愛好家の間では知る人ぞ知る雲竜渓谷の氷瀑。落差100mの雲竜瀑をはじめ、山肌に流れ落ちる滝が幾重にも氷柱を作り、氷の彫刻のような大自然のアート作品。少し前に「山と渓谷」で取り上げられて以来、その絶景はアウトドア雑誌の表紙を飾り、訪れる方が年々増加しているそうです。

冬山の尾根を横断したりする難易度の高い冬山トレッキングではないので、人並みの体力があれば、このアイスブルーに輝く氷の絶景を鑑賞することができます。しかしながら、往復10km、滑り止めのツメが付いた「アイゼン」を登山靴に装着して雪道を進むので、夏山の登山よりは体力を消耗しますが、その達成感は格別です。

滝の下にいる人影は、これからこの氷瀑をアイスクライミングする方々です。ここまで本格的なアウトドアには挑戦できませんが、その勇姿を下から眺めているだけでも迫力あります。

服装と装備のアドバイス

雑誌では、容易にたどり着ける絶景として紹介されていますが、やはり雪山。それなりの装備と心構えで挑戦して下さい。スノーウェアと防水、防寒用登山靴とアイゼンは必須です。コースは、工事用に舗装された道を登るコースと河原沿いを歩く近道コースがあります。河原に雪が積もっていなければ、川沿いを歩くコースの方が自然を身近に感じることができますが、安全で確実な道は、舗装された道です。

雲竜渓谷の入口は、日光東照宮の正面向かって右手の道を進みます。日光美術館の前の道となります。その道を15分ほど車を走らせ、一般車両通行止めのゲートが出てきたら、そこが入口となります。工事車両と地元のネイチャーガイドは通行許可があるので、その先まで車を進めることができます。

はじめて参加される方は、ガイド付きのアウトドアツアー会社のコースに参加することをお勧めします。ほとんど1本道ですが、途中分岐があります。往復5時間の道のりを初心者だけで目指すのは心細いでしょう。雲竜渓谷への冬山トレッキングツアーを主催している地元のショップを下記にご紹介します。値段や集合時間など各種様々なのでリンク先より比較してみて下さい。まだ申込み受付を開始していないところもあります。

写真は、参考装備です。ツアーに参加される場合は、アイゼンなどはレンタルすることができます。自前で購入すると、アウトドアショップで安いものは2,000円ほどから購入できます。価格は、滑り止めのツメの本数と素材などの仕様で異なります。

以下、4つの事業者は、今年2012年に発足した「雲竜渓谷利用者安全協議会(仮称)」のメンバーになります。
【ネイチャープラネット TEL:0288-78-1177】
【NAOC TEL:0288-70-1181】
【カエルアドベンチャー TEL:028-681-7212】
【日光那須アウトドアサービス TEL:0287-80-1260】

服装と装備のアドバイス

写真:鮎川 キオラ

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ベストシーズンは1月下旬から2月上旬

ベストシーズンは1月下旬から2月上旬

写真:鮎川 キオラ

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滝が完全に凍るベストシーズンは短く、1月下旬から2月上旬までがお勧めです。その前は、完全に滝が凍っておらず、その後では、氷柱が崩れる危険があるのでお勧めできません。天候によりますが、毎年1月の最終土曜日に地元の日光警察署の冬期救助訓練がこの雲竜渓谷で行われます。その模様がニュースで流れた頃がベストシーズンの到来を告げる合図です。訓練の為に一部除雪作業されます。普段より歩きやすいので、訓練の日に予定を合わせて訪れる方も多いそうです。


天気がよく、日が差し込むと氷柱はアイスブルーに輝きます。5年前に初めて訪れて以来、その絶景に感動してほぼ毎年訪れています。その年の気候などで氷柱の形状はさまざま。毎年違う感動を味わっています。日本にもこんな風景があったのかと感動すると思います。安全に注意しつつ、ぜひ寒い冬が創り出す造形に感動してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/02/04 訪問

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