映画『かもめ食堂』は、フィンランドが舞台となっており、そのロケ地はフィンランド観光でも人気のスポットです。その映画のメインロケ地「カハヴィラ・スオミ」が閉店して中華料理店になってしまう…そんな話を聞いた現・オーナーの小川さんがこのお店を引継いだのは2015年のこと。そして2016年春、「かもめ食堂(Ravintola KAMOME)」としてリニューアルオープンしました。
お店の内装もずっと映画の雰囲気が増した明るい雰囲気に。あたたかい木のぬくもりに包まれた北欧デザインで、白と水色のコントラストがあの映画の中の『かもめ食堂』のイメージをほうふつとさせませんか?以前はメインのお料理以外はセルフサービスでしたが、今はテーブルオーダーでゆっくりとフィンランド料理を楽しむことができますよ。
店主のサチエ(小林聡美さん)、縁あってそこで働くことになったミドリ(片桐はいりさん)と、マサコ(もたいまさこさん)という個性的で実力派の女優さんが揃い踏みした映画『かもめ食堂』。ハリウッド映画のようにハラハラするような展開がないにも関わらず、魅力的なキャストとフィンランドの地が発する空気感にどんどんと惹きこまれていく映画ですよね。
魅力の1つは、映画の中に出てくる美味しそうなお料理。そして美しいフィンランドの景色。北欧デザインの食器や家具などに憧れた人も多いのでは?新しくなった「かもめ食堂」ではその魅力を存分に味わうことができるようになりました。というのも、料理はミシュランのスターシェフ、ジェラルド ゾグバウム氏監修のもと、新鮮な地元の食材を使ったフィンランド料理をいただけるように。レストランとしての魅力もアップしたんです。
写真は9品のフィンランド料理を小皿料理にして、すべてをヨーロッパオークの木箱に詰めた何とも美しい「松花堂弁当」。シナモンロールも入っています。無添加で作ったオーガニックのお料理はどれも手の込んだもので食べてしまうのがもったいないと思うほど。
”Oishii Finland”-”おいしいフィンランド” Box〜フィンランドの味を巡る私たちの旅路〜と名付けられたのも納得のメニューです。このお料理はランチでもディナーでも注文可能。もちろん、カフェメニューにはシナモンロール、丁寧にドリップされた珈琲も。ランチもお得な価格でオススメです。日本人向けに日本語メニューがあるので安心して利用できますよ。
写真:ろぼたん
地図を見る新しいお店になってから、充実しているのがお土産。クッキーや写真の「アップル&レモンジェリー」などはシナモン風味が効いていて、『かもめ食堂』のイメージにピッタリ♪
お店の可愛いかもめのロゴやスタッフのユニホ−ムデザインはマリメッコでも活躍しているフィンランド在住ファッションデザイナーの大田舞さんによるものなんですよ。
写真:ろぼたん
地図を見るヘルシンキ中央駅から「かもめ食堂」までは、徒歩なら20〜30分。トラムに乗って(10分程度)、ヴィースクルマ(Viiskulma)駅で降り、五叉路でプルシミヘンカトゥ(Pursimiehenkatu)通りへ入って3〜4分ほど歩けば到着します。
トラムに乗るチケットには1回券のシングルチケット、デイチケット(1〜7日間の範囲で必要な日数分の購入が可能)ヘルシンキカード(交通機関だけでなく美術館なども利用し放題)の3種類があります。ちょっとした街歩きなら公共の交通機関が1日乗り放題になる1日券(ワンデイチケット)の利用が便利です。
※ 交通機関のルートやトラム番号などは変更になることがありますので、最新情報は駅のインフォメーションでいただける路線図などで確認してください。
最後にアクセスの注意事項を。外側の壁がガラス一面のお店なんだからその前を通ればすぐわかりやすいと思われるかもしれませんが、実はちょっと寂しい通り沿いにあるんです。うっかりすると通り過ぎてしまいかねませんので、事前に地図で確認してから訪れましょう。
食後は映画のコピーになっていた『ハラゴシラエして歩くのだ』。そんな気持ちで映画の舞台となったヘルシンキの街を散策してみてはいかがでしょう。日本と同じように季節に合わせて、人々は旬(食べ物、余暇の楽しみ方など)を思いっきり満喫しているフィンランド。そこでの風景をたっぷり味わってください。
フィンランド・ヘルシンキの青い空の下、飛び交うかもめたち…『かもめ食堂』をはじめ、ヘルシンキの街中は、映画と同じように美味しくて穏やかな時間が流れていますよ。
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(2024/4/19更新)
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