写真:大宮 つる
地図を見る東京都千代田区永田町にある「日枝神社」は、国会議事堂や首相官邸が近くにあるなど政治の中心地に鎮座する、由緒正しい神社です。土地柄か、政財界の崇敬者が多く、ビジネスマンなどが仕事運・出世運アップの運気を授かりやすいと言われています。そのほか、縁結び、恋愛成就、安産や子育てなどのご利益もあり、女性にも人気のある神社となっています。
日枝神社は“山王さま”と親しまれていますが、それはご祭神が大山咋神(おおやまくいのかみ)であることによります。大山咋神は山・水をつかさどる神様。万物の成長発展や殖産の隆昌を守護するなど広大なご神徳があり、このことから“山王”と称されているというわけですね!
なお、1枚目の写真は正面の鳥居です。できればこちらの鳥居をくぐることをオススメします。
写真:大宮 つる
地図を見る正面の鳥居をくぐり、石段を登っていくことにしましょう。
石段を登りきると、「日枝神社」の額が掲げられた立派な神門が目に飛び込んできます。左右には、神社を守る随神像が奉安されています。
左手側に手水舎がありますので、拝殿(本殿)に向かう前に、心身のお清めをしましょう!
結婚式場としても有名な日枝神社ですが、土日祝日に訪問すると、白無垢姿の新婦さんと袴姿の新郎さんカップルを何組も見ることができるかも……?!
写真:大宮 つる
地図を見る写真:大宮 つる
地図を見る訪問日によっては結婚式が執り行われており、拝殿(本殿)に入りづらいタイミングかもしれません。その場合は、まず先に、日枝神社の末社にご挨拶をされてみてはいかがでしょうか。境内に入らず、右手方向に境内に沿ってしばらく歩いて行くと、末社が並んだ小拝殿があります。
日枝神社の末社は3社あり、山王稲荷神社、八坂神社、猿田彦神社となります。なかでも、山王稲荷神社は地主神様がお祭りされていますので、ご利益を篤くいただきたい方は、参拝されてみてくださいね。猿田彦神社も知る人ぞ知るパワースポットですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る末社の参拝を終えたら、いよいよ拝殿(本殿)にて、神さまにご挨拶をしましょう!
ご祭神は大山咋神のほか、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)もお祀りされています。
国常立神は「日本書紀」では1番最初に現れた神様とされ、日本の神々の最高位のグループに属している神さまです。“国土形成の神”としても知られています。そのご神徳は、全体に関することでは国土安穏のほか、個人レベルでは、出世成功、開運招福、商売繁盛、厄除け、病気平癒、縁結びなどです。
写真:大宮 つる
地図を見る拝殿(本殿)の両サイドには、夫婦の猿神様がお祀りされています。向かって右側が夫猿で、左が子猿を抱いた妻猿です。
写真:大宮 つる
地図を見る妻猿をなでると「運気がアップする」という言い伝えがありますので、ぜひともなでてみてくださいね。
写真:大宮 つる
地図を見る日枝神社は、冒頭でも触れましたが、皇居(江戸城)の裏鬼門を守る神社としても知られています。江戸城を鎮守している証“皇城之鎮”という文字を境内で見つけることができますので、探してみましょう。
「どこかな、どこかな〜?」とグルッと探してみると……神門に掲げられた「日枝神社」の額の裏側に、「皇城之鎮」と書かれた額が掲げられています!
東京赤坂「日枝神社」の見どころ&ご利益についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
例年6月に行われる“山王祭”も大変有名で、日本三大祭りの一つとして知られています(隔年開催)。日枝神社を起点に、東京都心を300mの祭列行列が続きます。徳川時代から続く伝統行事です。
東京観光の一つに「日枝神社」オススメですよ! ぜひとも篤いご利益をいただきに、足を運んでみてくださいね。
<基本情報>
住所:東京都千代田区永田町2丁目10-5
電話番号:03-3581-2471
アクセス:最寄り駅は、地下鉄の赤坂駅・溜池山王駅。いずれも徒歩3分ほどの距離。車の場合は、首都高速「霞が関インター」より5分の距離(駐車場完備)。
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(2024/12/5更新)
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