歩いてみたい!門前町の風情を色濃く残す「成田山表参道」のお勧め名店

歩いてみたい!門前町の風情を色濃く残す「成田山表参道」のお勧め名店

更新日:2018/10/26 14:35

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
全国有数の霊場でもあり、寺院としては参拝者数日本一を誇る成田山新勝寺。その表参道は、駅から800メートルも続き、初詣・節分と賑わいが絶えることはありません。風情ある木造3階建ての旅館や料理屋など、成田詣の名残を感じることもできます。人気の鰻店や成田山ならではのお土産をご紹介しましょう。

成田山は鰻が名物

成田山は鰻が名物

写真:結月 ここあ

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成田山で鰻!?と思いますが、近隣の利根川や印旛沼が鰻の産地でもあったことから参道にはいくつもの鰻屋があります。
昔から、成田詣の疲れを癒すパワー食だったのでしょう。

「川豊」は、1910年創業の歴史ある鰻専門店。
旅籠として1917年に建築された3階建ての純和風の建物は、門前町の風情に溶け込んでいて、まるで大正時代にタイムスリップしたようです。

川豊の鰻へのこだわり

川豊の鰻へのこだわり

写真:結月 ここあ

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多くの鰻屋の中から「川豊」をお勧めする理由は、割きたて・蒸したて・焼きたてにこだわっているところ。経験豊かな職人さんが、店先で鰻を割いたり串を打ったりしているところを見ることもできます。

まな板に注目してみてください、長さ約2メートル・幅約1メートル・厚さは約30センチの銀杏の巨木から切り出した一枚板なんですよ。
川豊の顔とも言われるくらい目印にもなっています。
割かれて串を打たれた鰻は、これも店先で蒸されたり焼かれたりしてお客様に提供されます。
お店の前を通ると、鰻が焼きあがる香りに包まれて思わず立ち止まります。

ふっくらと美味しい!

ふっくらと美味しい!

写真:結月 ここあ

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目利きが選んだ新鮮な鰻を、熟練職人が割いて焼き上げて、創業以来継ぎ足され続けた鰻のエキスがたっぷりと溶け込んでいるたれがかかった鰻重は2300円(税込)。
ふっくらとして香ばしくお口のなかでとろけるほど。
人気のあるのがよくわかります。

川豊は、1月中と節分の頃は特に混雑が予想されていて、1日に500人以上のお客様が来店することもあります。
店先で整理券を配っているので、参拝する前に整理券を頂くと待ち時間を短縮することができます。
また整理券にはQRコードが付いていて、あと何番目かがスマホからも確認できて便利ですよ。

落花生や栗羊羹

落花生や栗羊羹

写真:結月 ここあ

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参道には、千葉産の落花生を扱うお店もあります。
「ピーナッツのきむらや」は、落花生の種類が多くどれにしようか迷うほど。
上等な千葉産のさや煎り落花生、素いり落花生もお勧めです。

和菓子ならば、栗羊羹で有名な明治三十二年創業の「なごみの米屋」。広い店内には、成田山ならでは羊羹や最中は勿論のこと季節を感じる創作菓子がずらりと並びます。

名物の鉄砲漬け

名物の鉄砲漬け

写真:結月 ここあ

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成田山には名物のお漬物もあります。
成田産の瓜を使った「鉄砲漬け」を扱う「川村佐平治商店」。
鉄砲漬けはに瓜の種の部分を抜き、ここにシソで巻いた青トウガラシを入れて醤油または味噌漬けにしたものです。
なぜに「鉄砲漬け」という名前なのかというと、瓜を鉄砲の筒に、青とうがらしを弾に例えて名付けられたようです。
川村佐平治商店では、成田山のお不動様にあやかり「鉄砲不動漬」として売られています。
温かい白飯に、ピリ辛の鉄砲漬けはいけますよ!

成田山表参道

昔ながらの情緒豊かな表参道を散策すれば、成田山ならではのお土産を見つけたり美味しい名物グルメに出会ったりできます。初詣ならお正月気分もUPしますよ。

なお成田山新勝寺については、下記メモ「寺院としての参拝者数日本一!を誇る成田山新勝寺。節分会ではアノ有名人も「福は内!」をご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/11 訪問

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