写真:古川 悠紀
地図を見るベトナムのお正月は「テト」と呼ばれ、2015年の祝日は2月18日の大晦日から24日までの一週間。この期間は統一会堂や博物館といった観光名所は閉館している他、ショップ、レストランなども閉店しています。これは多くのベトナム人が、この期間に田舎に帰省するため。知らずにベトナムに訪れてしまうと、「観光施設が全部閉まってる」とがっくりしてしまいます。そのときは、臨機応変にベトナムのお正月を楽しむプランに変更しましょう。
写真:古川 悠紀
地図を見る毎年恒例となるのが「打ち上げ花火」。ベトナムでは民間人が花火をするのは法律で禁止されているため、ベトナム人は政府や自治体が主催する打ち上げ花火を楽しみにしています。
ホーチミン市内では複数箇所で打ち上げられるため、市内中心部や滞在先のホテルからでも愛でることができるはずです。
時間は大晦日から元旦へ移り変わる深夜0時。日本の花火に負けないくらい色鮮やかな花火が花を咲かせますので必見です。
写真:古川 悠紀
地図を見るこちらも花火と同様、毎年の恒例となっています。北部ハノイ、中部ダナン、そして南部ホーチミンの各都市の中心では、目抜き通りがフラワーロードとなります。
通りには色とりどりの花が咲き、歩行者天国となります。多くのベトナム人で賑わい、アオザイや中華風の衣装に身を纏った女性たちの記念撮影の場に。
また、ブックフェアや少数民族のパネル展示会なども屋外で行われます。その他、多数の屋台やベトナムの伝統工芸品を売る露店なども出没。外国人観光客も一風変わったお正月を楽しんでいる様子が伺えます。
写真:古川 悠紀
地図を見るお正月の過ごし方をベトナムと日本で比べた場合、一番の相違点は「楽しみ方」です。日本は神社に参拝に行ったり、部屋で特番を見たりと、比較的静かに過ごすのが一般的です。しかし、ベトナム人はとにかく盛り上がります。
ホーチミン市のベンタイン市場斜め向かいにある9月23日公園では、イベント会場が特設され、歌手やダンサーによるライブが行われて夜遅くまで盛り上がります。
また、繁華街や住宅街では、獅子舞が太鼓のリズムに合わせて舞い、厄除け、商売繁盛などのご利益を与えてくれます。
ホーチミン市のチョロン(中華街)の寺院では、テト正月前に予行練習を行っている様子を見ることもできます。
写真:古川 悠紀
地図を見る日本人ならお正月には多くの方が初詣に行くことでしょう。しかし、異国の環境で、その地の文化に倣った初詣も興味深いものです。
ホーチミン市内で旅行客に人気を博している寺院は二つ。
■永厳寺(ヴィンギエム寺)
日本の僧侶が寄与した大きな鐘楼が本堂脇に安置されています。統一会堂正面のナムキーコイキア通りを北(空港方面)に進んだ先にあり、正月の期間中は熱心な仏教徒が読経する光景を見学することができます。
名称:永厳寺 (Chua Vinh Nghiem)
住所:339 Nam Ky Khoi Nghia St.Dist.1.Ho Chi Minh
TEL:(08)38483153
営業時間:7:00〜11:00、13:00〜18:00
■天后宮(ティエンハウ寺)
仏教と道教の教えが調和した中国由来の寺院。チョロン(中華街)中心に位置し、多くの華人が参拝に訪れます。見所は天井に吊るされた螺旋線香と、奥に安置されている天上聖母。天后は航海の神ですが、チョロンでは商売繁盛として崇められています。
名称:天后宮 (Chua Ba Thien Hau)
住所:710 Nguyen Trai St.Dist.1.Ho Chi Minh
TEL:(08)38555322
営業時間:6:00〜17:30
テト正月期間中に訪れる旅行客は、定番の観光巡りから少し外れて、異国の習慣を楽しんでみてはいかがでしょうか。テト正月は、ベトナム人にとって、一番のビックイベント。彼らと一緒にテト正月を楽しんでください。
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(2023/11/29更新)
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