写真:橘 凛
地図を見るフィレンツェを訪れたからには、絶対に登るべき塔があります。それがジョットの鐘楼。ジョットとは、13〜14世紀頃にフィレンツェで活躍した画家・建築家のことです。エレベーターはなく、総階段数は片道414段あります。
こちらを強くおすすめするのは、フィレンツェ市街を一望できるのはもちろん、お隣にあるドゥオモを一緒に眺めることができるから。ぜひ、オレンジ色の屋根屋根が続く、世界遺産の街並みを上から堪能してください。
チケットは、ドゥオモ北側向かいにあるチケットオフィスで購入できます(10ユーロ)。こちらは共通チケットなので、24時間以内であれば、このチケット1枚で鐘楼もドゥオモも登れるうえに、聖ジョバンニ洗礼堂やドゥオモ内の地下聖堂などもすべて入場できます。体力のある方は、全制覇するのはいかがでしょうか!?
写真:橘 凛
地図を見る人気があるのは、やっぱりドゥオモ。こちらは総階段数464段。写真のクーポラ(ドーム)部分上部が展望台になっています。ジョットの鐘楼よりも少し高いので、フィレンツェ市街で最も高いところから街を見下ろすことになります。
こちらは、鐘楼のように階段をひたすら登るというわけではなく、ドゥオモの中側を眺めながら登れるのが魅力です。自分自身が高いところにいる分、壁画や天井画を近距離で眺めることができるので、まるで美術館めぐりをしているような満足感があります。ラストのクーポラ部分では、実際に丸みのあるドームの上を登る様を楽しめます。
ドゥオモのクーポラは、映画『冷静と情熱のあいだ』で、主人公のふたりの約束を果たす場所としても有名なので、カップルで登る人々を多く見かけます。こちらは常に行列待ちなので、午前中など早めの時間に行くのがよいでしょう。
写真:橘 凛
地図を見るフィレンツェ市街から少し離れた、見晴らしの良い丘の上にミケランジェロ広場があります。よく目にする数々の写真やポスターは、ここで撮影されたものです。
おすすめ時間帯は、夕暮れ時。夕陽を浴びて黄金色や琥珀色に輝くアルノ川や街並みを鑑賞することができます。その風景はどんな美術作品にも勝るとも劣りません。夕暮れの時間はそう長くありませんので、夜景に変わるまで留まるのがベスト。フィレンツェの夜景は派手さはありませんが、きらきらと優しい輝きに包まれます。
ミケランジェロ広場は丘の上にあるため、フィレンツェ市街からは、すこし上り坂になっています。市営バスもしくはタクシーを使うこともできますが、中心地から歩いていくことも可能です。景観の良いミケランジェロの丘周辺は、昔ながらの高級住宅地やホテル街になっていますので、のんびりと歩きながら訪れるのも良いものです。
写真:橘 凛
地図を見るドゥオモから、映画『ハンニバル』にも登場するシニョリーア広場を抜けて少し歩くと、アルノ川とポンテ・ヴェッキオ橋の風景が広がります。
こちらは、プッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』にも登場するところ。「私のお父さん」という有名なアリアでは、恋人との結婚を許してください、そうでなければポンテ・ヴェッキオから身投げします…というセンチメンタルな内容が歌われますが、ポンテ・ヴェッキオ橋は、そんなロマンスにぴったりな見た目をしていて、橋の両脇には金銀細工店が並びます。
このポンテ・ヴェッキオをベストな場所で楽しめるレストランがあります。その名も"Golden View"(ゴールデンビュー)。ぜひ窓際の席を事前予約をしましょう(空いていれば、予約がなくても窓際の席に通してもらえます)。景観もさることながら、食事やワインも充実していて、フィレンツェ風ステーキをはじめとした、トスカーナ特産料理がたくさん味わえます。ランチもディナーも良いですが、深夜はバーになり、ジャズの生演奏などもあって雰囲気たっぷりです!
いかがでしたか?
フィレンツェはこじんまりとした街ですが、街じゅうが美術館と呼ばれるだけあって、上記の他にもウフィツィ美術館やヴェッキオ宮殿など、魅力的なところがたくさんあります。今回は、その中でも絶景ポイントをご紹介しました。
ぜひ、花の都フィレンツェをゆっくり散策してくださいね。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/16更新)
- 広告 -