バレエの発祥はイタリアですが、その後フランスで発展を遂げ、現代で言われるような一芸術として完成したのは、ロシアにおいてだと言われています。そんなロシアは、現代でも国をあげてバレエを推進しているバレエ大国。これは世界三大バレエ団と呼ばれるバレエ団がイギリス、フランス、そしてロシアにあることからも分かります。
そんな名高いロシア・バレエの中でも本場となるのが、今回ご紹介するサンクトペテルブルグ。ここサンクトペテルブルグには、世界三大バレエ団のひとつと言われる「ボリショイ・バレエ団」がロシア革命以前は本拠地の劇場を持っていた場所であり、今でも世界最高峰といわれるマリインスキー劇場やミハイロフスキー劇場があるのです。
そんな世界でも名だたるバレエ団のロシアでの公演料は、なんと一番安い席で1200ルーブル(約2800円)ほど!日本で映画を見るのとそう変わらない値段で見に行けてしまうのです。これはバレエの有名なイギリスやフランスで見に行くよりも格段に安い値段です。
また、バレエは「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」など、それぞれにストーリーがありますので、事前にストーリーやバレエの演技の上での見どころをチェックしておくと公演をさらに楽しめますよ。
日本では高級なイメージの強いバレエですが、本場ロシアでは庶民でも楽しめる娯楽。それでもドレスを着て正装していく必要はありませんが、それなりにきちんと見える格好をしていきましょう。
個人でバレエの予約をして行った場合、インターネット上で出てくる予約確認をプリントアウトしたものを、バレエ劇場の入口でチケットと交換しましょう。このチケットを劇場の入り口にいる係員に見せると、席を教えてくれます。
なお、当日チケットは売り切れていることが多く、言葉の問題もあって手に入りにくいことも少なくありません。ロシアへの渡航が決まったらすぐに席を予約しておきましょう。
席を確認して公演が始まるまでに空いた時間は、劇場の中にあるバーで優雅にシャンパンやカクテルを楽しんだり、バレエ劇団の展示物を見てみたりしてバレエへの気分を高めましょう。優雅に正装をした人たちがシャンパンを片手に楽しく談笑している姿を見ると、まるで中世の貴族のパーティーに紛れ込んでしまったかのような気分に浸れますよ。
また、劇場では公演が始まる前にはオーケストラが音合わせをしていて、雰囲気は抜群。公演が始まると写真やビデオ撮影は一切禁止になるので、この時に劇場の中の様子を写真におさめるのもいいですね。
バレエの公演が始まる前には放送がなされますので、早めに席につくようにしましょう。遅れてきた場合には途中で入場ができず、次の休憩が終わるまで公演が見られないことになってしまいます。
さて、幕が開くと待ちに待ったバレエの公演が始まります。バレエは、まさに夢のような世界!バレエダンサーの鍛え上げられた体から繰り出される一流の演技は、バレエを見るのが初めての人でも非常な感動を覚えるでしょう。
また、音楽はバレエ団に属しているオーケストラが生で演奏をしています。これも一流のオーケストラが演奏をしていますので、存分に楽しみましょう。有名な演目であれば、どこかで聞いたことのある音楽が必ず流れるはずです。
バレエを見るうえでの注意事項をあげておきます。これは当然のことかもしれませんが、公演中はビデオ、写真撮影は一切禁止です。しかし幕と幕の間の休憩時間や、最後にダンサーが出てきて挨拶をしているところでは撮影は可能。撮影をしたい方はこういった時を狙いましょう。
予約する際には、インターネット上で席を選ぶこともできます。上の階に行けばいくほど、また端の席になればなるほどチケットの値段は下がりますが、そういった安い席は舞台が見にくいもの。この写真のように、一番安い席では舞台が半分ほど隠れているかもしれませんが、逆に舞台の前にあるオーケストラの演奏がよく見えることもあります。ご自分の興味度合いを考えて席を購入しましょう。
日本人がロシアに渡航するには、必ずビザが必要です。このビザは発給条件が厳しく、またお国柄のためか、街中ではなかなか英語さえも理解してくれないことが多いので、旅慣れた方もツアーに参加することも考えましょう。
幸運にもロシアに行く機会に恵まれたら、バレエに興味のある方もない方も、ぜひ本場のバレエを観賞しに行きませんか?きっとロシアでの忘れられない思い出になるでしょう。
サンクトペテルブルグのバレエの公演の予約は、下記のMEMOにあるインターネットから受け付けています。予約の際には演目や開始時間も併せてチェックしておきましょう。
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(2024/9/18更新)
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