渋谷と浅草をつなぐ地下鉄銀座線の虎ノ門駅から徒歩約2分、あれっ!?と思ってしまうような場所にある虎ノ門・金刀比羅宮。まるでビジネス街の真ん中に位置するオアシスのような神宮で、新年の参拝客で賑わう社殿の後ろには高層ビルがそびえたっています。
この神宮は、こんぴらさんの愛称で知られる、四国の金刀比羅宮（本宮）の今宮で、四国と同じ大物主神（おおものぬしのかみ）と崇徳天皇を祀る、由緒ある神宮です。金の気に満ちたパワースポットとしても有名で、大物主神と金龍神の気質が一体となり、金運や仕事運を豊かに繁栄させると言われています。
その象徴が、御神紋の丸金！普段は静寂な金刀比羅宮も、正月の初詣時期には参拝客で賑わい、ご利益がありそうな丸金マークが、境内のいたる所に華やかに飾られます！
そんな金運や仕事運アップ、新しい年の開運への願いを込めて新年限定で拝受できるのが、御神紋の丸金が入った「福銭開運守り」です。正月の1月1日から、初こんぴら祭りが行われる10日の間のみ授与される、知る人ぞ知る神威あらたかなる開運のお守りなのです。
このお守りに添えてある福銭は、その御神紋が丸金であることから財宝の表象として、また、こんぴら様の種銭として、神威あらたかなる縁起のいい開運守りとして有名です。
期間中は、御本殿（社殿）のすぐ隣に開運御守授与所が開かれ、お正月限定だからこそなのでしょうか、お守りを求めて訪れるたくさんの人で賑わっています。
御本殿のある社殿自体も、東京都の歴史的建造物として選定されていますが、境内にある鳥居もとても珍しい造りとして有名です。
銅鳥居と呼ばれるこの鳥居は、文政4年（1821年）に奉納された明神型鳥居で、左右の柱上部に、四神の彫刻が施されている大変珍しい鳥居なのです。
正月の参拝期間には松が飾られるため、見つけ難いかもしれませんが、写真の鳥居の左上に龍が彫刻されているのが解りますでしょうか？
四方の守護神である四神、東は青龍、西は白虎、南は孔雀、北は玄武の霊長霊獣が2本の柱に彫刻されていて、その精巧さにしばし見とれてしまうほど！港区の指定有形文化財になっています。この鳥居をくぐることで四神にも守られる縁起のいい鳥居だとも言われているので、ぜひ近くから眺めて、銅鳥居をくぐってからお詣りしてくださいね。
虎ノ門・金刀比羅宮のおみくじは「言霊を呼ぶ万葉歌みくじ」というおみくじで、運がとても解りやすく書かれています。そして、なんとおみくじが50円という、都内の神社とは思えない値段の安さ！ぜひ運試しをされてみてはいかがでしょう。
そのおみくじが授与される社務所では、同じ敷地内にある縁結びで有名な「結神社」の良縁祈願セットや、縁結びのお守りなども扱われています。
結神社のご利益には、一般的な恋愛系の縁結びもあるのですが、商工業的な縁結びにもご利益があるとも言われています。仕事での良い出会いやご縁を願う方は、こちらも参拝されてみてはいかがでしょうか。
虎ノ門・金刀比羅宮には、ご紹介した以外にも喜代住稲荷神社や御百度石など、境内にいくつも参拝したいスポットが点在しています。都内では珍しい貴重な文化財も多いパワースポットです。新しい一年の縁起をかつぐ限定御神符を授かって、良運をグッと引き寄せましょう！
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(2024/4/19更新)
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