ヨーロッパ各地で盛んに開かれる蚤の市。そんな中でも大規模な蚤の市と言えば、スイスのジュネーブで毎週水曜日と土曜日に開催される蚤の市。400店舗以上の業者が、広大な広場に、朝6時半から17時まで出品しています。開催場所は、ジュネーブ大学の近く、プラン・パレ広場(Plaine de Plainpalais)。ジュネーブ旧市街の近く、ショッピング街から路面電車に乗ると、開催場の広場まで連れて行ってくれます。
王家ご用達の生地屋のマダムが、王家で余った生地やボタン類なども売っているので、プロのデザイナーさんも毎週通いつめるほど。
他にも貴族やお金持ちの邸宅から出てきた豪華な品を手に入れることができます。プロの業者に混じり、解体業者が邸宅を解体した時に出てきた品を売っていることもあるので、相場を知らない彼らから買う場合、破格値で手に入れることも可能です。解体業者の場合、ダンボール箱の中に埃がかぶったまま無造作に詰められている場合が殆ど。そんな中をお宝物を掘り起こそうと必死に探す人たちの姿も。
スイスと言えば、美味しいチョコレートでも有名。毎年12月のはじめには、首都ベルンのお菓子やさんでもチョコレート作りを見学できるお祭りが開催されます。
ヨーロッパを歩いていると、様々な形をしたチョコレートを見かけませんか?ウサギの形、ニワトリの形、魚の形をしたチョコレートは毎年お祭りの時期になるとあちこちの店頭に並びます。
そんな可愛らしいチョコレートを作る型が蚤の市ではコレクターに大人気。写真のキューピーちゃん並みの可愛らしいチョコレート型は大変希少価値が高い品です。この型を売っている紳士は、この蚤の市でしか出店していないそう。もちろん今でも使えるので、日本でチョコレート作りに挑戦して、一味違う品をバレンタインにプレゼントしませんか?
蚤の市ではコレクター物のおもちゃ類やぬいぐるみも豊富に手に入ります。
特に大人気のバンビは、70年代前後のものがコレクターには大人気。写真の可愛らしいバンビは40スイスフラン(日本円で5000円程度)だとか。
他にも男性心をくすぐる鉄道系のおもちゃなど、状態もよいものが10スイスフラン(日本円で1200円程度)位から手に入ることも。
言われた値段で即買わずに値下げ交渉したり、後で来るからと言って他の業者と比較してから吟味して買うようにしましょう。
海外に来てお土産品に悩む方も多いですよね。食品類も、欧米のブランド品も容易に手に入る日本。どうせ蚤の市にでかけたなら、ちょっと一味違う一品をお土産に選びませんか?
お勧めなのが、古い新聞や絵本類。持ち運ぶのにも場所をとらず、壊れる心配もないので大変便利で、しかも経済的。
100年前くらいの新聞は、一面手描きの絵でその当時あった事件などが一面を飾っています。良く見ると、写真さながらの精巧な描写に圧巻される方も多いのではないでしょうか?額に入れて飾っても、十分見応えのある芸術作品。
読書好きの欧米人の間ではコレクターも多い古本類。特に70年代の絵本の挿絵は可愛らしいものが多く、日本でも大人気ですよね。ネットショップで3000円程度で売られてる70年代の絵本、実はどこの蚤の市でも大変手に入りやすく、素人から買えば1ユーロから2ユーロが相場なんです。例えフランス語が分からなくても、インテリアとして大人気なのでお土産にお勧めの一品です。
この蚤の市で一番安く手に入るのが、70年代の小物。幾何学模様やオレンジ色の小物が多い70年代のインテリアグッズは、コレクターには大人気。ジュネーブ蚤の市では、そんな小物類が無造作に埃をかぶったまま入れられたダンボール箱の中からたくさん出てきます。
業者から買うと30ユーロは当たり前の品々が、ここでは1から2スイスフランとただ同然だから、オレンジ色の小物コレクターの私は何度も訪れて毎回ゲットしています。
たまに蚤の市で盗作の有名な画家の絵がただ同然で手に入ったなんて信じられないニュースを見ることがありますよね。
そんなニュースを見る度、いつか自分もという夢に駆られる人も多いのではないでしょうか?
最初はごみだめにしか見えない蚤の市も、懲りずに2回、3回と訪れるうちに中毒に陥る人も。
私も、この蚤の市で15スイスフランで買ったフランスの太陽王の初版本が、何と400から600ユーロの相場で取引されている事実を知り、蚤の市中毒に拍車が掛かりました。皆さんも是非、お宝物探しに挑戦してくださいね。次は、貴方がゲットした品がニュースを飾るかもしれませんね。
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