ハバナ旧市街にある革命博物館。革命以前は大統領官邸だったという建物が、現在は博物館になっています。
現在のキューバに至るまでの歴史の流れがよく理解できるよう、絵や写真で分かりやすく展示されているのが特徴。実際に革命時に身に付けていた服や武器、亡くなった英雄たちの遺品など、興味深い品々が多く展示されています。
中庭には、革命時に使用された戦車や、カストロやゲバラをはじめ革命のメンバーがメキシコからキューバへ渡った際に使ったグランマ号(小さな船)も展示されています。
貴重品とカメラ以外は受付で預ける必要があるので、女性は小さなポシェットなどを持参すると便利かもしれません。
革命広場から運河の方面に向かって10分ほど歩くと、観光客が多く集まるアルマス広場があります。天気の良い日にはここで古本市が開かれます。
たくさんの古本業者が、広場をぐるっと囲むように出店し、主に革命やチェ・ゲバラに関する本、ポスター、グッズなどを販売しています。
特に、チェ・ゲバラの顔が印刷された切手やお札、ポスターなどが人気。
「ゲバラ日記」の初版など、貴重な本も売られています。
その昔ハバナには、財宝を積んだ船がたくさん寄港していましたが、それらを狙う海賊たちを撃退するため、ハバナ湾の入り口付近にいくつかの要塞が造られました。
立派な要塞都市は、「ハバナ旧市街とその要塞群」として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
その要塞群の一つ「カバーニャ要塞」の敷地内には、ゲバラ博物館があります。
執務用のテーブルや椅子のほか、戦闘に使用した銃、愛用だったNikonのカメラ、幼少期の家族写真などが展示されていて、小さいながらも見ごたえがあります。
カバーニャ要塞といえば、空砲を発射する「大砲の儀式」が有名ですが、この博物館については認知度が低いようで、分かりやすい案内も出ていません。
要塞内部にはいくつもの部屋があり、その中の一室が博物館になっているのですが、敷地の左端「Pabellon K」という建物の「K-7」という部屋がそれです。
カバーニャ要塞からタクシーで1〜2分、赤い文字で「Che」と書かれた生成色の可愛らしい家が見えてきます。そこが、革命後にゲバラが住んでいた第一の邸宅。
先のゲバラ博物館と同様、ゲバラが実際に使用していた物が色々と展示されていますが、こちらはもっと彼のプライベートな生活が感じられます。
邸宅内にはいくつかの部屋がありますが、見逃せないのがこれ。ゲバラが使っていたベッドとともに、壁に貼られている一枚の写真を見てください。
病に伏すチェ・ゲバラを、キューバ革命を主導したフィデル・カストロが見舞った時の様子。ゲリラ戦で重要な役割を果たしたゲバラですが、実は重度の喘息持ちでした。強い男がベッドに腰掛け、弱った姿を見せる・・・。このギャップに人は萌えるのです。
第一邸宅内には、とにかくゲバラの写真がたくさん飾られています。
アルゼンチン出身の彼が、キューバ革命で活躍したとはいえ、ここまでキューバ国民に支持され愛されるのは、カリスマ性に加えてこのルックスも大きな要因でしょう。
すっかりゲバラファンになってしまった人の為に、ゲバラ邸宅の2Fには彼のグッズを扱うショップがあります。Tシャツ、キーホルダー、ポストカード・・・色々ありますよ。
キューバを観光で訪れる日本人はまだまだ少ないですが、とても魅力ある旅先の一つだと思います。
軽快なラテン音楽&ダンス、お酒に葉巻、そして古いアメ車が今もなお現役で、排気ガスを放出しながら走るノスタルジックな街並み。
国をあげて観光客誘致に力を入れている為、治安も保たれているキューバへの旅行、おすすめです!
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(2023/12/3更新)
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