あのひらパーが超本気!100万球のイルミネーションは必見

あのひらパーが超本気!100万球のイルミネーションは必見

更新日:2014/12/12 16:00

けいたろうのプロフィール写真 けいたろう 旅するグルメライター
現在の日本の遊園地は、USJとディズニーの2強。
関西でのUSJの快進撃は凄まじいですが、そんな逆境の中で毎年120万人前後の入場者数を誇るのが、ひらパーこと、ひらかたパーク。

2014年〜2015年冬のひらパーは豪華イルミネーションで本気モードですが、普段は等身大の遊園地でリピーターが多いという表現より、愛されているといった方がピッタリ。
そんな関西人に愛され続けるひらパーの魅力を紹介します。

ひらパーが愛される理由 その1 大阪のド定番遊園地

ひらパーが愛される理由 その1 大阪のド定番遊園地

写真:けいたろう

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今回紹介するひらパーは、なんと日本の遊園地で連続営業記録1位。創業時期は浅草の花やしきの方が古いのですが、戦時中に強制閉園、復活を経験していて、記録保持者はひらパーらしいです。

そんな長い歴史を持つひらパーは、遊園地のある枚方市やお隣の寝屋川市の人からだけではなく、大阪府や関西の人間からド定番の遊園地として認識されています。

たとえば、大阪でプールと言えば、プール専用施設ではなく、ひらパーのプールである『ザ・ブーン』の名前が挙がります。

他にも木製コースターのエルフや、フリーフォールのメテオ、観覧車など定番のアトラクションが一通り揃っています。また市内から手頃な距離にあり、入園だけなら大人1400円という入場料の安さもあって、「連休だから、どっか行こか?」と言って大阪の人が気楽に手ぶらで出掛ける遊園地となっています。

ひらパーが愛される理由 その2 ひらパー兄さん

ひらパーが愛される理由 その2 ひらパー兄さん

写真:けいたろう

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現在好調のひらパーですが、開園以来ずっと黒字だったわけではなく、以前は年間1億円程度の赤字決算を計上していましたが、ある事を境に収益がグッと増えました。

それが『ひらパー兄さん』という謎のキャラの投入。
初代ひらパー兄さんに起用されたのは、ブラックマヨネーズの小杉さん。
ひらパー兄さんを主軸にしたCMやポスター、イベントを展開すると、30億円の黒字決算へとジャンプアップ。
ブラックマヨネーズの小杉さんという絶妙な人選は、「インパクトが強く、ファミリー層にウケ」ということに加え、「妙な清潔感もあるから」との理由。

そして、現在の好調をさらに支えているのが、2代目となる『超ひらパー兄さん』の登場。こちらは、地元の枚方市出身のV6・岡田准一さんを起用しています。

また清潔感をウリにするのかと思いきや、決めゼリフには「オレだよ!」の関西弁の「わいでおまっ!!」などと、現在の大阪人でも言わないようなコテコテの関西弁。さらに衣装は胸に大きく枚方と書かれた真っ白なダサいパーカー。イケメンとのギャップを最大限に活かすようなキャンペーンをいくつも展開しています。

ひらパーが愛される理由 その3 とことん知恵で勝負の遊園地

ひらパーが愛される理由 その3 とことん知恵で勝負の遊園地

写真:けいたろう

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ひらパーの何がスゴいかというと、それは知恵の使い方。
正直に言って潤沢な資金が使えるというワケではないひらパーは、その分知恵の使い方がスゴイです。「金がないなら頭を使え」と言わんばかりです。

例えば、先ほどのひらパー兄さん。
初代のブラマヨの小杉さんの時には、何故か清潔感をウリにして、「ブラマヨの小杉に清潔感?」と人々に思わせ、心を掴みました。

次に起用された岡田さんが映画に主演しようものなら、ここぞとばかりに映画のポスターをパロって、枚方パーカーで同じポーズさせたポスターを作って、並べるなど様々な反則すれすれの荒技を敢行しては、話題になっています。
もちろんパーカーは、超ひらパー兄さんグッズとして販売中です。

他にもひらパー名物の一つに、突如噴火する火山があるんですが、これがけっこうな威力で噴火するのに、ナレーションも何もありません。こっそりと噴火して何事もなく終了します。偶然見た人は「スゴい。何今の?もっと見たい」となって次の噴火も見ようとなってしまいます。その次の噴火時間が2時間後。こうなるとそのお客さんは、2時間確実にひらパーに足止めになってしまいます。実に見事な作戦です(笑)

ひらパーが愛される理由 その4 本気モードのひらパー

ひらパーが愛される理由 その4 本気モードのひらパー

写真:けいたろう

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ここまで知恵で勝負。お金は掛けないと紹介してきましたが、2014年〜2015年冬のひらパーは違います。なんと超大規模なイルミネーションを導入、100万球に及ぶイルミネーションは関西最大級です。

コテコテで等身大だった遊園地はオシャレなデートスポットに早変わり。
園内の様々な場所に設置されたイルミネーション、夜の闇に浮かぶライトアップされたアトラクションとムーディーなBGMは昔の映画に出てくる幻想的な遊園地のよう。
入園してすぐの場所の『妖精の楽園』に加え、園内奥の『炎の洞窟』と観覧車を臨む『風の草原』がオススメです。

が。
そこはやはりひらパー。
このイルミネーションの期間が長い(笑)
普通は、12月に始まってクリスマス頃には終わりますが、2月までやっています。
『大金を使ったからには徹底的に回収。冬の間はイルミネーション人気のハズ』と声が聞こえてきそうです。しかも、土日祝のみの点灯で、平日はなしという徹底ぶりがサイコーです。

【イルミネーション日程】
11月15日(土)〜02月15日(日)の土・日曜、祝休日
12月20日(土)〜01月07日(水)の毎日

ひらパーが愛される理由 その5 ファミリー層を徹底重視

ひらパーが愛される理由 その5 ファミリー層を徹底重視

写真:けいたろう

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ひらパーが愛されている理由の一つに、ファミリー層重視という点もあります。
例えばひらパーが今年2014年の秋に鳴り物入りで導入したアトラクションが『ヤッテミ〜ナ』という物。どんなアトラクションかと言うと、ジャンルは知育系アスレチック。

そう。あの公園なんかにも置いてあるアスレチックが新規アトラクション。他の遊園地が3Dだ4Dだと言っているのにアスレチック。
かなり大きな敷地を贅沢に使っているし、せっかくイルミネーションで本気を見せたのに、「そんなアトラクションで大丈夫か?」と言いたくなります。何も飛び出さないし、映像に合わせて動いたりなんかしません。

でも、何よりも体を動かすのが大好きな子供のテンションは、常に最高潮です。これこそが子供の求めているアトラクションだとすぐにわかります。

一見とんでもないアトラクション選びに思えますが、大人はイルミネーションを目当てに、子供はアスレチックを目当てに来園するというわけです。子供はイルミネーションなんてあんまり興味ないですし。

また園内に動物ふれ合いコーナーも併設していて、子供の好きな物なら何でも揃えて、徹底的に子供人気を取りに行っていて、「カップルはUSJへ。ファミリーは『ぜひ』ひらパーへ」と言ってそうです。

またお年寄り向けには、ローズガーデンというバラ園をずっと存続させているなど、ひらパーには死角がないと思えます。

そうだ。ひらパー行こう

最後にひらパーのアクセスを紹介しておきます。
【アクセス】
京阪本線『枚方公園』駅を下車。
南側出口を出て南西へ徒歩5分。

住所:大阪府枚方市枚方公園町1-1
電話:072-844-3475

ちなみに、今年は年間100万人の来客がないと、超ひらパー兄さん解任というキャンペーンをずっと行っています。でも、年間来場者の平均は120万人…クレバーです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/30−2014/12/07 訪問

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