旅の始まりは、SRTのウォンウェイヤイ駅。バンコク中心部からは少し離れています。
BTSではなく、ローカル線SRTなのでご注意を。
BTSから15分ほど歩きますが、ほぼ1本道ですから、それほど迷う心配はないでしょう。タクシーを使ってもいいかと思います。
駅は商店街の中。電車は本数が多く、時間も正確です。
カウンターで10バーツのチケットを買い、座席を確保しましょう。
車両は1980年代の日本製ディーゼル車です。
少し狭い席に天井についた扇風機、懐かしい気分になる方も多いのではないでしょうか。
電車に揺られること約1時間、港町マハチャイに到着です。
こじんまりした駅舎ですが、とてもオープンなマハチャイの駅は、線路沿いやホームにも露店が出ています。露店と駅がすっかり一体化して、電車は市場の中に埋もれてしまいます。
売られているのは新鮮な野菜に、生活必需品が主。
外国人は10バーツの運賃を支払いますが、タイ人は無料です。ローカル線は、まさに生活の足なのです。
マハチャイ駅を出るとすぐ、新鮮な魚やエビ、イカ、カニ、貝に、果てはカブトガニまで、様々な魚介類が売られている市場があります。きれいに並べられた干物や、一緒に食べる野菜にスパイスなども売っています。特にエビは養殖場もあり、バンコクでのエビの相場はここで決まります。バンコクはもちろん、日本へも輸出されています。
安くておいしいシーフードを食べられるとあって、バンコクからも買い付けに来る人がたくさんいます。表示されているのは、通常1kgあたりの値段です。
食べ歩きできる揚げ物などのスナックもあるので、ビールを片手に市場をブラブラするのも楽しいですよ。
市場を抜けると船着き場があります。ここから3バーツで対岸に渡ることができます。
対岸には、線路に露店を出すことで有名なメークロン行きの駅があるので、時間に余裕があれば、そちらに行くのもいいですね。
港町にもバンコクのような美しい寺院があります。
市場の周囲にも寺院はありますが、市場の対岸から歩いて20〜30分のワット・チョンロムという海沿いにも寺院があります。
アユタヤ時代からある、地元民に愛され守られている寺院で、同時にたくさんのイワツバメの住処でもあります。その数なんと1000羽以上!
他に、外に遺跡があったり、内部の壁画が美しかったり、すぐ近くに10メートルもの観音像が立っていたり、少し散策するのにピッタリのエリアです。
船着き場からワット・チョンロムまでは歩いても行けますが、バイクタクシーやリキシャ(人力車)で行くのもいいでしょう。
バイクタクシーだと5分もかからず、15バーツほどで行けます。
のんびりとタイの空気を味わうなら、リキシャも風情があっておススメです。
バンコクから、半日あれば余裕の電車旅ができるマハチャイ。1時間に1本と電車の本数が多いのも魅力です。
ノスタルジックな港町マハチャイ、おいしいシーフードも待ってますよ。
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