ナスカの地上絵は1994年に「ナスカとフマナ平原の地上絵」(Lines and Geoglyphs of Nazca and Pampas de Jumana)として世界遺産に登録されています。上空からしかその姿を正確に確認することができず、その成り立ちや意味はいまだ謎だらけです。
いったい誰が、何の目的でこの地上絵を描いたのか?またどのような方法で地上絵を描いたのか?
暦として描かれた、公共事業の一環として描かれた、また雨乞いの儀式として利用するために描かれた、など様々な説があります。いろいろな想像をしながら見てみましょう。
国際線で日本からの旅行の場合、ペルーへの最初の入り口はペルーの首都、リマとなります。リマからナスカは400km以上離れていて、他のペルーの主要観光地からも離れているので、短い旅行期間では諦める人も多い見学地です。しかし、実はナスカまで行かなくても、手前のイカからナスカの地上絵が見学できるのです!ナスカで一泊する必要もなく、早朝にリマを出発。4時間程度のドライブでイカへ到着。イカ空港からセスナに乗って地上絵を見学しましょう!
セスナは天候によっては就航できないことがありますが、イカはリマと違って、1年を通して晴天日が多く、基本的には午前か午後にフライトが可能です。
待ち時間には周辺の町で食事をしたり、お土産屋さんを覗いてみたりしましょう。お勧めのお土産は地上絵が描かれたナスカの石。こちらはイカ以外のリマやクスコなどの観光地では手に入れるのが難しいため、ほしい方は必ずここでゲットしてください!
セスナは12人乗りほどの小さなもので、上下左右に旋回しながら、地上絵上空を回ります。すべての人に地上絵が見えるように旋回するので、とにかく揺れがひどい!乗り物酔いしやすい人は必ず薬を服用しましょう。
セスナの搭乗時間は約70分程度です。
Movil Airのサービスを利用した場合は到着後に日付と名前入りの搭乗証明書(Certificate)がもらえます。これがナスカの地上絵を見た、という証明になりますね♪
基本的には日本語のガイドはありませんが、Moivl Airのサービスを利用した場合は日本語のパンフレットをもらえるので、大丈夫。パイロットは絵の名称を英語とスペイン語で案内しますが、英語やスペイン語がわからなくても、セスナはだいたい順番通りにぐるぐると上空を旋回しますので、パンフレットを見ながら聞き取ってみましょう。
1つの絵の上空での旋回時間は約5分程度です。
さあ、カメラやビデオの準備はOKですか?
最も有名なコンドルやハチドリ、クモ等も、もちろん見ることができます。
地上絵は大きさや線の濃さが絵によって様々なため、窓から目を凝らして見逃さないように!思ったよりも大きかった、小さかった、線が太かった、細かった等、写真で見た地上絵とは印象が全く違うはず。自分の目で実物を確認してください!
いかがでしたか?
ペルーへはツアーで行かれる方が多いと思いますが、メインのツアーに含まれていなくても、リマで1日自由時間があれば、ホテル等を通じて現地旅行代理店でのオプショナルツアーの申し込みが可能な観光地です。料金は約USD500くらい(お1人様/空港使用税含まず/2人以上/2014年12月現在)から揃っており、ほとんどのツアーが送迎付きですので、安心です。もちろん時間があれば、ナスカの宿泊プランや、上空ではなく、地上からの見学等のプランもありますので、是非ご検討ください。
近年、消滅の危機にさらされており、保護が進められている世界遺産ですので、この機会に是非見ておきましょう。せっかくペルーに行くのなら、諦めないでナスカの地上絵を見て一生に一度の体験をしてください!
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(2025/1/18更新)
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