写真:結月 ここあ
地図を見るしまなみ海道観光の拠点である大三島にある大山祇神社は平安時代に朝廷から「日本総鎮守」の号を賜り、四国では唯一の大社です。
主祭神は大山積神(おおやまつみのかみ)で、一説によればその仁徳天皇の時代に創建されたそうですから、1700年の歴史を誇る神社です。
写真:結月 ここあ
地図を見る1332年に戦火で焼失して以来、688年ぶりとなる2010年に再建された総門は総桧造りで、「一遍上人絵伝」などの文献を元に再建されました。まだ真新しく桧のいい香りも漂います。
広島県の安芸と愛媛県の伊予の間の芸予海峡は、平安時代から戦国時代にかけて水軍や海賊衆の拠点となっていました。それゆえに水軍を率いる勢力の縁の神社です。村上水軍などが有名ですよね。
写真:結月 ここあ
地図を見るこの拝殿は室町時代の1427年再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
昔から山の神・海の神・戦いの神として、源氏や平家など多くの武将からも尊崇を集めた神社で、国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割以上がこの神社に集まっているそうです。
社殿・武具等の文化財は、国宝8件、国の重要文化財76件と言うからすごいですね。
源義経・源頼朝・木曽義仲の鎧なども奉納されています。
その文化財は、宝物殿で見学することが出来ます。
※宝物殿
見学時間 8:30〜17:00(入館は16:30)まで
大人1000円
大学・高校生800円
中学・小学生400円
写真:結月 ここあ
地図を見るこの神社が凄いのは文化財だけじゃないのですよ。
境内には楠群があり、日本最古の原始林社叢(しゃそう=境内の森)として、楠の木38本が国の天然記念物となっています。
写真にある樹齢約2600年の「乎知命(おちのみこと)の御手植の楠」は、拝殿前にあるご神木で、天を仰ぐほど空高く枝を広げています。
写真:結月 ここあ
地図を見る拝殿前左手にあるこちらの今にも朽ち果てそうな楠木は「能因法師(のういんほうし)雨乞いの楠」。樹齢は約3000年で日本最古の楠木です。
平安時代の僧・歌人であった能因法師が「天の川苗代水にせきくだせ 天降ります神ならば神と」大三島の雨乞いを歌に詠み幣帛をこの楠木に掛けたところ、三日三夜雨が降り続いたと言われています。
大山祇神社のある大三島へは、しまなみ海道で本州からも、四国からもアクセスがとてもよいです。
素晴らしい文化財や天然記念物など見どころもたくさんありますし、道の駅で今治特産のみかんや今治タオルなどお土産探しも楽しいですよ。
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(2024/12/13更新)
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