鯖江の「めがねフレーム」のシェアは全国95%を誇ります。鯖江の町は落ち着いた雰囲気ですが、めがね作りの職人魂が静かに宿っているのです。町中で目を引く建物が「めがねミュージアム」です。ここは、まさに「めがね」のワンダーランド。時間を忘れて「めがね」にどっぷり浸れます。建物の中には、体験工房はもちろん、めがね博物館、めがねShop、カフェまであるのです。
体験の前に、めがね博物館で「めがね」の勉強をしましょう。鯖江でめがね作りが盛んになったのは、農閑期に少ない初期投資で現金収入を得るためでした。職人がグループ毎に切磋琢磨することで分業独立が進み、現在のような大生産地として発展してきました。
博物館内には、100余年前のめがね作りの現場が再現されたコーナーがあり、元職人さんが実演してくれます。また、時代ごとのめがね展示コーナーや有名人のめがねコレクションもあります。「え!あの人のめがね!!」と、テンションがあがること間違いなしです。
さぁ、ストラップ作り開始。まずは、自分の好きな色・模様のフレーム素材を選び、2種類の目の形から1つ選んでペンでなぞって出来上がりの形を下書きします。たくさんの素材があるので、とても迷います。次に、その線にそって電動糸ノコギリで切り取っていきます。本格的な機械を使うので、ちょっとドキドキ。でも、すぐに職人気分でうまくできますよ。
その後は、ヤスリで切り取ったあとのザラザラを綺麗に整えていきます。「ゴリゴリゴリ・・・・」無心になれます。
さぁ、ストラップ作りも佳境に。専用の泥をつけながら「荒磨き」の機械で小さなキズを無くしていきます。出来上がりを左右する大事な工程なので、丁寧に磨いていきましょう。しっかり磨き終わったら、いよいよ仕上げ、表面の「ツヤ磨き」。ツルツルピカピカになっていきます。手触りも良くなってきたら、紐を通す穴をあけて・・・
手のひらサイズの、世界に1つだけ、オリジナルめがね型ストラップの完成!!長い紐もオプションで用意してあるので、ネックレス風にもアレンジできますよ。丁寧に磨いたツヤ感、伝わりますか?
身近な「めがね」ですが、「めがね型ストラップ作り体験」を通して、いかにたくさんの工程を経て作られているのかが分かります。丁寧に、コツコツと。まじめな福井県の県民性に、めがね作りの職人気質が合ったのではないかなと思います。
皆さんも、職人気分を体験しませんか。
『めがね型ストラップ作り』30分〜1時間 (予約優先) 500円(税込)
ネックレス用ひも 100円(税込)
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