写真:きんぎょ 美歩
地図を見る金沢観光で、一度は訪ねてほしいのが「金沢・クラフト広坂」です。
21世紀美術館のそばで、大通り沿い能楽美術館の横にあります。
ここは加賀象嵌、加賀毛針、加賀てまりに加賀水引等々、金沢の希少伝統工芸がならぶお店で、ため息がでるような加賀刺繍の携帯ストラップなどの小物も、ここでは割と手頃な価格で求めることができます。
実は金沢には20以上の希少伝統工芸があります。
今回はその中のいくつかをご紹介しましょう。
写真は雅な「加賀てまり」。「姫てまり」ともよばれ、江戸時代からお姫様や御殿女中の遊具としても使用されました。色鮮やかで華やかですね。珠姫がお奥入りの時持参されたものを真似て手作りされるようになったそうですよ。
手作りのため同じものはありません。お部屋に飾っておきたい、乙女心をくすぐる胸キュンの一品ですね。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る今日では水引細工は結納や金封で知られていますが、もともとは加賀水引として全国に知れ渡ったものなんですよ。
水引の鶴亀や松竹梅など立体的な細工や折型は、金沢市の伝統工芸として定着しています。
写真は水引細工の「にほい玉」です。
こっそり鞄に忍ばせておきたいですね。女子力UPです!
九谷焼は何といっても九谷五彩とよばれる鮮やかな色絵が特徴で、「ジャパンクタニ」といわれ世界的にも有名です。
駅ナカや空港の土産店、デパートや九谷の専門店などでは、大皿から花瓶、ティーカップ等々いろいろな九谷焼を手軽に買い求めることができます。
ご紹介する九谷焼の小物は、スプーンセットとミルク入れ。九谷焼の専門店やお土産店では、大きな花瓶やお湯呑の陰にそっと並んでいますので、見つけてあげてくださいね。
ミルク入れとお揃いのティーカップもあるので、セットで使うのもおしゃれですよ!
花柄など可愛くデザインされたものが多いので、きっと楽しいティータイムになるでしょう。
最近ではハローキティが描かれた九谷焼スプーンもあるようです。
昔から石川県の郷土玩具で縁起物として知られる『加賀八幡起上がり』、通称「はちまんさん」。老舗菓子店の「起上りもなか」というお菓子や、おまんじゅうの焼印にも使用されるほど一般的な金沢生まれのお人形です。2015年春に開業する北陸新幹線、そのPRキャラクター「ひゃくまんさん」も、実はこの「はちまんさん」がモデルです。
「はちまんさん」の歴史は古く、市内の安江八幡宮のご祭神である、応神天皇が生まれた時の産着姿を人形にしたということに遡ります。金沢、また県内では、昔から子供が生まれると健康祈願ということで「はちまんさん」を購入したり贈ったりしました。
可愛い顔ですが、実はルーツは男の子!
何故か「姫ダルマ」とよぶ人もいて、女の子の人形だと思っている人も多いようです。
そのため、タンスに入れておくと衣装が増えるという謂れもあります。
その発祥の「安江八幡宮」は、金沢駅の鼓門前から東大通方面に歩いて5分程のところにあります。
興味ある方は列車待ちの間にでも、ぜひ訪ねてみてくださいね。
人形を買うなら金沢を代表する郷土玩具の老舗「中島めんや」さんでお求めください。本店には創業当時からの加賀玩具コレクションのギャラリーもあるので、これも必見!
ここでははちまんさんの絵付け体験もできますよ。
「中島めんや」さんは駅ナカの土産店や県内デパート各店に出店しています。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る加賀友禅のハンカチはお手頃なお土産ですね。
プリントされた可愛い図柄も多く出回っています。
兼六園横の加賀友禅伝統産業会館では、加賀友禅の着物着付け体験や、友禅型染め体験もできます。
自分だけのオリジナルハンカチを作る体験もできるのでぜひ挑戦してください!
旅の思い出とともに、きっと大切な宝物になることでしょう。
金沢の伝統工芸品は、加賀百万石の武士文化特有の武具甲冑の制作に必要な、金工、漆、染色といった技術の発展が欠かせませんでした。友禅や加賀象嵌、九谷焼、金箔、桐等々、金沢を代表するそれらの美術工芸品は、今では庶民の身近なところで使用されています。
「金沢・クラフト広坂」では、紹介したものの他に、加賀毛針や銅羅、琴、金沢和傘等々も展示販売されています。
今回ご紹介した金沢和小物は、500円から、高くても3000円前後で買い求められる値段のものです。ぜひお土産に、可愛い金沢の和小物を探してくださいね。
金沢の伝統工芸の技と歴史に触れながら、金沢観光をぜひ楽しんでください!
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(2023/12/8更新)
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