写真:しの
地図を見る孫六温泉に到着し最初に目に飛び込んでくるのが、川岸に建てられ肩を寄せ合うようにして並ぶお風呂の建屋。
建屋には内湯と脱衣場、その奥に露天風呂があります。
お風呂は男女別の内湯「唐子の湯」、混浴の「石の湯」、露天風呂が3つでその内1つは女性専用残り2つは混浴です。
尚、混浴の露天風呂も19:00〜20:30は女性専用になります。(専用時間帯は変更される可能性があるので宿にご確認下さい)
写真:しの
地図を見る泉質は単純温泉、ラジウム鉱泉があり、皮膚病や胃腸病に効くそうです。
混浴の内湯「石の風呂」が濁ると天気が悪く、澄めば晴れると言われているそうで、私の行った日も当日、翌日は雪だったせいか濁っていました。
やや青みを帯びたとろっとしたお湯で、温度も若干高めで寒い日には体がよく温まり丁度よく感じました。
こちらの「石の風呂」からは露天風呂に出る事ができます。いずれも岩風呂で、建屋の横の熱めの風呂と川岸のややぬるめの風呂があるので、お好みで入浴下さい。
建屋自体が少し降りたところの川岸にあって川向こうは山になっています。ですので川岸の露天につかると雪、川、川向こうの山全てが見える開放的なロケーションになっています。
尚、混浴の時間帯でも何名か女性の方が入浴されていらっしゃいました。昼間の明るい時間で抵抗の感じる方は夜利用されてもいいか知れませんね。
女性専用の露天風呂は若干白濁していました。混浴の露天とはお湯が違っていたので源泉が違うと思われます。そしてこちらからも勿論雄大な自然を見る事ができます。
寒い日だったせいか、風呂の建屋からの巨大なつららもあって、自然満喫、秘湯満喫でした。
お風呂の建屋とは50メートルほど離れた所に旅館の建屋があります。
お食事は旅館の中の食堂で頂きます。
秋田らしい「きりたんぽ鍋」と燻った漬物「いぶりがっこ」他鶏の出汁が利いたうどん、山菜の和え物などが並びます。
きりたんぽ鍋は鍋ごと提供されるので温かいです。
「食べ切れなかったり、お部屋でゆっくり楽しみたい方はお部屋に持ち帰って下さいね。」と事前に宿の方から説明を受けました。
それとなく見ていると、お部屋に持ち帰っている方が結構いらっしゃいました。
■アクセスについて■
山の中にあってアクセスが困難と思われる乳頭温泉郷ですが、秋田空港からは「エアポートライナー」(要予約)が1日4便所要130分でダイレクトにつないでいます。
秋田空港で秋田らしいお弁当、例えば「ハタハタ寿司」や「鶏めし」が購入できますので、バスの車内で食べるのもオススメですよ。
また、乳頭温泉郷内では「湯めぐり号」と言う循環バスが走っています。(要予約。シーズンによって本数も違いますので事前にご確認下さい。)
湯めぐり号は冬期間は孫六温泉まで来ませんので、大釜温泉で下車して下さい。そこからわき道に入り徒歩15分程度の所にあります。
若干不便に感じますが、その分「わざわざ足を運ばなければない秘湯ムード」を味わう事ができるお宿です。
■その他乳頭温泉郷で宿泊するメリット■
乳頭温泉郷のいずれかのお宿に宿泊すると、「湯めぐり帖」というしおりを1500円で購入できます。
この「湯めぐり帖」は1年間有効で乳頭温泉郷の7つの宿のお風呂にそれぞれ1回ずつ入浴する事ができます。
今回ご紹介した孫六温泉の他にも、乳頭温泉郷は乳白色の露天風呂が全国的にも有名な「鶴の湯」、茶褐色の「金の湯」と輝きを放つ「銀の湯」をもつ「妙の湯」をはじめ、1つの温泉郷でそれぞれ趣の異なるお湯が楽しめるのが特徴です。
是非宿泊して湯巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いたナビゲーター
しの
幼い頃から歴史が好きで大学の専攻は東洋史。西国お遍路からピラミッド(エジプト留学あり)やモヘンジョダロまで国内外の史跡巡りをしてきました。最近では史跡めぐりは勿論、趣味が高じて調理師免許を取得。それに…
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(2025/1/16更新)
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