写真:やま かづ
地図を見るちなみに「デジクッパッ」とは、豚骨を煮込んでつくった白濁したスープにご飯が入ったローカルフードです。
「デジクッパッ」のバリエーションとしては、豚肉のほかに「スンデ」(腸づめ肉)やモツの入ったもの、サイドメニューとして「スユッ」と呼ばれる薄切り豚肉などがあります。
ここ「うまいもの通り」には幾つかのデジクッパッ専門店が軒を並べていますが、通りに並べられた各店の大鍋からは、豚骨スープを煮込む濃厚なにおいが漂ってきます。
写真:やま かづ
地図を見るどの店のデジクッパッもおいしそうですね。できることなら全部の店で食べ比べたいところですが、残念ながら胃袋は1つ、狙いを定めたお店に入らないといけません。
そんなときは、地元人気ナンバー1、夕食時には行列ができている「ソンジョン三代(サンデ)クッパッ」に行ってみましょう。
デジクッパッは、店のあたりに漂う濃厚な豚骨スープの香りからは想像できないほど非常にあっさりした味つけになっています。日本人ならそのまま食べても満足できますが、地元の人はコチュジャンやエビの塩辛などの薬味をどんどんと加えて自分好みの味つけに変えていきます。
ちなみに、最初からご飯が入っているものは「デジクッパッ」、ご飯が別になっているものは「タロクッパッ」です。
写真は、薄切りゆで豚の「スユッ」がセットになった定食で、ゆで豚はつけ合わせの包み菜に薬味を添えて一緒にいただきます。豚肉の臭みがなくなって意外にあっさりとしていて食べやすいです。
店舗:ソンジョン三代(サンデ)クッパッ
営業:24時間
休み:旧正月、チュソク、その他不定期
写真:やま かづ
地図を見るデジクッパッもいいけど、カルグクスはいかがですか?
カルグクスとは、鶏肉や海鮮でだしをとったスープに小麦の麺を入れた、いわば「韓国式うどん」のことです。
この「うまいもの通り」には数軒のカルグクス専門店がありますが、その中でも、西面市場内に客席がある「キジャン・ソン・カルググス」はいかがですか?
通りに面した厨房で麺を手打ちして釜揚げ、盛り込まれたカルググスが市場内にある客席に運ばれます。もっちり麺と新鮮な薬味の葉物野菜がたっぷり。思った以上にボリュームがあります。
メニューはカルグクスのほかに汁のないビピン(混ぜ)カルグクス、キンパッ(海苔巻き)がありますが、やっぱりカルグクスが一番人気です。
店舗:キジャン・ソン・カルググス
営業:9時ごろ〜20時ごろ
休み:旧正月、チュソク、その他不定期
写真:やま かづ
地図を見る韓国でいう「饅頭(マンドゥ)」って、蒸し餃子の両端を丸めた形状のものです。通常、蒸したものをそのまま食べたり、スープに入れたりして食べます。
このお店、「西面ケグム・ミルミョン」は店名のとおりミルミョン専門店ですが、サイドメニューの手づくり饅頭も人気で、小腹をすかせた若者が気軽に立ち寄っています。
店舗:西面ケグム・ミルミョン
営業:10時ごろ〜22時ごろ
休み:旧正月、チュソク、その他不定期
写真:やま かづ
地図を見る「うまいもの通り」からは幾つかの連絡路がつながっているので、西面市場へ迷い込むのは簡単です。
1階には、食堂のアジュンマ(おばさん)とカウンター越しに対面で食事できるスぺースが確保されています。スンデやカルグクスなどの軽食を注文して、アジュンマに世話を焼かれながら濃厚なサービスを楽しみたい方は、こちらでの食事も楽しいですよ。
「うまいもの通り」は、西面路の北の端2ブロック程度の通りをいいます。地下鉄西面駅1番もしくは7番出口を出て、南へ下ったところにあります。
西面市場の東側の通りで、人の流れについて歩いていくと、濃厚な豚骨スープの香りが漂っているのですぐにわかります。
釜山のグルメどころ、西面の「うまいもの通り」。滞在中、一度は訪れてみてくださいね。
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(2023/12/4更新)
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