ギリギリすぎる!タイに電車が通る市場が!メークロン線路市場へはバンコクから日帰りで

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ギリギリすぎる!タイに電車が通る市場が!メークロン線路市場へはバンコクから日帰りで

ギリギリすぎる!タイに電車が通る市場が!メークロン線路市場へはバンコクから日帰りで

更新日:2014/12/25 17:35

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン

タイの首都バンコクから西へ約130キロほどの所に、世界的に珍しい市場があります。
メークロン線の終着駅、メークロン駅。そこには、文字通り線路脇に商品が並べられた市場が。市場のど真ん中を電車が通るメークロン市場のギリギリっぷりをご紹介します。

線路脇の市場

線路脇の市場

写真:渡部 洋一

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線路脇に数々の商品が並べられる、メークロンの線路市場。
「線路脇」と言って私たち日本人がイメージするような生易しい線路脇ではありません。線路から数センチ離れているかどうかという、これでもかという程の線路脇です。中には、線路脇を通り越しおもいっきり線路内に入っているけしからん野菜すらあります。
私はこれから、「○○脇」という言葉を滅多なことでは使うまいと、このメークロン市場を見て固く誓いました。

メークロン市場は、その特異性からもちろん観光客も訪れますが、基本的には地元の人々のための市場です。
品物は主に野菜、肉、魚、お菓子等の食料品。線路脇に置かれたそれらの品々から、今日の食卓に並べる食材の品定めをする人々の目は、物珍しさを楽しむ観光客のそれではありません。

観光客向けのテーマパークではない、人々の生活を支える現役の市場の中を線路が通っていることが、この市場の大きな魅力です。

突如として消える市場の屋根

突如として消える市場の屋根

写真:渡部 洋一

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突如として市場に警笛が鳴ると、店員たちは一斉に店の屋根を片付け始めます。屋根と言っても雨や陽射しをよける程度の簡素なもので、店員たちは慣れた手つきでちょちょいのちょいです。

基本的に時刻表通りに動かないタイの鉄道。数時間遅れも珍しくない電車の通過を知る唯一の手段は警笛のみ。その時に店員がトイレでも行っていたらどうするのかと、勝手に心配してしまいます。

市場のど真ん中を電車が通る!

市場のど真ん中を電車が通る!

写真:渡部 洋一

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警笛が鳴ってから約5分、ついにその時が!
本当に、市場のど真ん中に電車がやってきました。

撮り鉄の端くれとして私も数多くの路線を見てきましたが、こんな光景は見たことがありません。市場のど真ん中を通るメークロン線は、私の鉄オタ人生の記憶のど真ん中をも颯爽と駆け抜けて行きました。

商品と列車がギリギリすぎる!

商品と列車がギリギリすぎる!

写真:渡部 洋一

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屋根を片付けたら、当然商品も全てきれいに片付けるだろうと日本人は考えますが、全然そんなことはありません。

「電車が通るぐらいでなぜ僕たちがどかなければいけないの?」とでも言いたげに、野菜たちは身動きもせずその場にどっしりと腰を下ろしたまま。野菜たちのあまりにも堂々としたたたずまいには、感服せざるを得ません。
そして電車も、野菜たちに全く遠慮することはなく、「じゃあ通してもらうよ」と彼らの上を華麗に通り抜けます。

ここで働く人たちは、列車に触れないギリギリのラインと高さを知っているからこそできる芸当です。真上を列車が通過した野菜が、タイの人々の今夜の食卓に並ぶ。それもタイという国の面白さ。

ちなみに、私が買いたいか買いたくないかと言われれば完全に買いたくないことは言うまでもありません。

人と列車もギリギリすぎる!

人と列車もギリギリすぎる!

写真:渡部 洋一

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ギリギリなのは、物だけではありません。
もちろん列車は徐行していますが、手を伸ばすまでもなく太めの人なら触れてしまいそうなこの距離。

あまりにもギリギリすぎて、勝手ながら「世界一ギリギリな市場」としてギネス申請させていただきました。返事はまだ来ていません。個人的に「ギリギリセーフ」だと思っていますが、ユネスコに「ギリギリアウト」と判断され申請却下された可能性もあります。

「地域密着」の究極の形!

鉄道を語る上で、よく「地域密着」という言葉が使われます。しかしこのメークロン線は地域「密着」どころか、いろいろなものに「接触」しそうな鉄道として、いやむしろちょくちょく接触しているであろう鉄道として、世界中の鉄道の中でも特異と言えます。メークロン線は、地域密着鉄道の極みだと私は思っています。

メークロン市場は、バンコクから日帰りツアーも多く出ているお手軽スポット。鉄オタも鉄子も、鉄道に興味のない人も、タイに訪れたのならメークロンの線路市場で、日本では絶対に見られない、ギリギリっぷりを感じてみませんか?きっと忘れられない思い出になるはずです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/01/18 訪問

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