写真:鮎川 キオラ
地図を見る「東京ゲートブリッジ」は、恐竜2頭が向き合っているように見える形状から通称「恐竜橋」と呼ばれています。渋滞緩和と輸送力強化のために建設された橋ですが、そのユニークな形状から湾岸エリアの観光新名所として脚光を浴びています。
この形状になった理由は2つ。近くに羽田空港があり、上空を大型旅客機が飛行するため高さ制限があること。また、東京湾を行き交う大型貨物船などが橋の下を通ることができなくてはならないことです。
その為高い支柱が必要な吊り橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせることで、荷重を分散して強度を保つ「トラス構造」と呼ばれる工法が採用されたそうです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る遠くからユニークな形を眺めるのもいいのですが、整備された歩道をぜひ自分の足で歩いてみてください。この歩道から見る景色は絶景です。「東京ゲートブリッジ」は一般道なので、通行料は車も人ももちろん無料です。
広々とした海の景色を見ているだけでも爽快ですが、この橋からは、東京近郊の名所が一堂に展望できるのです。東京スカイツリーや東京タワー、お台場、東京ディズニーリゾート、羽田空港、快晴の日は横浜や富士山まで見渡すことができます。
【歩道通行時間】
10:00-17:00(最終入場16:30)
閉鎖日:毎月第3火曜日および12月の第1火曜日 その他強風や豪雨、凍結などの荒天候時
通行料:無料
※歩道は、歩行通行のみで自転車、原付などの乗り入れは禁止となります。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る空気が澄んでいる冬場は、富士山を望むには最高の季節。雪化粧した雄大な富士山はやっぱり美しい。
橋の歩道から眺める景色もよいのですが、江東区側の橋の足下に位置する若洲公園からの眺めは、富士山の姿を写真に収める愛好家の間では、ダイヤモンド富士が撮影できると人気の撮影スポットです。
「ダイヤモンド富士」とは、富士山の山頂と太陽が重なった時に発生する現象となります。「東京ゲートブリッジ」では、夕日は富士山側に沈むので、夕暮れ時にそのチャンスが訪れるのです。因みに、若洲公園でダイヤモンド富士が観測できる季節は2月中旬ころになるそうです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「東京ゲートブリッジ」の歩道へのアクセスは、橋の足下にある江東区立若洲公園から専用の昇降施設を利用します。エレベーターまたは階段で歩道のある8階まで昇ります。写真の円筒状の建物がそれになります。
橋の長さは、江東区若洲公園と中央防波堤外側埋立地を結ぶ全長2618m。歩道として開放されているのは、都心側の片側1400mとなり通り抜けできません。つまり反対側の埋立地へ降りることはできませんので、橋を折返して同じ歩道を戻ってくるようになります。
ちょうど橋の真ん中に、ひと休み用のイスが用意されているので、そちらでひと休みして戻ってくるだけでも十分展望を楽しめます。海風が心地よい場所と紹介したいところですが、地上で少し風が吹いているときは、橋の上は、強風です。冬は、帽子やマフラーなどを用意してお出かけください。また、橋にはトイレがありませんので、歩道へ昇る前に公園の公衆トイレでお済ませください。
若洲公園へは、JR新木場駅より路線バスで15分ほどとなります。車でお越しの方は、専用駐車場が便利です。1日500円と都内にしては破格の駐車料金となります。公園は、海釣りやサイクリング、手ぶらでバーベキューができる施設があるので、「東京ゲートブリッジ」を望みながらのんびり過ごすのもおすすめです。
色んな場所を巡りたいアクティブ派は、お台場や東京スカイツリーを巡る日帰りツアーの立寄り観光地になっているようなのでツアーを利用されると効率よく観光できます。
開通1周年を間もなく迎える「東京ゲートブリッジ」。美しい展望が楽しめるこの冬の季節にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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(2024/11/9更新)
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