日本のジーンズの聖地「児島」では世界に一つだけのジーンズに出会える!

日本のジーンズの聖地「児島」では世界に一つだけのジーンズに出会える!

更新日:2014/12/26 17:47

浮き草 ゆきんこのプロフィール写真 浮き草 ゆきんこ トラベルライター、プチプラ旅専門家、LCC弾丸トラベラー
日本のジーンズの聖地として知られる岡山県倉敷市児島。江戸時代から繊維産業が発達したこの地で新たに作られたのが児島ジーンズです。
2010年には、シャッター商店街となっていた味野商店街を中心にジーンズショップが次々と入り、ジーンズストリートに早変わり!
まるでジーンズの美術館で買い物をしているかのような、ジーンズ好きにはたまらない「児島ジーンズストリート」をご紹介します。

まるでジーンズの美術館!児島ジーンズストリート

まるでジーンズの美術館!児島ジーンズストリート

写真:浮き草 ゆきんこ

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日本のジーンズの聖地「児島」は、1960年代に国内生産ジーンズの第一号が誕生し、その後、次々とお店独自のオリジナルジーンズを販売する店舗が増えていきました。明治〜昭和は足袋、そして学生服と時代とともに主製品を変えていき、ジーンズの街へと変わっていったのです。

そんな中、児島の中心地にあった味野商店街は、人口現象により、シャッター商店街となってきたことが、問題となっていました。そこで、ジーンズ生産が盛んになってきたことからジーンズを愛する人たちが集う街にしようと、ジーンズショップやギャラリーなど個性豊かなお店を誘致。2010年、児島ジーンズストリートというレトロな商店街が誕生しました。

児島ジーンズの特徴は、染め、織り、縫製から加工に至るまですべて熟練の職人の手によって作られています。こだわりのジーンズが欲しいという人にはぴったりの街。
ジーンズ商店街には写真のようにジーンズが無造作に干してあったり、突然巨大なジーンズが現れたりと歩いているだけでジーンズを感じられるストリート!レトロな雰囲気の街並みやオシャレな店舗を覗いてみたりと歩くだけでも楽しめますよ!

純国産の桃太郎ジーンズ

純国産の桃太郎ジーンズ

写真:浮き草 ゆきんこ

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児島ジーンズストリートは、味野商店街を中心とした400mの通りにジーンズショップが約30店舗点在しています。ジーンズストリート専用の駐車場が一つあり、10台まで無料で駐車することができます。

この専用駐車場の近くに店舗を構えるのが「桃太郎ジーンズ」。外観には巨人がはくのか?と思うほど大きなジーンズを飾り、一目でお店の場所がわかります。店内にはさまざまなレーベルのジーンズがオシャレに陳列され、見ているだけで楽しくなるはず。

自分だけのオリジナルジーンズが欲しいという方は、手作業で作られる1点もののパターンオーダージーンズはいかがでしょうか。工程に応じて特殊なミシンを使い、約1か月かけて作られます。ジーンズは長く履けば履くほど味がでるといいます。思い切って1点ものを購入し、長く愛用するジーンズを作ってみては?

カフェやギャラリーも

カフェやギャラリーも

写真:浮き草 ゆきんこ

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児島ジーンズストリートにはジーンズショップのほか、個性あふれるカフェやギャラリーもたくさんあります。
一口にジーンズショップといっても、町屋風の作り、北欧風の作りなど外観も店内も独自のセンスが光り、街並みに彩りを添えています。

中でも異質な空間美で目をとめてしまうのが、小道具店「Womb」。旧銀行跡をリノベーションして使っているため、そこの一角だけ明治初期の近代建築が建っています。店内は所狭しと世界から集められた小道具がずらり。買うというより空間を楽しんでみてくださいね。

日本初のレディースジーンズブランド「BETTY SMITH」

日本初のレディースジーンズブランド「BETTY SMITH」

写真:浮き草 ゆきんこ

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児島ジーンズストリートから車で5分ほど走らせた先にあるのは、BETTY SMITHのジーンズミュージアムとアウトレットショップ。BETTY SMITHは、1970年、日本で初めてレディースジーンズのブランドを販売したお店です。それまではジーンズ=男性のイメージでしたが、女性の腰回りの柔らかいラインにあうようにカーブをいれることで、女性にも受け入れられ、女性のジーンズ文化の先駆けを作りました。

そのBETTY SMITHの本社があるジーンズミュージアムビレッジでは、デニム加工体験ができる工場、ジーンズの歴史がわかるミュージアム、BETTY SMITHのジーンズを特価で購入できるアウトレットショップがあり、ジーンズ好きであれば、ゆっくり堪能してもらいたい場所です。

ジーンズの歴史が学べるジーンズミュージアム

ジーンズの歴史が学べるジーンズミュージアム

写真:浮き草 ゆきんこ

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ミュージアムはミュージアム1、ミュージアム2にわかれています。

ミュージアム1は、ジーンズのルーツ、アメリカのジーンズの歴史と児島ジーンズの歴史、昔の製造工程などアメリカンな雰囲気の館内で展示。2階は2003年にスタートした業界初のオーダーメイドジーンズの受付があり、豊富に取り揃えてあるボタンや生地を選び、世界に一つだけのオリジナルジーンズを注文することができます。

ミュージアム2では、BETTY SMITHが今まで手掛けたジーンズや児島デニムの解説、また、ジーンズ制作初期に使われていた機械をそのまま展示するなど、リアルに解説してあります。
入り口付近にはデニム素材を使ったカバンや小物入れなども販売しているのでお土産に一ついかがですか。

瀬戸内海に面した繊維の街「児島」

岡山県倉敷市といえば、白壁土蔵のなまこ壁や格子窓の趣ある町家建築が有名ですが、児島という地名だけ聞いただけではどこにあるか分からない人も多いのでは?
児島は瀬戸内海に面した繊維の街であり、今やジーンズの聖地としてジーンズ好きには知られた場所です。瀬戸大橋を一望できる公園へも車で15分ほどで行けるので、倉敷や瀬戸大橋観光の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ジーンズ生地を使ったオシャレなグッズも発見できますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。

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