復興祈願。福島県南相馬「奇跡の一本松」に祈りを捧ぐ

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復興祈願。福島県南相馬「奇跡の一本松」に祈りを捧ぐ

復興祈願。福島県南相馬「奇跡の一本松」に祈りを捧ぐ

更新日:2016/03/11 11:01

タケモト スグルのプロフィール写真 タケモト スグル カメラマン、ライター、撮影コンサルタント

震災の傷跡が残る福島県南相馬市。津波を受けた沿岸部では、明かりを失くした広い更地に 町を偲ぶ道が淋しげに伸びます。ここでは、平成23年3月11日の大津波に耐え、そして生き抜こうとしている、南相馬市の「奇跡の一本松(かしまの一本松)」をご紹介したいと思います。

2本の「奇跡の一本松」

2本の「奇跡の一本松」

写真:タケモト スグル

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「奇跡の一本松」
その名は多くの方が”ご存知”でしょう。今は枯れ、保存処理がなされたことでも有名です。松の立つ場所は、そう、陸前高田。岩手県陸前高田市気仙町が思い浮かぶと思います。

対して、今回ご紹介する「奇跡の一本松」は陸前高田の松ではありません。福島県の沿岸部、南相馬市に立つ「奇跡の一本松」です。

津波に耐え 生き抜く「奇跡の一本松」

津波に耐え 生き抜く「奇跡の一本松」

写真:タケモト スグル

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南相馬の「奇跡の一本松」は、波音の響く浜辺近くに立っています。広く何もないその場所は、元から何もなかったわけではありません。若干残るコンクリートの基礎を見るに、その地に人の営みがあったことが分かります。

平成23年3月11日。東日本大震災と呼ばれるその災害は、福島県南相馬市の鹿島区にも大津波をもたらしました。

防波堤を破壊し、住宅地を更地に戻したその波は、鹿島区南右田地区に立っていた2万本の松もなぎ倒しました。そんな中、耐え生き残ったのがこの「奇跡の一本松(かしまの一本松)」です。遠くの山まで続く広大な更地を眺めるとまさに奇跡を感じます。

しかし、広大な更地に立つその姿は、見方によっては「一人ぽっち」です。寂しい想いも伝わってきます。なんとか彼の心を温めてあげたいものです。是非にそばで声を掛けてあげて下さい。

樹木に思いを馳せる旅

樹木に思いを馳せる旅

写真:タケモト スグル

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「奇跡の一本松」の立つ南右田地区は、南相馬市の主要駅である原ノ町駅(はらのまち)や鹿島駅から車で20分前後の距離にあります。目印になるものは何もないので、事前の所在地確認やナビが必須です。

※一本松の所在地は当記事掲載の写真の詳細をご覧下さい。

原ノ町駅や鹿島駅は震災後も営業していますが、震災の影響で、福島県南東部の主要都市であるいわき市からのルートが絶たれている他、北の仙台からのルートも一部バスによる代行運転中で、不便な状況です。そのため、仙台・福島・二本松・郡山からのレンタカーをお勧めします。

特に、郡山や二本松からのルートが推奨です。福島県は「三春の滝桜(みはるのたきざくら)」などをはじめとした巨木が多いことでも知られており、それらに会うことができます。

「樹木に思いを馳せる旅」
苦難にも耐え成長する木々に是非に思いやりを届けましょう。

おしまいに

今回は南相馬市の「奇跡の一本松」の紹介と「樹木に思いを馳せる旅」の提案をしました。福島を訪れ、思い出を残すことも復興の一助です。

感動を心に、カメラをその手に。
心を映す気持ちで樹を眺め、カメラに収めてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/02 訪問

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