世界でここだけ?!猫ちゃんサーカスが見れる劇場が『ククラチョフ猫劇場』です。
1990年、もともとボリショイサーカスの団員であった、ユーリ・ククラチョフさんによって作られました。子供たちにも大人気で、劇場はいつも親子連れを中心に、たくさんの観客で埋まっています。
場所はロシアの首都・モスクワ。地下鉄のクトゥゾフスカヤ駅を降りてしばらく歩くと、たどり着きます。駅からは少し遠く感じるかもしれません。
入口前では2匹の猫ちゃん像がお出迎えしてくれていますので、ワクワクしながら中へ入っていきましょう。
最近改修されたという劇場内は、どこを見ても猫!猫だらけ!
まずはロビー。ドアノブを掴もうとすると、ちょっとふてぶてしい猫の顔。ふと足元を見れば、床のタイルに猫の姿が埋め込まれ。さっと手すりに手をやると、そこにも目を光らせた猫が歩いている姿に気付きます。更にベンチに座れば、背もたれに猫がいます。そして、窓から差し込む光を見やれば、ステンドグラスに2匹の美しい猫!
着席しようと劇場の中へ入っていくと、2階のバルコニー席にも猫。もちろん緞帳にも猫…。
徹底した猫ちゃん愛!これは参りました!
かわいい猫たちが見せてくれる芸は、猫一匹一匹の特性に合わせたものです。高いところが好きな猫は、人間のピエロが持つ細い棒のてっぺんまで登って行ったり、人間の足の間を通り抜けるのが好きな猫は、くねくねとキャットウォークを見せてくれたり。また、輪くぐりをしてくれる猫もいます。
決して曲芸というようなものではないかもしれませんが、その姿が本当にかわいらしいのです。そして、実は猫サーカスといえども、かわいい犬たちも一緒に参加します。押し車を押しながら並んで歩く様子に、思わず笑みがこぼれます。
ちょうどオリンピックがロシアで開催されていた頃には、オリンピックをテーマにした演目が上演されるなど、演目はいつも同じではありません。この演目の主役は『ボリス』という名の猫で、顔を猫みたいにペイントした子供たちは、一生懸命ボリスに声援を送ります。
気になるその様子は…!見てのお楽しみです♪
ショーは2部制になっているので、1部と2部の間に休憩があります。その間に売店で、パンフレットや劇場にいる猫グッズを買うのもよし。
そして2階には、猫グッズやイラストが所狭しと展示されています。また、これまでのユーリ・ククラチョフさんや息子のドミトリーさんの功績について展示もあり、見ごたえのあるプチ・ミュージアムのようです。日本で公演をされた時の様子も、展示されていますよ。
更に奥へと進んでいくと、出演がお休みの猫たちが数匹、のんびり休んでいる部屋があります。ちなみに在籍している猫アクター&アクトレスは200匹にも及ぶそうですので、ここにいるのは本当に一部の猫たちですね。
猫に言うことをきかせるのではなく、一匹一匹の個性を大事にする。本当に猫と人間との信頼関係が、伝わってくるようなステージです。
猫好きなら、一生に一度は見ておきたい、猫サーカス!かならずホームページで公演日をチェックして、モスクワ「ククラチョフ劇場」に足を運んでみてください♪
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(2024/11/5更新)
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