写真:やま かづ
地図を見る昼間の屋台街もさることながら、夕暮れ時にもなるとたくさんの若者が集まり、BIFF広場と呼ばれるこの広場は、屋台フードを中心としたB級グルメのオンパレードとなります。
釜山国際映画祭が始まったころ、このあたりは釜山で唯一、映画館がある通りで、メイン会場として活気づきました。
しかし、現在のBIFF広場は、映画のまちというかつての歴史を背負いつつも、若者の伝統的な食文化を引き継ぎ、また新しい食文化を生み出しています。
写真:やま かづ
地図を見るかつて釜山国際映画祭を訪れた大物ゲストが残したハンドプリントが、今でも通りに埋め込まれたままになっています。
世界的に著名な映画監督のハンドプリントは約20人分。アジア映画好きなら知っている名前もちらほら。往来の雑踏に負けず、じっくりと足元を確認しながら歩いていると見つけることができますよ。
日本からの参加者は、「ええじゃないか」「楢山節考」などの作品を残した今村昌平監督や「世界の北野」こと北野武監督で、彼らのハンドプリントも見つけることができます。このころはまだ「ビートたけし」でサインをしていたことがわかりますね。
写真:やま かづ
地図を見る映画の合間にちょっと小腹を満たすために重宝された屋台が、今となってはその屋台フード目当てにたくさんの人々が集まるようになりました。
屋台フードの代表選手、オデン、キンパッ、天ぷら、トッポッキはもちろんのこと、ワッフル、芋スティック、焼き栗、焼きスルメ、果ては、ニューヨークではやっているというホットドッグまで。あらゆるB級グルメが勢ぞろい、若者食文化をリードしています。
写真:やま かづ
地図を見る屋台のB級グルメは不動の人気ですが、その中で一番屋台の数が多く、人気のあるのが「ホットッ」です。
「ホットッ」とは、小麦を焼いたほくほくの餅のようなもので、中に黒砂糖やシナモンのあんが入っています。釜山式の「ホットッ」は、さらにナッツ類が入っているのが特徴です。
パリッとした外側ともちっとした内側の食感が楽しく、食べ歩きしやすいようにペーパーカップに入れてサービスされます。
同じ「ホットッ」を販売していても屋台によって人気もまちまちです。ぜひ、人気のある屋台で、長い行列に並んででも焼き立てを食べてくださいね。長い行列を嫌って、つくり置きの「ホットッ」を妥協して買ってしまうと後悔しますよ〜♪
写真:やま かづ
地図を見る2011年の釜山国際映画祭(BIFF)から、メイン会場が南浦洞から海雲台の「映画の殿堂」に移りました。
建物内には劇場が2つと多目的ホール1つが設置されており、毎年10月に10日間ほど開催される釜山国際映画祭では、映画関係者、来場者で大変な賑わいとなります。
また、長さ163メートル、幅61メートル、高さ32メートル、重さ4000トンの屋根は、世界で一番大きい一枚ものの屋根としてギネスに認定されていますので一見の価値ありです。
ちなみに、「映画の殿堂」では、映画祭開催期間外は一般映画やリバイバル映画などの上映をしています。
地下鉄チャガルチ駅7番出口から東へ2ブロック歩いたところにBIFF広場がありますが、広場ではなく歩行者天国の幅の広い1本の通りです。
北側に大きな国際市場(クッチェシジャン)や富平市場(プヒョンシジャン)が広がっていますので、お昼はそれらの市場めぐり、夕方からBIFF広場めぐりをすれば、一緒に見て食べて回ることができるのでおもしろいですね。
*韓国のローマ字表記法の関係で、より現実の発音に近い表記に見直され、釜山=「PUSAN」は「BUSAN」となり「PIFF」は「BIFF」となりました。
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この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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