ギネス認定された!世界最古の旅館「慶雲館」〜山梨県早川町〜

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ギネス認定された!世界最古の旅館「慶雲館」〜山梨県早川町〜

ギネス認定された!世界最古の旅館「慶雲館」〜山梨県早川町〜

更新日:2015/01/09 17:02

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

世界で最も歴史がある旅館として、ギネスに認定された山梨県南巨摩郡早川町にある、西山温泉「慶雲館」。「歴史がある=古い」というイメージがありますが、そんなイメージとは裏腹に、年間約4万人が訪れる人気の温泉宿。
日本随一の湯量を誇り、観光経済新聞社が主催した「人気温泉旅館ホテル250選」で通算5回(年)以上入選し、2004年から9年連続で「5つ星の宿」の名誉ある称号を貰った温泉宿をご紹介します!

静かに佇む山間

静かに佇む山間

写真:sachie

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ご紹介する「慶雲館」は、南アルプスの麓、山梨県早川町にあります。
東京から車で、東名高速道路「御殿場JCT」を経由。新東名高速道路「新清水IC」から国道52号線を北上し、県道37号線を1時間ほど進んだ場所。

国道52号線から県道に入ると、道路沿いにコンビニなどのお店は、ほとんどありません。
県道は通称「南アルプス街道」と呼ばれ、街道は、町を流れる早川の渓谷に沿うように走っています。山に囲まれた「秘境」まで道が続いているため、極端に言うとあるのは自然だけ。
そんな道を通って宿へ向かいます。

今は、トンネルや道路が整備され、車で簡単に行けますが、その昔、山に沿うように道があったため、何度も迂回。冬は、雪が行く手を阻み、辿り着くのは大変だったそうです。
だんだんと宿に近づくにつれて、人々が暮らす境界線を越えているのか、野性の日本猿などの動物に遭遇。決して便利とは言えない山深い山奥で、宿の周りにあるのは、ご覧のような数軒の民家くらいです。

「どうしてこんな場所にあるのに、人気があるの?」とお思いになるでしょうが、次はそんな疑問にお答えします。

温泉力

温泉力

写真:sachie

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その理由は、何と言っても温泉!
ここの温泉は、武田信玄・徳川家康など、歴史上の名高い人物が入ったとされる湯。
今もそんな湯が枯れることなく湧き続けています。武将を癒し、魅了した良質な温泉が、現代でも愛され続けるのが多くの人が訪れる秘訣。

ここの温泉は、西暦705年慶雲2年に、流浪してきた都人によって発見されました。
慶雲年間に開湯したので「慶雲館」と、名前の由来になったそうです。
2005年、開湯から1300年を迎えたのを記念して、温泉を掘削したところ、敷地内から毎分1630リットルの温泉が湧出。

この湯量は、全国的に有名な温泉「草津温泉」の湧出量の20分の1にあたり、その湯をたった一軒で使用しています。そのため、日本随一の湯量を誇り、宿のお風呂は、すべては源泉かけ流し。全客室のお風呂も、温泉が楽しめます。
大浴場や家族風呂を合わせると、全部で6種類。温泉が豊富なため、どの浴槽も広々しています。そんな理由で、最初に何処に入っていいのか分からない場合は、こちらの「白鳳の湯」がお勧め。

「宿の顔」になっている湯で、ロケーションがたまりません。押し迫るような山々・早川のせせらぎ・木々が出す新鮮な空気など、五感で自然のもてなしが感じられるかのような景色。
露天風呂なので、開放感もたっぷりです!
無色透明ですが「とろ〜っ」とした、まるで乳液のような湯の感触で、湯上りは「しっとり」と極上の肌に。

そして、ここの宿の凄いところは、温泉だけでなく、対岸に見える崖。この崖は「糸魚川静岡地質構造線」。この名前を聞いて「ピンッ!」と閃く方は少ないかもしれませんが、簡単に言えば、日本列島を横断する大地の裂け目。日本の大地を貫くスケールの大きな断層を見ながら入るお風呂は、何ともダイナミックで、ここならでは。すべてのお風呂から見ることができ、夜にはライトアップされるので、また違った景色が見られます。

これだけでは、温泉の凄さが伝えきれていませんよね?
次の段落では、湧出量があるからこそ実現可能な、温泉三昧方法をご紹介。

※「白鳳の湯」を利用する場合は、時間により男女入れ替え制なのでご注意を。

ここから出ているのは?

ここから出ているのは?

写真:sachie

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こちらは、大浴場のシャワー。
普通のシャワーではなく、ここから出ているのは温泉。前代未聞の「温泉シャワー」で、シャワーだけでなく、カランからも温泉が出るんです。

ここから湧き出る温泉の泉温は52度。そのため、加温加水しなくても、ちょうどいい温度。その上、自噴圧が高いため、地中からそのまま湧き出た「生」の温泉が管を伝って流れているような感じです。客室のお風呂のシャワー・洗面所の蛇口から出るお湯に至るまで、すべてが温泉。その証拠に、蛇口をひねると、温泉特有のゆで卵に似たような硫黄の香りがして、お部屋で手を洗う瞬間から温泉が楽しめます。温泉で、頭のてっぺんから丸ごと洗う機会は滅多になく、先程もお伝えしたように、湯量が凄いからできること。

2013年、観光経済新聞人気温泉・ホテルのお風呂部門で、全国10位を占める人気ぶり。現在、湯量は、ギネスへ登録申請中なのだとか。

飲めば、快腸!

飲めば、快腸!

写真:sachie

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お風呂上がりは、この源泉水で喉を潤してみませんか?
展望大浴場の付近にある「湯あがり処」では、冷やした温泉を飲むことができます。ここの湯は飲泉可能で、消化器病・便秘などに効果があると言われています。飲んでみると、臭みがなく「ひんやり」していて、体の中から綺麗になれるような湯上がりには最高の飲み物。

大浴場の湯口から飲むこともでき、コップが置いてあります。泊まって翌朝、朝食前の空っぽの胃に温泉を飲んで体の中から温めるなんてことも。飲みすぎるとあまり良くありませんが、適度な量なら効果が期待できそうですよ。

世界が認めた認定書!

世界が認めた認定書!

写真:sachie

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温泉の良さは解かったけど、もう一つ気になるのが、ギネスで認定された世界で最も歴史がある旅館。先程もお伝えしたように、歴史は確かにありますが、宿はリニューアルを重ねに重ね、残念ながら昔の面影はないそうです。ですが、冒頭でご紹介した山々や「こんこん」と湧き出す温泉は、今も昔と変わらず、そんな景色を望みながら入れば、まるで昔にタイムスリップしたかのよう。

宿の質は、サービス・料理・施設など「有名温泉地の高級宿クラス並みの待遇」と口コミで好評を博しているほどグレードが高く、日本建築の上品で落ち着きある建物です。
滞在している間、山の中であることを忘れてしまうくらい気品溢れる空間で、設備もしっかり整っているので心配は入りません。

おわりに

冬は、雪や道路の凍結があるため、スタッドレスタイヤが必要となります。

「温泉を浴びて良し、入って良し、飲んで良し!」と、まさに、温泉を極められる宿。
ここを訪れれば、改めて温泉の素晴らしさや価値を見出すことができ、本物の温泉にきっと満足いくことでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/22 訪問

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