葛飾北斎とコラボ!「すみだ水族館」の江戸を感じる早春イベントが粋で超クール!

葛飾北斎とコラボ!「すみだ水族館」の江戸を感じる早春イベントが粋で超クール!

更新日:2015/01/09 11:35

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
年始めはどこへ遊びに行こうか…そんな方にオススメなのが「すみだ水族館」で開催中の期間限定イベント『春遊び。ここはお江戸の水族館。』
下町風情漂う東京都墨田区の「すみだ水族館」では、墨田区が誇る浮世絵師 葛飾北斎や、新進気鋭の書家マエダカマリ氏とコラボした、斬新な期間限定イベントを開催しています。年始めは、「すみだ水族館」の粋なお江戸遊びで楽しんじゃいましょう!

江戸時代の天才絵師 葛飾北斎と生物の意外な関係

江戸時代の天才絵師 葛飾北斎と生物の意外な関係

写真:安藤 美紀

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葛飾北斎というと、“波の絵”や“富士山の絵”などの風景画が世界的にも有名な、江戸時代後期に活躍した天才絵師ですよね。
実は風景画だけでなく、身近な生物なども描いていたのをご存知でしょうか?意外なことに葛飾北斎は、金魚や海老、ドジョウ、エイ、アナゴなど数えきれないほどたくさんの生物画も描いているんです。

また、葛飾北斎といえば、1日3回も引っ越したこともあると言われるほど引っ越し癖のある人物ですが、そのほとんどを墨田区内で過ごしたそう。そこで「すみだ水族館」は、墨田区が誇る葛飾北斎の生物画に着目!“江戸時代の天才絵師 葛飾北斎×生物たち”という斬新なコラボイベントを行っているんです。

いつもと違う発見や感動に出会えるこのイベントは、年始めにワクワクを求めている方にとってピッタリです!

『春遊び。ここはお江戸の水族館。』
■開催期間 2014年12月27日(土)〜2月1日(日)

あれっ?…リアルだけど何かがちょっと違う

あれっ?…リアルだけど何かがちょっと違う

写真:安藤 美紀

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それでは、葛飾北斎が「すみだ水族館」とどのようにコラボしているのか、ご紹介していきましょう。

水槽の前には、いくつかiPadが設置されています。このiPadには葛飾北斎の生物画の画像データが入っていて、水槽の中にいる生物と見比べてみる、というもの。生物について学べて、しかも江戸時代に活躍した天才絵師の作品にも気軽に触れ合えるチャンスなんです。

えっ、見比べても同じじゃないの?
という方、それが違うんです。よ〜く絵を見てみると、実は葛飾北斎の生物画はまるで図鑑のようにリアルに描かれている部分と、想像で描いたユーモアな部分が混ざり合っていることが分かります。

どこがどう違う、という点はiPadで解説されているので、お子様でも分かるようになっています。親子で水族館へ遊びに行こう!という方にも最適なのではないでしょうか♪

小笠原からやって来た!海の縁起物 超メガサイズのアカイセエビ

小笠原からやって来た!海の縁起物 超メガサイズのアカイセエビ

写真:安藤 美紀

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お正月の縁起物、イセエビ。その長いヒゲと曲がった腰の姿から“長寿”をイメージすると言われています。「すみだ水族館」では、2014年に小笠原で捕獲された中で最も大きいアカイセエビというイセエビの仲間を展示。その大きさは、なんと約50cmもあるんです!(ヒゲを入れるともっと長いそう)

アカイセエビのすぐ隣の水槽には、青っぽい色をしたシマイセエビというイセエビの仲間も展示されています。こちらも、アカイセエビと同じ小笠原で捕獲されたのものなんですよ。

小笠原の温暖な海で育った2種類のイセエビは、近くで見てみると、長い足や節がガンダムのモビルスーツにも似ていてカッコイイんです(笑)。縁起の良いメガサイズのイセエビをのんびり眺めているだけ運気も上がりそう!

<アカイセエビ・シマイセエビの展示>
■開催期間 2014年12月27日(土)〜2015年2月1日(日)

何て読む?新進気鋭の書家×水族館の楽しいコラボ

何て読む?新進気鋭の書家×水族館の楽しいコラボ

写真:安藤 美紀

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続いては、日本の伝統文化である“書”と「すみだ水族館」の生物が融合するという新感覚の展示をご紹介します。

水槽のガラスには、その生物の名前を漢字で表した文字が書かれています。この文字を書いたのは、“書”を通じて、子どもたちや世界をつなぐ活動を行っているという新進気鋭の書家 マエダカマリ氏。新しいのに古さもあってカッコイイ。そんなカマリ氏の“書”と「すみだ水族館」がミックスされた超クールな展示になっているんです。

例えば、水族館デートなどで“可愛い!”と盛り上げ役になってくれるペンギン。ヨチヨチ歩く姿がキュートなペンギンは、漢字だと“人鳥”と書くそう。これは、二足歩行するところが人間っぽいと言われているからだとか。へえっ!と驚くことも多いの生物の“書”。なぜそう書かれているのか、立ち止まって考えてみるのも楽しいものです。

「すみだ水族館」でイベント期間中に行われているのが、魚魚合(ととまっち)という生物の名前当てクイズ。クイズ用紙には穴が開いていて、そこを埋めていこうというもの。水槽に書かれている生物名の漢字をヒントに、これっ!と思った文字を書いていきます。全て穴を埋めてインフォメーションに持っていくと、“金のナマズ”スタンプを押してもらえるとか。

簡単そうですが、実際にやってみるとこれが意外と難しい…。大人も本気で楽しめる無料のクイズです。新年の力試しに、ぜひトライしてみて♪

1枚500円。オリジナルmy北斎Tシャツを作ろう

1枚500円。オリジナルmy北斎Tシャツを作ろう

写真:安藤 美紀

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この他にも「すみだ水族館」では、書き初め代わりに“スタンプ初め”で葛飾北斎が描いた11種類の生物たちのスタンプでオリジナルTシャツを作ろう、という体験プログラム“お江戸の北斎Tシャツ”を行っています。

スタンプは洗っても落ちない仕様になっていて、色はピンク・青・黒の3色。黒色が一番スタンプの種類が多くなっています。星マークが付いている方が上を指していますが、あえて方向を変えてオリジナリティを出してもいいかも。Tシャツは親子で作ってみると、大盛り上がりになること間違いなし!

<お江戸の北斎Tシャツ>
■開催期間 2015年1月1日(木)〜2月1日(日)
■開催時間 10時〜18時(最終受付17時00分)
 ※1月1日〜5日、1月10日〜12日は19時まで開催(最終受付18時00分)
 ※1月6日、7日はイベントのため、14時30分まで(最終受付13時30分)
■場所 すみだステージ
■料金 1枚500円(税込み)
※サイズは子供用(110cm・130cm・150cm)と大人用(S・M・L)の全6種類。

早春は「すみだ水族館」の粋なイベントへ♪

早春イベント『春遊び。ここはお江戸の水族館。』は、葛飾北斎とコラボした企画や、お正月の縁起物イセエビの展示。日本の伝統文化“書”と生物を融合させた新感覚の展示など、新年にピッタリな企画が盛り沢山。ここまで日本の伝統文化を意識した水族館のイベントは、全国でもここだけ。一見の価値有りです!

☆2015年 「すみだ水族館」耳寄り情報☆
「すみだ水族館」は、2015年2月23日(月)〜2015年3月6日(金)の期間中、新展示準備のため休館します。リニューアル後の「すみだ水族館」もお楽しみに!
※なお、上記期間が有効期限に含まれる年間パスポート会員の方は、次回来場の際に「1ヶ月間」有効期限が延長されます。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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