写真:東郷 カオル
地図を見る猫空というのは、標高500メートルほどの山間に、沢山の茶芸館が点在する癒しのエリア。猫空のある木柵地区では鉄観音茶の栽培が盛んです。ですので猫空の茶芸館では自分の茶畑で採れたお茶を提供する茶芸館も少なくありません。もちろん鉄観音茶だけでなく、色々な種類の台湾茶がいただけます。
猫空へ公共交通機関で行くには「MRT+ロープウェイ」もしくは「MRT+バス」になります。ロープウェイの場合はMRT木柵線の動物園駅で降りてロープウェイに乗ります。バスの場合は後程詳しく説明しましょう。
猫空ロープウェイは動物園駅から終点の猫空駅まで20〜30分かかります。日本でイメージするロープウェイの乗車時間よりも長いので、高所恐怖症・閉所恐怖所の人は、バスがおすすめです。
写真:東郷 カオル
地図を見る猫空には数多くの茶芸館がありますが、その中でもおすすめしたいのが邀月茶坊。もともと静かな猫空ですが、邀月茶坊のあるエリアはロープウェイの駅からも離れていて、歩く人もまばら。まさに隠れ家的な茶芸館です。
雰囲気のある門をくぐると、美しいアプローチが茶芸館まで続きます。別世界にでも迷い込んだような不思議な空間。
邀月茶坊は24時間営業の茶芸館。日本で24時間営業と聞くと、ファミリーレストラン的なイメージを持ちますが、ここではそのイメージはあてはまりません。邀月茶坊は「月を招く」という意味があり、美しい月を見ながら時間を気にせず心ゆくまでお茶を楽しめる本格的茶芸館です。観光客は昼間に訪れますが、台北っ子は夕方からお茶をしながら遅くまでおしゃべりを楽しむのだとか。
写真:東郷 カオル
地図を見る一言で「茶芸館」と言っても、邀月茶坊の敷地は広大。門をくぐってエントランスに着くと、店員さんからどのエリアが良いか聞かれます。身振り手振りで「全部見たい」と言ってもよっぽど混雑していなければ快諾してくださいますので、お気に入りの場所を見つけましょう。
敷地内には店内の席と屋外の席があり、山の斜面を上手く利用して沢山の席が設けられています。屋外だけでも違ったタイプのエリアが3つ4つあり、なんだかジブリっぽい雰囲気のエリアも。春になると防寒のビニールも取り外され、より一層自然に溶け込むかのような景観に変わります。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらのエリアは茶畑の中にある茶席。やはり冬場はビニールで防寒対策が施されています。茶畑の中のテーブルでお茶を楽しめる茶芸館は珍しく、季節の良い時期の週末などは人気の席です。
茶芸館のお茶は茶葉の代金の他にお湯の代金がかかるのが一般的です。追加のお湯は自分たちで勝手に汲みに行きます(特に追加料金の必要はなし)。
以前は一煎目はスタッフの方が淹れてくれていたのですが、今は自分たちで淹れるシステムになっているようです。茶葉が残ったら、缶に入れて持って帰れます。
写真:東郷 カオル
地図を見る今回ご紹介した「邀月茶坊」はロープウェイの猫空駅からだと1.6Km、徒歩だと25分ほどかかります。ですので、あまり歩かずに行きたい方はバスがおすすめです。バスだと猫空のバス停から徒歩2分程度です。
バスの場合はMRT木柵線の萬芳社區駅からバス「小10(S10)」に乗って20分ほどです。萬芳社區駅の改札を出て、そのまままっすぐ100mほど進めばバス停があります。乗るときに料金を入れますので小銭の用意を忘れずに。台北中心部を走るバスより一回り小さなマイクロバスで山道を結構なスピードで登っていきます。街中から山間部へと続く道中の景色も楽しいでしょう。
ロープウェイの猫空駅を過ぎて、更に5分ほど走ると猫空のバス停に到着しますので、ここで降りましょう。邀月茶坊は、猫空バス停の先の道沿い2分ほどのところにあります。
猫空には大小さまざまな茶芸館が点在しています。ロープウェイの猫空駅の近くにも素敵な茶芸館がありますので、アクセス方法やスケジュールなどを考えて選ぶのも良いでしょう。
ロープウェイの猫空駅の近くだと「四哥の店」がおすすめです。駅から5分ほどの場所にあり、お店の2階・3階からの眺めは最高です。このお店のオーナーは大の日本贔屓ですよ!
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(2024/10/15更新)
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