日本でも大ヒットした映画『アメリ』。そのヒロインのアメリが働いていたとされているのが、パリのモンマルトルにある「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」。ナイトショーで有名な老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」に程近く、今でも『アメリ』目当ての大勢の観光客でいつも賑わっています。
さすが映画の舞台だけあって、「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」の店内には映画『アメリ』の写真やポスターが飾られ、いつも観光客でいっぱい。カウンターやテーブルの配置は今も同じなので、映画に登場する一癖ある従業員や常連客がどこに座っていたのか探すのも楽しみの一つ。トイレの中にも、ちゃんと『アメリ』グッズが飾られているので、ファンの方々はお立ち寄りお忘れなく!
カフェの一番人気は、やはりクリーム・ブリュレ!その理由は、主人公アメリがクレーム・ブリュレを食べるときパリパリと割る音が大好きだったこと。店には他にもいろいろなメニューがありますが、クレーム・ブリュレを一口食べれば、奇想天外な空想癖を持った主人公アメリの愉快な気分が味わえることでしょう。
「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」の程遠くない所には、モンマルトルの象徴である有名なサクレクール寺院があります。この寺院の前では、アメリが偶然拾ったアルバムをニノに返すシーンが撮影されました。アメリが、自分の存在をニノに気づかれないためにメリーゴーランド脇の公衆電話を使うシーンがありますが、残念ながらその公衆電話は実在しません。そのかわり、サクレクール寺院の建つ上の方からは映画でも登場する素晴らしいパリの全景を眺められます。
パリ東駅脇にある北駅方面へ行く階段は、同じく『アメリ』のロケ地となった場所。東駅構内からアメリが後を追う中、ニノが大事なアルバムを落としてバイクで去っていくシーンがここで撮影されました。長い階段を登った先には、やはり映画のシーンと同じパリの素敵な景色が見られます。『アメリ』ファン必見の場所でしょう。
「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」以外の場所でも、映画館や地下鉄駅などモンマルトルからサン・サンマルタン運河にかけて、映画『アメリ』の撮影場所は沢山あります。パリに行ったら有名な観光地巡りだけでなく、こうした映画の舞台を訪ね、普段の気取らない庶民生活を垣間見るのも一興です。観光客であることを忘れ、そこで暮らすパリジェンヌ気分を味わえるかもしれません。
「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」の情報
Cafe des 2 Moulins
住所 15,rue Lepic 18e
電話 01,42,54,90,50
営業時間 7:00〜翌1:00
最寄り駅 M2 Blanche
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(2024/10/13更新)
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