自称・日本一貧乏な水族館?和歌山の『エビとカニの水族館』を思わず応援したくなる!

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自称・日本一貧乏な水族館?和歌山の『エビとカニの水族館』を思わず応援したくなる!

自称・日本一貧乏な水族館?和歌山の『エビとカニの水族館』を思わず応援したくなる!

更新日:2015/01/19 18:06

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター

和歌山県・紀伊半島南部にあるすさみ町。本州最南端が近いこの地に『エビとカニの水族館』と呼ばれる甲殻類専門の小さな水族館があることはご存じでしょうか?手作り感に溢れ、アットホームな雰囲気の漂うこの水族館は、”日本一貧乏な水族館”を自称する、崖っぷちに立たされた水族館でもあったのです。いったいこの水族館に何が・・・!?

「すさみ海立エビとカニの水族館」

「すさみ海立エビとカニの水族館」

写真:bow

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和歌山県南部、本州最南端・潮岬の手前に位置するすさみ町。その「日本童謡の園」にあるのが『すさみ海立エビとカニの水族館』です。

その名の通り、すさみ町の沖合で捕獲したエビ・カニや、すさみ町内で生息する淡水のエビ・カニなどを中心に甲殻類の専門的な展示をする水族館で、平成11年に開催された「ジャパンエキスポ 南紀熊野体験博 リゾートピア和歌山’99」に合わせてオープン!規模は小さいながらも季節に応じた内容の企画展示がかなりユニークで、メディアでも度々話題になるなどファンの多い水族館でもあるのです。

小物から大物まで!

小物から大物まで!

写真:bow

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日本一小さな水族館と言っても過言ではない「エビとカニの水族館」で展示されている甲殻類は、ヤドカリサイズの小さなものから世界最大級のタカアシガニサイズの巨大なものまで、かなり盛りだくさん!生きた化石と呼ばれるカブトガニや、一時”絶食”で話題となったダイオウグソクムシなどもいます。

また、生体展示以外の展示もなかなか凝ったものが多く、普通に勉強になる内容ばかり。他にもタッチプールもあり、お子様連れでも楽しめるエリアがしっかりと確保されています。小さいからと言って手抜きはなく、展示は全て本格的なのです。

エビカニだけ・・・じゃなかった!

エビカニだけ・・・じゃなかった!

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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「エビカニばかりの水族館だと思ったら
ウミガメがいた」

実はここ、「エビとカニの水族館」であるにもかかわらず、かなり立派なアオウミガメがいるのです。甲殻類のみならず、カメの飼育もするとは!などと油断をしていると・・・。

意外!それはゴマフアザラシッ!

なんと、「エビとカニの水族館」なのにゴマフアザラシまでいるじゃないですか!しかも建物から出て裏手に行かないと見られない!気付かず帰っちゃう人いるんじゃないです!?実は、このウミガメやゴマフアザラシが「エビとカニの水族館」にいるのには理由があったのです。

町立水族館から”海立”水族館へ・・・。

町立水族館から”海立”水族館へ・・・。

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この「エビとカニの水族館」、もともとはすさみ町立の文化施設でした。しかし、平成23年度を以て町からの運営委託が打ち切られて民間の施設に。一時は閉館も考えられたものの、多くのファンの声もあり自主運営に至ったそうです。「すさみ海立」という謎のネーミングは「すさみ町立」ではなくなったものの、すさみの海で育まれた水族館だからということであえて付けられているのだそう。

町立の頃は入館料が無料であったのですが、やむなく今は入館料(大人300円)を徴収し運営を続けています。しかし、年間で約3万人という来客数では運営が厳しく、それ故に自称『日本一貧乏な水族館』と名乗っているのです。

その『日本一貧乏な水族館』が運営を続けて行く為に、いわば”副業”として日本全国で行われている”移動水族館”をプロデュースしているのです。そして、その移動水族館の目玉としてゴマフアザラシをわざわざ購入して飼育しているんだそうです。実はアザラシ以外にも動物がいるそうですが・・・。そんな”移動水族館”で得た利益は「エビとカニの水族館」の運営に生かされています。

小さな水族館をサポートしよう!

小さな水族館をサポートしよう!

写真:bow

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また「エビとカニの水族館」では、水族館内の水槽にサポーター制度が設けられていて、半年間一口5000円で誰でも好きな水槽のサポーターになれるのです!サポーターになった水槽の上には名前も飾られ、ちょっとした仮親気分を味わえます。気になったエビカニがいたらぜひサポーターになってみましょう!このサポーターには各界の著名人も名を連ね、「エビとカニの水族館」を応援しています。

そんなアイデア溢れる水族館の館長は、過去に三重県の「鳥羽水族館」でジュゴンの飼育担当をされていた森さん。森館長は日本のジュゴン飼育のパイオニアとも呼ばれる人物で、ユニークな人柄でも知られ、あの”さかなクン”も先生と慕う程の人物。「エビとカニの水族館」の中にはさかなクンが描いた絵が沢山飾られています。

バイパス延伸により移転オープンが決定!

ちなみに「エビとカニの水族館」は2015年秋までに、延伸するバイパスに合わせて新設される道の駅の敷地内へ移転することが決定!リニューアル後は、水槽・展示数ともに今の倍の規模になるんだそう!苦難を乗り越えて「日本一貧乏な水族館」は新たな一歩を踏み出そうとしています。これには今まで応援してきたファンも嬉しいの一言!今からとても楽しみな移転リニューアルです!

とにかく、日本にこれほど”作り手の楽しさが伝わる水族館”は他にないと断言してもいいでしょう。小さいながらも魅力溢れる「エビとカニの水族館」は一度行けばその不思議な魅力にハマること間違いナシです!

■すさみ海立エビとカニの水族館
TEL:(0739)58-8007
開館時間:9:00〜17:00
入館料金:大人(中学生以上)300円
      子供(小学生以下)200円​
     3歳未満      無料

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/29 訪問

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