温泉ファンに絶大な人気を誇る名湯、湯川内温泉「かじか荘」

温泉ファンに絶大な人気を誇る名湯、湯川内温泉「かじか荘」

更新日:2013/01/18 11:55

六三四のプロフィール写真 六三四 温泉ソムリエ師範、温泉フリーライター
鹿児島県の北西部、熊本県との県境に位置する出水市。
古くからの温泉として知られているものに「白木川内温泉」と「湯川内温泉」があります。
今回は鹿児島県内外の温泉ファンに絶大な支持を得ている「湯川内温泉」のご紹介です。

薩摩藩第一級の関所『野間之関外の湯』

薩摩藩第一級の関所『野間之関外の湯』

写真:六三四

地図を見る

出水市には藩政時代、薩摩藩第一級の関所と呼ばれた番所『野間之関』が置かれていました。現在もその関所跡は保存されており、出水市の指定文化財に指定されています。

この『野間之関』にゆかりのある温泉が「湯川内温泉」。
江戸時代、寛政年間のころ作られた温泉番付『諸国温泉功能鑑』に薩摩『関外ノ湯』という記載があり、これが「湯川内温泉」を示すものだと言われています。温泉発見の歴史はさらに古く宝暦5年(1755年)とされ古くから名湯の誉れ高い温泉であった事が伺えます。

タイムスリップしたかのような山間の一軒宿

タイムスリップしたかのような山間の一軒宿

写真:六三四

地図を見る

出水市中心部から南に車で20分ほどの山間の一軒宿。長く続く細い山道を進むあたりから秘湯的な雰囲気をイメージさせ期待が膨らんできます。

タイムスリップしたかのような瓦葺木造2階建ての宿。ひっそりとたたずむその姿にどこか風格さえも感じます。

鄙び具合がたまらない「湯川内温泉」

鄙び具合がたまらない「湯川内温泉」

写真:六三四

地図を見る

敷地内には宿泊棟と「湯川内温泉」の温泉神社、そしての2つの浴舎が設けられてあります。写真の奥にある建物が『上の湯』と名付けられた男女別浴舎。苔の生えた湯気抜きの小屋根が印象的です。

源泉をそのまま利用した温泉ファン垂涎の温泉です。

これぞ鹿児島を代表する名湯

これぞ鹿児島を代表する名湯

写真:六三四

地図を見る

浴室に入るとまず驚くのが湯の美しさ。
無色透明と言ってしまえばそれまでなのですがこの透明感に心奪われます。

木枠の浴槽底には大きな岩と砂利石が敷かれた足元湧出型の温泉。
気泡の浮き上がってくる様に時間を忘れてしまう事もしばしば・・・。

泉温が38℃〜39℃と低いため、ゆっくり、じっくりピュアな温泉を堪能できます。
ココの温泉に入るために車で1時間以上かけてやってくる常連さんもいらっしゃるそうです。

湯川内温泉「かじか荘」

湯川内温泉「かじか荘」

写真:六三四

地図を見る

とにかく入ってもらいたい温泉です!
鹿児島本土の単純温泉では個人的にNo1だと感じています。こんな温泉が自宅そばにあれば毎日通うのに・・・(笑)
疲れがたまってゆっくり温泉に入りたいと思っている方!オススメですよ〜。


【温泉名】湯川内温泉
【施設名】かじか荘
【住 所】鹿児島県出水市武本2060
【電 話】0996-62-1535
【泉 質】単純温泉
【適応症】神経痛,筋肉痛,関節痛など
【立寄湯】07時〜21時 ¥300

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/11 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -