写真:猫乃 みいこ
地図を見る紋別港近くにある「出塚水産」は、昭和5年創業の紋別の老舗かまぼこ店。原料から製造方法まで、こだわりを持ち続けています。
原料は、オホーツク海紋別港で水揚げされたスケソウダラや、アラスカ産の最高級のタラすり身を使用。野菜は、市場から直送し、自社工場で下処理から加工まで手掛けます。かまぼこに使用する「でんぷん」は、100%十勝産。
本店には工場が併設され、工場見学や実演など、見て・知って・選んで・食べて・楽しめる、充実の施設として人気です。では、店舗に入ってみましょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る店舗に入ったら、まずは中2階の工場を上から見ることができる「オホーツク回廊」から見学しましょう。工場で製造されるかまぼこが、どんな工程を経て作られているのかを理解してから、買い物や食事をするのがお薦めです。
工場では、魚のすり身を石臼ですり、ホタテ型などで形成し、揚げ・蒸し・焼きなどの工程を経て、冷却し梱包するまでの仕事ぶりを自由に見ることができますよ。
解説してくれる方は特にいませんが、写真のように、かまぼこができるまでの説明パネルがありますので、作業がどの工程なのかが理解しやすくなっています。
オホーツク回廊には、流氷とアザラシのオブジェとの写真撮影コーナーや、地元写真家の方の紋別風景写真館なども設けられていて、紋別にしっかりと根を張る企業であることがわかります。
工場では、NASAが開発した製造管理システムHACCPに対応し、安心・安全なシステムを活用すると同時に、昔ながらの手作り手法を融合させた独自の製造法で伝統のかまぼこが作られています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るかまぼこがどんな工程で作られるのかを理解したら、1階の売店・実演コーナーに降りましょう。
試食コーナーでは、その日に工場で作られた作り立てのかまぼこが味わえるので、でき立てのおいしさを確かめてみてくださいね。
実演コーナーでは、かまぼこをその場で揚げてくれますので、冷蔵庫の10種類ほどのかまぼこから食べたいかまぼこをトレーに選んで会計します。
形や味がそれぞれ違うので迷ってしまいますが、4つのかまぼこをチョイス!
トング上から時計回りで、一番人気のカニマヨボール 270円、ほたほた揚げ 378円、タコボール 54円、カニボール 54円、合計756円(税込)。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る会計を済ませたら、通常のレシートと一緒に受付番号が書かれたレシートを受け取ります。揚げる様子が見えるのですが、写真のようにフライヤーの中には、他の人のかまぼこもどんどん一緒に入れて揚げています。一緒に揚げて、わかるのかな〜と心配になりますが、ご安心あれ!
揚げる店員さんは、どれが誰のかまぼこか間違えないように、メモに「ま・ほ・た・か」などと書いています。なるほど、商品の区別を店員さん独自のやり方でしているのですね。
ほどなく、受付番号が呼ばれますが、さすがお見事!間違いなくそれぞれの皿に、それぞれのかまぼこが盛り付けられています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る揚げたてかまぼこを持って、2階の無料休憩エリア(Bay Salon)に向かいましょう。
無料休憩エリアは、窓際にカウンター席、内側にはテーブルと椅子があり、お茶・コーヒーが自由に飲めるドリンクサービスがあります。
特等席は、何といってもカウンター席!紋別港からオホーツクが一望できるので、眺望が抜群です。双眼鏡が用意されているので、海の向こうまで見ることができますよ。
揚げたてかまぼこは、格別なお味!紋別でしか味わえない熱々のおいしさを楽しんでくださいね。
無料休憩エリアの一角には、かまぼこ作りの体験工房があり、2日前までの予約でかまぼこ作りが体験できますので時間があったらトライしてみてくださいね。
【かまぼこ作り体験工房】
・2日前までに要予約
・開始時間 10:00 14:00
・体験時間 約90分
・定員 8名
・参加料 大人600円 中学生以下400円
かまぼこの製造工場・店舗・体験コーナー・見学エリア・実演コーナーが一つになった、魅力ある「出塚水産」。オホーツク紋別に行ったら、是非訪れたい場所です。
カニやホタテなど、オホーツクが育んだ最高の食材のおいしさをかまぼこに閉じ込めた、紋別の伝統の味を堪能してくださいね。
【出塚水産株式会社】
・住所 北海道紋別市港町5丁目3番23号
・電話 0158-23-2012
・営業時間 8:30〜18:30
8:30〜18:00(日・祝・1月〜3月)
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(2024/10/16更新)
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