今回ご紹介する「やちむん土炎房」は、赤瓦が素敵な沖縄の伝統的木造家屋になっています。久米島を一望できる高台に佇み、久米島の町並みはもちろん、遠くには慶良間諸島、奥武島(おうじま)、はての浜、イーフビーチを眺めることができます。
沖縄の雰囲気抜群の建物と、こんな気持ちがいい場所でシーサーを作る事ができるなんて、創作意欲が湧いてきますね!
ちなみに、写真の真ん中辺り、東シナ海の中に突然浮かんだように白く見えているが「はての浜」です。真っ白な砂浜だけでできており、その砂浜を取り囲むのは、360度キラキラ輝いた眩しいブルーの海のみ!久米島に来たら、絶対に訪れて欲しい絶景スポットなんですよ。
そして、この高台から望める「イーフビーチ」と「奥武島」も、これまたはずせない久米島のオススメスポット!まずは、この2つのスポットについて、これから簡単にご紹介していきますね。
※前回「はての浜」の記事を載せています。詳しくは、下記MEMO欄の「360度が青い海と真っ白なビーチだけの島!久米島「はての浜」へ」をご覧下さい。
久米島に来たらイーフビーチははずせません!
久米島の東部にある、この島を代表する天然ビーチで、きめ細かな真っ白い砂浜が約2kmも続きます。波も比較的穏やかで、干潮になれば沖まで歩いて行ける遠浅なビーチ。周辺にはホテル等の施設、パラソル等のレンタルもあるので、海水浴場として最適な場所です。
日本の渚100選にも選ばれています。日本の渚100選とは、「海の日」が国民の祝日として制定された事を記念して、1996年に選定されたものです。
続いて、、、
写真の真ん中奥に見えるのが、奥武島(おうじま)です。
久米島本島から、海中道路を渡って奥武島に移動します。車でも徒歩でも渡る事ができる島です。
亀の甲羅に似た不思議な形の岩が「畳石」です。実際に「畳石」に近づくと、写真で見るよりかなり大きいのでびっくりします。昔、溶岩がゆっくり冷えて岩石になる時に、規則的に六角形や五角形に割れ目ができて、このような光景ができたのだそうです。この場所は、ビーチが美しいことでも有名ですが、「畳石」を楽しむには、はっきりと「形」が現れる干潮の時がオススメです。
「畳石」は、日本の地質100選に選ばれ、沖縄県の天然記念物にも指定されるなど、貴重なモノなんですよ。
日本の地質100選とは、日本全体から地質現象のよくわかるところを選出し、そのユニークさを顕彰し、広く知ってもらうために2007年(83件)と2009年(37件)に選定されたものです。
※現在120件登録有。「畳石」は2007年に選定。
また、すぐ近くには、「バーデハウス久米島」と「ウミガメ館」があります。
「バーデハウス久米島」は、久米島沖612mの深海から取水された海洋深層水100%を用いた、健康増進&元気促進のスパ施設。「ウミガメ館」は、世界的に絶滅の危機にさらされている生きたウミガメを見たり、生態を学ぶことができる施設です。奥武島に来たら、どちらも立ち寄ってみたい施設です。
実は、奥武島は、久米島だけではなく、同じ沖縄県の沖縄本島や座間味島にも、同じ名前の島があります。下調べする場合は、間違えないように気をつけて下さいね。
■バーデハウス久米島
住 所:沖縄県島尻郡久米島町字奥武170−1
TEL:098−985−8600
営業時間:10時〜21時(最終入館20時)
年中無休
■ウミガメ館
住 所:沖縄県島尻郡久米島町字奥武170
TEL:098−985−7513
定休日:火曜日(GW等、開館する場合有))
開館時間:9時〜17時(入館は16時半迄)
料 金:大人300円、小・中・高校生200円
では本題のシーサー作りに戻りましょう。
工房までついたら、先程ご紹介してきた高台からの眺望を楽しみつつ、早速シーサー作り開始です。工房は大きく窓がとられていますので、風通しがよく、こちらからも外の景色を楽しめますよ。
創作苦手だし、シーサーなんて作れるかな?と心配になりますが、工房のご主人・宇江城さんが丁寧に教えて下さいますので大丈夫です。最初は土台から作って・・・と、基本の作り方がしっかりありますので、どんどんシーサーらしい風貌になっていくのです。あとは、自分自身の感性でオリジナリティ溢れるシーサーに仕上げていきます。
本当は皆さんにお見せできるような代物ではありませんが(笑)、お恥ずかしながら、こんな感じでシーサーを作りました。左側が私、右側が友人が作ったシーサーです。
私は、片目をウィンクさせてみたり、牙を友人よりも多くしました。友人は、舌も牙も大きく迫力ある感じに仕上がりました。同じように教えてもらっても、ちょっとした部分に個性がでていませんか?十人十色、自由な発想でいろいろなシーサーが作れます。自分が満足できるようなシーサーを作ってみて下さい♪
一から素手で作っていき、模様や表情は道具を使用して仕上げていきます。土いじりって、童心に返るようで楽しいですよ。
完成したシーサーは、残念ながらこのままお持ち帰りできません。陶器のように窯で焼かれたものが、約1ヶ月程で送られてきますので、しばしのお別れです(笑)
ちなみに、宇江城さんは、久米島空港の出口で、最初に私達を出迎えてくれる大きなシーサーを作った方です。久米島の素材にこだわって作成された「やちむん」が数多くあり、ギャラリーとして展示もしています。ちなみに、「やちむん」とは、沖縄で「焼物」の事を指します。
ちょっと忘れていた頃にシーサーが届きます。サプライズのような感じで、これもまたうれしいものです。
こちらが完成品です!前の写真と比べるとずいぶん色が濃くなっていますね。ちなみに大きさは約10cm位、ひと回り位小さくなった気がします。
現地で作成した直後は友人のものと同じような色をしていましたが、届いた完成品は友人とは全く異なる色となりました。細かい土質や窯の環境等により、きっと変わってくるのでしょうね。皆さんも、どんな完成品が届くのか楽しみにして下さいね。
実は、シーサーと一緒に飾っている貝殻達も、ほとんどが久米島で集めたものです。久米島は、「球美島(くみじま)」とも呼ばれ、昔から琉球の美しい島として親しまれていました。この自然豊かで癒しの空気が流れている久米島は、沖縄本島より飛行機で35分と気軽に行ける離島です。少し足を延ばして、きれいな景色を眺めながら、思い出に残るシーサー作りはいかがでしょうか?
この記事を書いていたら、対になるよう、もう1体のシーサーを作りに久米島に行きたくなりました。季節や天候問わずにシーサー作りを体験できるのがいいですね。きっと、楽シーサー♪
■やちむん土炎房
住所:沖縄県島尻郡久米島町字山城790−7
電話:098−985−7457
営業時間:9時〜夜
定休日:不定休
※詳しい営業時間や定休日は直接ご確認下さい。
※シーサー以外にも、お皿等も作成できるようです。
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(2023/12/6更新)
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