ドラマ「花子とアン」のロケ地、熱海の起雲閣はロマンが溢れる名邸!

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ドラマ「花子とアン」のロケ地、熱海の起雲閣はロマンが溢れる名邸!

ドラマ「花子とアン」のロケ地、熱海の起雲閣はロマンが溢れる名邸!

更新日:2015/01/15 10:40

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー

熱海というと温泉や海水浴・花火大会のイメージですが、熱海駅からほど近いところに、時が止まったかのような、ロマンが溢れる名邸「起雲閣」があります。日本の著名な文豪たちにも愛された優美で気品あふれる邸内をご案内しましょう。

堂々たる薬医門

堂々たる薬医門

写真:結月 ここあ

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大正から昭和の名だたる富豪、海運王の内田信也氏や、鉄道王の根津嘉一郎氏によって、1919年に別荘として築かれた起雲閣は、非公開の岩崎別荘と、今はなき住友別荘と並んで、熱海の三大別荘と呼ばれていましたが、現在見学ができるのはここだけです。

2014年に放送されたNHKの朝ドラ「花子とアン」では、九州の石炭王である嘉納伝助の屋敷として使われたのは、記憶に新しいところです。

鎌倉時代末期から、室町時代初期の屋敷などに見られる薬医門(やくいもん)をくぐって、見学者玄関へと向かいます。

美しいサンルーム

美しいサンルーム

写真:結月 ここあ

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「玉姫の間」に併設されたサンルームは、一面の窓と天井の美しいステンドグラスが印象的で、照明器具の繊細な美しさにも目を奪われます。
たくさんの日光を取り入れるために、天井も屋根もガラスで葺かれているそうです。

床に目を落とせば、カラフルなモザイクタイルが敷き詰められていて、これは陶芸家でもあり、日本の建築にも多くの作品を残している池田泰山氏の作品のひとつ。

床の間的な装飾

床の間的な装飾

写真:結月 ここあ

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こちらは、1932年に建てられた洋館で、「玉渓(ぎょくけい)」と名前が付けられた部屋。
ヨーロッパの山荘風の造りになっていますが、暖炉の覆いにはサンスクリット語の飾りがあると思えば、入口の天井には茶室のように竹が用いられています。暖炉脇左の太い円柱は、古い寺または神社の柱か、江戸時代の帆船の帆柱ともいわれており、この柱と暖炉は日本建築で見られる床の間と床柱のようにも見えて、独特な雰囲気を醸し出しています。

先ほどのサンルームのステンドグラスも、こちらの部屋のものも国産初のステンドグラスを製造した宇野澤辰雄氏の作品です。国会議事堂にある素晴らしいステンドグラスも同じ宇野澤氏の作品です。

多くの文豪にも愛された宿

多くの文豪にも愛された宿

写真:結月 ここあ

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1947年には、大正〜昭和の政治家でもあり実業家であった桜井兵五郎氏の手に渡り、旅館として生まれ変わり熱海を代表する宿として多くの宿泊者を迎えました。
三島由紀夫・志賀直哉・太宰治・ 尾崎紅葉など日本を代表する多くの文豪にも愛されました。
こちらは「金色夜叉」で有名な尾崎紅葉の間で、「暗しとは柳にうきなあさみどり」と紅葉の句がガラス戸に刻み込まれています。
どの部屋からも、一千坪の美しい庭園を眺めることができます。
四季折々の花々も美しく、初春からは梅や、河津桜より早いあたみ桜も咲き始めます。

甘美な雰囲気のローマ風浴室

甘美な雰囲気のローマ風浴室

写真:結月 ここあ

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1929年に建てられた洋館「金剛」には、ローマ風浴室があります。ステンドグラスの窓やテラコッタ製の湯出口などは、建築当時のままです。
この甘美な浴室では、「雪夫人絵図」という映画の撮影にも使われたそうです。

起雲閣は、広い庭園を囲むように建物が建っていて、一周周ると玄関へと戻ります。
時間があれば庭園内を散策して、歩き疲れたら玄関脇の喫茶室「やすらぎ」のゆったりとしたソファーで美味しいコーヒーを頂くことができますよ。

起雲閣へは、熱海駅からは徒歩20分ほど、バス便も多くあります。詳しくは下記メモからHPをご覧くださいね。

起雲閣

日本家屋の美しさや、世界各地の装飾や様式を融合させた独特な建築物で、思いのほか見応えがあります。大正・昭和のロマンが溢れる起雲閣を熱海観光の一つにされてはいかがですか。
1月になれば、梅やあたみ桜も咲いてひと足早く春も感じることもできますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/20 訪問

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