この地は「鯛生」(たいお)と読む変わった地名ですが、その由来はこの地元に伝わる伝説から来ています。
800年ほど前、この地の豪族の縁談の際にお土産として持ってきたオスとメスの二匹の鯛が突然躍り上がり、石の上にしっかりと向き合った状態でくっついたため「鯛が生まれ変わった石」ということで”鯛生石”と呼ばれ、この地の「鯛生」という名前の由来となりました。
その伝説通りの金の鯛生石が作られており、鯛は非常にあがめられています。
また、それから1894年に偶然見つけた石をきっかけでこの地に良質な金山があることがわかりました。不思議な石にまつわる伝説が残る地ともいえます。
日本最大の金山として名高い佐渡金山がありますが、一時期は鯛生金山の方が金の採掘量で佐渡金山を上回っていたこともあり、双璧をなす金山といえます。
坑道のところどころには、人形がおいてあり当時の労働状況を感じることができます。中でも巨大な重機の存在感には圧倒されます!
この道の駅鯛生金山では、金山らしく砂金掘り体験ができます!スタッフの方が懇切丁寧に砂金堀りの方法やコツをレクチャーしてくれるので、初心者の方も安心です。
砂金というのはまさしく”砂”の粒で非常に小さいのですが、とても美しく、自分でとった砂金の美しさはより格別です!ぜひ、挑戦してみてください!
2002年日韓FIFAワールドカップの際、道の駅鯛生金山そばにある鯛生スポーツセンターをカメルーン代表選手がキャンプ地として利用し話題になりました。
メディアにも多く取り上げられたので、「中津江村」という村の名前を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
ワールドカップ後の現在でもカメルーン代表選手との交流は続いており、この道の駅鯛生金山ではカメルーン代表選手の貴重なユニフォームやスパイクの展示、さらにはカメルーン代表選手の等身大パネルなど、コアなサッカーファンにはたまらないスポットになっています!
さらには、カメルーンの国旗をイメージしてつくられたカメルーンソフトクリームや、カメルーン弁当がいただけます。
道の駅鯛生金山は金山探検や砂金掘り、カメルーン観光などひとつの道の駅ながらバラエティに富んだ楽しみがあります。砂金掘り世界選手権などこまめにイベントを行っているので、ホームページをチェックして行ってみてはいかがでしょうか?
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