その年の天候に左右されますが、冬の袋田の滝は、水流が岩壁で凍って、氷瀑という現象を見ることができます。
完全に凍ると、クライマーが滝を上る姿が見られることも。
長いトンネルの先にある、第一観瀑台からは、水しぶきが飛んでくるほど、ダイナミックな滝の姿を見ることができます。
ダイナミックなのは、水の流れだけではありません。ゴツゴツした岩肌、これはなんと1500万年前の海中で噴火した火山のなごりなのです。
噴出したマグマが冷たい海水に触れてかたまり、今のような地形になったのだそうです。
袋田の滝は、この地を形成した歴史からして、大迫力ですね。
2013年から始まったイルミネーション「大子来人(ダイゴライト)」は、11月から2月半ばまで期間限定のイベントです。
観瀑トンネル内部、袋田の滝、JR常陸大子駅や道の駅奥久慈だいごなどでも行われています。
276mあるトンネルは、特別な世界へつながっているような、不思議な穏やかさがあります。
力強く、大迫力なことだけが、袋田の滝ではありません。
大子来人では袋田の滝全体がライトアップされています。
光と音が、袋田の自然と絶妙に溶け合います。
日中は、四季折々に大きなスケールで繊細に姿を変える滝ですが、イルミネーションをまとって、時間を感じさせない、新しい魅力を発見できるでしょう。
袋田の滝、11月から4月までの営業時間は9:00〜17:00、5月から10月までは8:00〜18:00です。
袋田の滝は人気の観光スポットですから、時間を問わずたくさんの人が訪れます。
たくさんの人がいると、ゆっくり滝を眺めたり、写真を撮るのが難しいことがありますよね。
ところが、この滝は時間外でも第一観瀑台まで行くことができるのです。
朝食前、人気の少ない時間に行って、誰もいない観瀑台で、袋田の滝の迫力を独り占めしてしまいましょう!
余力があれば、ぜひ訪れたいのが生瀬の滝。
袋田の滝の上流に位置します。袋田に比べたら落差15mとスケールが小さく、川の流れも穏やかです。この流れが袋田の瀑流になると思うと、感慨深いですね。
生瀬の滝へは、急な階段を約500段あがる必要があります。片道20分ほどで行くことができますが、冬は道や階段が凍っている日もあり、体力にも時間にも余裕がある時にどうぞ。
もっと余裕があれば、袋田を形成する自然の歴史を十分に感じられる、月居山のハイキングもおススメです。
寒い滝観光の後は、袋田温泉や軍鶏鍋で温まるというのもいいですね。
袋田の滝へは車で、またはJR袋田駅から徒歩30分。バスもあります。
土日祝日なら、JR常陸大子駅から、かわいいSLの形をした無料バスも出ています。
汽笛や走行音まで再現されていて、一見の価値ありですよ!
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