冬は無料送迎サービスも!奥鬼怒温泉郷「加仁湯」の雪見風呂

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冬は無料送迎サービスも!奥鬼怒温泉郷「加仁湯」の雪見風呂

冬は無料送迎サービスも!奥鬼怒温泉郷「加仁湯」の雪見風呂

更新日:2015/01/15 10:34

フジイ サナエのプロフィール写真 フジイ サナエ 温泉ブロガー

冬といえば雪見の露天風呂。都会の喧騒を離れ、秘湯の宿でゆったり露天風呂に浸かりながら雪景色を眺めるなんて憧れますよね。
しかし問題は宿までのアクセス。積雪した山道を自力で運転して、山奥の温泉まで辿り着く自信はありますか?

そこで今回は冬季限定の無料送迎プランがある、奥鬼怒温泉加仁湯のご紹介です。

鬼怒川温泉のさらに奥、秘湯の一軒宿・加仁湯

鬼怒川温泉のさらに奥、秘湯の一軒宿・加仁湯

写真:フジイ サナエ

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加仁湯は、鬼怒川温泉から20キロほど山間部に入った場所にある一軒宿で、テレビの旅番組などでもしばしば紹介される人気旅館です。加仁湯の近隣には同じく一軒宿の八丁の湯・日光沢温泉・手白澤温泉などがあり、それらをひっくるめて奥鬼怒温泉郷とも呼ばれています。

加仁湯には、

・5種類の源泉
・3種類の混浴露天風呂
・1種類の男女別内湯
・3種類の貸し切り風呂
・2種類の男女別露天風呂

などがありますが、ほとんどの泉質がにごり湯なので、混浴初心者にも入りやすい温泉となっています。

駅から無料送迎がある宿はそれほど珍しくはありませんが、加仁湯の送迎バスは最寄り駅の鬼怒川温泉駅より10キロほど東京寄りの、東武線の下今市駅前から発着しています。もし送迎バスが無ければ、東武鬼怒川線で鬼怒川温泉駅まで行き、そこからさらに路線バスに乗り換えて加仁湯の最寄りのバス停である女夫渕まで自力で辿り着かなければなりませんが、その場合、バスの運賃だけでも片道1,540円(2015年1月現在)。

送迎バスを利用すれば、楽ちんな上に往復3,000円以上の交通費がタダ!これは利用しない手はありません。

アクセスの不便さからは想像できない文明的な加仁湯の館内

アクセスの不便さからは想像できない文明的な加仁湯の館内

写真:フジイ サナエ

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加仁湯の周辺の道は狭く荒れているため、宿の送迎バス以外の車両は女夫渕までしか通行することができません。マイカーや路線バスでお越しの場合でも、下今市からの送迎バスとは別に女夫渕から約1時間おきで運行している送迎バスがあるので、それに乗り換える必要があります。でなければ歩き。女夫渕から宿までは、送迎バスで20分ほどです。

加仁湯の建物は、正面から見たイメージからは想像も出来ないほど奥行きがあり、玄関のある建物は旧館の本館、そしてその奥に新館の積善館が続いてます。

エントランスロビーの売店はちょっとしたグランドホテル並の規模で、土産物の他にカップラーメンやスナック菓子なども充実。館内はdocomoの3G回線が利用でき、SNSで「加仁湯なう」も可能です。「秘湯の宿には憧れるけど、不便なのはイヤ!」という我儘な現代人にはうってつけの宿と言えるでしょう。

館内はエレベーター完備ですが、お風呂があるのは奥の積善館の方なので、宿泊する場合は積善館の部屋を取った方が、お風呂に行くのに館内をウロウロせずに済みます。

意外と見えそうで見えない加仁湯の混浴露天風呂

意外と見えそうで見えない加仁湯の混浴露天風呂

写真:フジイ サナエ

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加仁湯の露天風呂で、最も大きく景観がいいのが、混浴の第三露天風呂。

露天風呂の外には川が流れ、運が良ければ対岸にサルやシカなどの野生動物の姿を発見できることもあります。

一見女性には敷居が高そうに感じますが、実際入ってみると女性用の脱衣所から露天風呂へのアプローチは、湯船からはほとんど見えないように工夫されており、にごり湯なので一旦温泉に浸かってしまえば、タオル巻きや湯浴み着無しでも周りから裸を見られることはありません。

加仁湯の混浴は入りやすさから、他所よりも女性客が多いのが特徴です。「混浴なんて絶対イヤ!」という彼女も、案外すんなり入ってくれるかもしれませんよ。

「混浴はちょっと…」という方におすすめロマンの湯

「混浴はちょっと…」という方におすすめロマンの湯

写真:フジイ サナエ

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どうしても混浴には抵抗がある方には、家族風呂の他にロマンの湯もおすすめです。

4つ並んだ小さな湯船が、それぞれ板塀で目隠しされています。右端の樽風呂のお湯だけが、にごり湯が大半の加仁湯の源泉で唯一硫黄を含まない透明なお湯となっています。

ワイルド過ぎる談話室でくつろぎのひととき

ワイルド過ぎる談話室でくつろぎのひととき

写真:フジイ サナエ

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ロビー脇の談話室には囲炉裏があり、シカやクマなどの剥製の他、山奥で暮らすために必要だった昔の生活用品なんかが展示されていて、ちょっとした民俗資料館みたいになっています。

奥鬼怒温泉郷は平家の落人伝説が残る土地で、かつては人目を忍びこれらの野生動物を捕まえたりしながら細々と生活していたのでしょう。

ちなみに、夕飯にはクマの刺し身なる謎のメニューが別途注文出来ます。凍らせた脂身の塊をスライスしたような、正直「おいしい!」という感じの食べ物ではないのですが、不思議な食感の珍味なので話の種に食べてみてもいいかもしれません。

雪見風呂送迎プランの注意点

下今市駅からの送迎バスは加仁湯のホームページにて事前予約が必要です。また、下今市からの便の利用は冬季の宿泊客限定となりますので、日帰り入浴の場合や冬場以外のシーズンには女夫渕までは自力です。

下今市からの送迎バスは一日一便だけなので、乗り遅れないように早めに到着しておきたいところ、下今市の駅前には時間が潰せそうな場所がほとんどありません。
加仁湯のHPには、送迎バスのスタート地点として【長久温泉】なる温泉の名前が記載されていますが、これはかつて下今市の駅の近くにあった加仁湯が経営する日帰り温泉施設です。しかし残念ながら、現在は休業中。

下今市に早く着きすぎてしまったら、駅前で缶ジュースでも飲みながらどうにかして時間を潰して下さい。

なお、雪見風呂の送迎バスは往路は下今市駅からの乗車のみですが、帰りは鬼怒川温泉での下車も可能なので、帰りに鬼怒川温泉で遊んで帰るなり、様々な使い道がありますね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/01/07−2012/01/08 訪問

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