写真:Hiroko M
地図を見るマラケシュのフナ広場周辺にあるスークは、観光客にとって最も便利なショッピング界隈。カラフルで涼しげな茶器や、バブーシュ(スリッパ)、細かい刺繍が施されたバスケットに、魅惑的な光を放つモロッコ・ランプ等が、迷路のように入り組んだスークに所狭しにディスプレイされており、思わず引き込まれてしまうようなお店ばかり。しかしどの商品にも値札は付いていません。そう、モロッコのスークでは商品の値段は、「交渉」で決まるのです。値段を提示されたら、こちらの希望値段を伝え、徐々に折り合って行く工程は、スークで買い物をする醍醐味でもあります。でも、値切るにしても、「相場」を知らないと、交渉しづらいですよね。そこで、まずはモロッコ政府公認のEnsemble Artisanal(伝統工芸館)で大体の相場をチェックしましょう。フナ広場から歩いて10分程の場所にあります。
写真:Hiroko M
地図を見るさて、工芸館で相場の予習を済ませたら、いざスークへ。スークの多くのお店で、壁一面にカラフルなスリッパが売られています。このスリッパの正体は、モロッコ雑貨の代名詞とも言える「バブーシュ」。柔らかい革やフェルトで出来たバブーシュは、色もデザインも豊富。クシャっと折り畳むことも出来るので、かさ張らずにお土産にも最適。裏地がスウェード革で出来た室内履きは、80ディルハム程度(約1000円)、裏が厚いレザーで出来た内外兼用履きは120ディルハム程度(約1500円)が相場でしょう。どのお店も、似たようなデザインのものが置いてありますが、中でも品揃えが良いお店、店員との相性含め、雰囲気の良いお店をまずは探しましょう。一店でまとめ買いをした方が、ディスカウントが利きます。
値段交渉の際、最初に相場の10倍の額を言われても、それはあくまでも交渉のスタート値。そこから徐々に自分の予算に近づけていきましょう。最後までどうしても値段が下がらなそうならば、お店を立ち去ってもOK。商売っ気のあるモロッコ人は、追いかけて来て再値下げを提案してくれるかも知れません!
写真:Hiroko M
地図を見るスークで、バブーシュ屋と同じくらいたくさんあるのが、バスケット屋。大小様々なサイズのバスケットバッグに、鮮やかな毛糸の刺繍や、スパンコールが散りばめられており、夏のファッションのワンポイントになること間違いなし!バッグ以外にも、バスケット素材のランチョンマットやインテリア用の籠もありますよ。どの商品も、びっくりするぐらい小さく畳めるので、小さいスーツケースにも難なくフィットします。
スークの他の商品同様、こちらも定価はありません。お店と商品を定めたら、値段交渉開始!店員との会話を楽しみながら目標額まで値切れたら最高ですね。
写真:Hiroko M
地図を見るこちらはカワイイ系の雑貨から一転して、モロッコのエキゾチックなテイストのランプたち。ホテル、リヤド、レストラン等、あらゆる空間で見かけるモロッコ・ランプは、殺風景なお部屋も一気にミステリアスで個性的な雰囲気に変えてくれる、優秀なインテリア・アイテム。大きさは、野球ボール大ぐらいの卓上のものから、両手で持ちきれない程の立派なものまで、様々。デザイン・形も、既存のインテリアを邪魔しないシンプルなものから、それだけでお部屋の主役になれるような主張の強いものまで、色々。日本では手に入らない素敵なランプを思い切ってマラケシュでゲットしてみてはいかがでしょうか。
スークでは、「値段交渉」が正に観光アクティビティ。普段、値切るのが苦手という方も、フレンドリーなモロッコ人が相手ならきっと大丈夫!ちなみに、マラケシュのスークは、映画「Sex and the City 2」のロケ地に使われた場所。キャリーになったつもりで、雑貨天国に迷い込んでみましょう!
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(2024/9/9更新)
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